もっとも、感想と言っても、一口サイズの新聞用コメントとは違う。それに、STAP論文についての感想とも違う。「会見」という枠組みから、私が感じ取った雑多でまとまりのない感慨のようなものだ。 なので、鵜呑みにはしないほうが良いと思う。というのも、これから私が書くテキストは、テーブルに供される完成品のメニューであるよりは、むしろ吐瀉物に近い何かかもしれないからだ。 会見の冒頭で、私が最初に感じ取ったのは、小保方さんの「女子力」だった。 会見を見終えて、印象に残っていたのも、同じく「女子力」だった。 ありていに言えば、それ以外の感想は、特に無かったと言っても良い。 「ああ、この人は女子力でここまでやってきた人だったんだな」 というのが、偽らざる感慨だったわけだ。 STAP細胞の成否についての考えはここでは述べない。 理由は、学問的な部分について、私自身がきちんとした評価眼を持っていないからでもある
昨日(2014年4月9日)の小保方晴子博士の記者会見に関して、私もいくつか取材を受けました。 私の考えは以下です。 小保方博士が勇気を振り絞って自分の言葉で語ったのは高く評価する。理研に一方的に罪をなすりつけられたようになっているので、反論は権利として不可欠。 その上で、発言内容には疑問が残る。 STAP現象があると断言したが、それは涙や言葉でいくら言ったところでだめで、科学的にきちんと検証するしかない。証拠、データ等があるなら、提示すべき。 あるデータを加工することは、たとえ「ねつ造」と呼ばなくても「misconduct」ではあり、重大な過失であると考える。その責任をどう取るのか。 論文に問題があるなら撤回すべき。また、データに自信があるのなら撤回してやり直せるはず。 STAP現象200回確認は本当か。 「未熟」「自己流」「不勉強」を強調していたが、そう強調すればするほど、「ユニットリー
日本の「東電原発事故」から何も学ぼうとせぬ韓国 - kojitakenの日記(2014年4月3日)のコメント欄より。 http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20140403/1396483437#c1396591853 id:doronuman 2014/04/04 15:10 日本で中韓の原発推進政策を批判しても何の効果もない。反原発運動に実際に関わればすぐわかることだけど、そんな効果の期待できない「政治ごっこ」に時間を割くゆとりなんか全くありません。それに、中国はよく知らないが少なくとも韓国での民衆の原発支持率はまだ高く、まともな反原発のパートナーはいません。 日本から技術導入している台湾やベトナム(計画中)なら、日本の反対運動に効果が期待できるから、反対運動に取り組まれてます。 中韓に遠慮して黙っていると思ったら勘違いもはなはだしい。kojitakenさんや
STAP細胞研究は残念な方向に進んでしまいました。この間もメルマガで色々と書いてきましたが、もうこの研究結果を擁護する研究者はほぼ皆無でしょう。私もだいぶ前に理研への寄附手続きの取り下げを申請し、受理されました。 小保方さんの博士論文の剽窃問題を発端として、早稲田大学に提出されたその他の博士論文にも大規模なコピペが見つかっています。これまでに20以上の不適切な博士論文が発覚しています。これを受けて早稲田大学が本格的な調査を行うべき調査委員会を設置しました。 小保方さん博士論文、早大が本格調査へ 外部専門家加え しかし残念ながら、このような調査委員会の設置はほとんど意味をなさないでしょう。というのも、今は論文の不正は調査委員会が調べるものではなく、ネット上の不特定多数の有志による「クラウド査読」により発覚するケースがほぼ100%だからです。理研の例からも、調査委員会がクラウド査読のスピードに
シリーズ・日本のアジェンダ 私たちは原発をどうするのか 2013年12月初旬、政府は新たに策定するエネルギー基本計画のなかで、原子力発電を「重要なベース電源」とする方針を決定した。国民的なムーブメントとなった「反原発運動」は、以前ほどの盛り上がりは見せていない。それは「安全が確認された原発は再稼働する」という方針の自民党が政権を奪還したことによって、世間が一種の諦めを感じたようにも映る。しかし、本当にそれでいいのだろうか。福島第一原発の事故処理や東京電力の再建など、問題は依然として残る。私たちは、原発をどうするのか。「反原発」「原発推進」などそれぞれの立場の識者や専門家による寄稿やインタビューで、この答えの問いを探る。 バックナンバー一覧 はった・たつお 1943生まれ。経済学博士(ジョンズ・ホプキンス大学)。専門は公共経済学。国際基督教大学教養学部卒。オハイオ州立大助教授、 ジョンズ・ホ
政府・与党が議論しているエネルギー基本計画の政府案には、核燃料サイクルを推進するなどというとんでもないことが書かれています。 しかし、核燃料サイクルは、現状では進めようとしても進められないのが現実です。 なぜ、核燃料サイクルを進められないのか、ひろく大勢の皆様と問題意識を共有していきたいと思います。 ----------------------------- 本音と建前の乖離 まず、なぜ経産省と電力会社は、破綻しているのが明白な核燃料サイクルを強引に進めようとしているのでしょうか。 電力会社はこれまで立地自治体に対して、使用済み核燃料は原発敷地内のプールで一時的に冷却保管するが、一定の時間が来れば青森県の再処理工場に搬出するので、使用済み核燃料は立地自治体には残らないという約束をしてきました。 一方、再処理工場がある青森県は、使用済み核燃料は、再処理の原材料であるという位置づけで県内への
タイトルで言い尽くしてしまった… というのもなんなので… 不正がバレるってのは科学としては健全なわけじゃないですか。残念だけど。でまあ捏造で問題になって叩かれるってのは世の中のゴシップ体質というかなんというかで不健全ではあるけどある程度しかたないかなとも思うんだけどね。 じゃあ、そもそも捏造だったり不誠実だったりするニセ科学はなんで同じように叩かれないのかな。徹頭徹尾無視されているということであればわかるんだけど、好意的に紹介されてしまったりすらするじゃないですか。 これはどういうことか。 一つの可能性として考えているのは「かもしれないに対するロマン」かなあ。でもEM菌なんて「実際に効果が!」なんて言っているわけでしょ。でたらめだけど。Natureと結託して、EM菌論文(もちろん結果捏造)を掲載させた上で「あれ、実は捏造でした」ってやったら大バッシング大会になるのかな? なんとなく、今回の
全国の原子力発電所の状態を監視している国のシステムで、運転停止中の中国電力島根原発1号機のデータが正常に表示されないトラブルが発生し、原子力規制庁が原因を調べています。 このシステムを巡っては、今月上旬にも福島第二原発のデータが表示されないトラブルが起きています。 トラブルが起きたのは、原子力規制庁が全国の原発の状態を監視するために設置している、「ERSS」と呼ばれるシステムです。 原子力規制庁にあるこのシステムで、24日午後8時すぎ、松江市にある島根原発1号機の原子炉の圧力や温度などのデータが正常に表示されていないことに職員が気付きました。 原子力規制庁は、島根原発1号機のデータを常時、監視できない状態で、中国電力に対しデータをファックスやメールで送る態勢を取るよう指示しました。 また、中国電力の装置に異常が発生したとみてトラブルの原因を調べていますが、復旧のめどは立っていないということ
東京電力福島第一原子力発電所の敷地の外にある観測点で、事故直後の詳細な放射線量のデータが記録され、震災発生の翌日、1号機が水素爆発する1時間以上前から、数値が急上昇する様子を克明にとらえていたことが分かりました。 3年がたって初めて明らかになったデータで、専門家は「放射性物質放出の真相を検証するうえで、非常に重要だ」と話しています。 放射線量の詳細なデータが記録されていたのは、福島第一原発の周辺に設置された福島県が管理するモニタリングポストです。 その14か所で、事故後数日の20秒ごとの放射線量の値が記録されていたことが、NHKの取材で分かりました。 このうち、福島第一原発の北西5.6キロにある双葉町上羽鳥のモニタリングポストでは、震災発生の翌日(3月12日)の午後2時1 0分以降、放射線量が急上昇していました。 午後2時40分40秒には、1時間当たり4.6ミリシーベルトと、午後3時36分
東日本大震災から3年目を迎えるに当たって、原発作業員は何を感じているのか。福島第一原発をとりまく状況は事故直後から変わったのか? 変わってないのか? 忌憚のない意見を聞いた。 Members of the media and Tokyo Electric Power Co. (Tepco) employees, wearing protective suits and masks, walk towards the common spent fuel facility during a visit to the company's Fukushima Dai-Ichi nuclear power plant in Okuma, Fukushima Prefecture, Japan, on Wednesday, March 6, 2013. Tepco's Fukushima Dai-Ic
okamo41 JF1なんちゃら @okamo41 この大きさのラットならどんなえさ与えててもこれぐらいの腫瘍は良く出来ます。2歳オーバーだよね?うちは実験で使ったラットを天寿を全うするまで生かしてから、、いっぱいみてたけど。これ、例のコントロールがまともでない論文がらみの写真かなぁ? 2014-03-05 09:55:09 okamo41 JF1なんちゃら @okamo41 @okamo41 ちなみに2歳超えると餌の種類に関わらずかなりの確率で腫瘍が出来始めます。2.5歳ぐらいになると100%と言っていい。しかもね、腫瘍があの大きさになるまで生きてるってどういう意味か普通わかるよね~。遺伝子操作の結果なんていうのはあの実験の結果で言うのは言いがかり。 2014-03-05 10:02:47
多核種除去装置の核となる放射性物質を吸着する機器=横浜市の東芝京浜事業所福島第一原発の敷地内に建設中の多核種除去設備=東京電力提供 東京電力は25日、福島第一原発の汚染水から放射性物質を取り除く「多核種除去装置」から出る廃棄物を保管する容器の強度が足りないことを、政府と東電の廃炉に関する中長期対策会議で明らかにした。補強して確認するのに時間がかかり、装置の稼働のめどがたたない。 容器は放射性物質がたまると交換する。交換の際に落下しても、内容物が漏れ出さない強度が必要だ。東電は6メートルの高さからまっすぐに落としても漏れがないと確かめたが、逆さまで高さ3メートルから落とした場合などに容器の一部が壊れ、内容物が漏れると分かった。 この日の対策会議で、容器を強化した上で、改めて強度を確認することが決まった。東電は当初、9月ごろに多核種除去装置を動かす予定だった。容器の強度確認試験は来年1月
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く