南極海で、もりを打ち込まれ日本の調査捕鯨船に水揚げされるクジラ2頭。豪関税当局が公開(2008年2月7日公開)。(c)AFP/AUSTRALIAN CUSTOMS SERVICE 【10月28日 AFP】スロベニアで開かれている国際捕鯨委員会(IWC)の総会は27日、日本の調査捕鯨に歯止めをかけること目指す決議を賛成多数で採択した。法的な拘束力はなく、日本は従わない意向を示している。 決議は世界で日本だけが行っている調査捕鯨について計画の審査を「強化する」内容で、オーストラリアとニュージーランドの主導で提出された。採決では日本やノルウェーやアイスランドなど17か国が反対したのに対し、34か国が賛成、採択に必要な過半数を上回った。 決議に基づき今後、IWCとその専門家委員会による調査捕鯨の審査の支援に当たる常設の作業部会が設置される。ただ決議に法的な拘束力はなく、IWCには罰則を科す権限もな