家宅捜索のため水戸京成百貨店に入る捜査員=午前10時2分ごろ、水戸市泉町 家宅捜索のため水戸京成百貨店に入る捜査員=午前10時2分ごろ、水戸市泉町 水戸京成百貨店(水戸市泉町)が新型コロナウイルス対策の国の雇用調整助成金(雇調金)など3億円余りを不正受給していた問題で、茨城県警は7日、詐欺の疑いで、同社と元取締役総務部長の自宅を家宅捜索した。県警は従業員の勤務実態や不正の経緯などを調べる。 捜査関係者によると、家宅捜索したのは、同社のほか、不正を指示したとされる元総務部長の自宅など。同社の捜索は午前中に始まり、夜まで続いた。雇調金に関わる書類や従業員の勤務記録などを押収したとみられる。元総務部長にも任意で事情を聞いたという。 同社の担当者は「捜査に協力していく」とコメントした。 同社は2020年4月から22年10月まで、従業員の勤務データを改ざんし、出勤日を休業日扱いにするなどして、雇調金