「今治タオル」が中国での商標登録を巡り、トラブルに見舞われている。 中国市場進出に向け、今治市の四国タオル工業組合(125社)が、ブランド名称とロゴマークを中国の商標局に申請したところ、そっくりなマークと「今治」という名称が上海の企業から出願されており、受け付けを拒否された。 同組合は「愛着を持って育てたブランドの模倣は許さない」と怒り心頭。25日に今治市と共に中国へ異議を申し立てる。 今治タオルは2007年2月、同組合が創出した高品質が売りのブランド。吸水性など組合が決めた厳格な基準をクリアしないとブランドを名乗れない。ブランド化の主な目的は、国内のタオル市場の8割を占める安価な外国製、特に中国製への対抗だ。ブランド認定された加盟社は当初の24社から、61社(1月末現在)まで増えた。 09年からは海外に目を向け、組合は欧州2か国で国際見本市に参加。巨大市場を持つ中国への進出をにらみ、同年
日本有数のタオルの生産地、愛媛県今治市の「今治タオル」に類似した名称やロゴが中国で商標登録申請された問題で、同市と四国タオル工業組合は17日、中国商標局に対し、25日に異議申し立てをすると発表した。 中国での商標をめぐっては「青森」「鹿児島」や「さぬきうどん」などが現地企業などから登録申請され、日本の自治体などが異議を申し立てる例が相次いでいる。 市と組合によると、タオルなどで「今治」という名称を使う商標登録申請について申し立てをする方針。理由は「行政府の名前であり、地域ブランドである『今治タオル』の原産地として中国で広く知られた外国地名」としている。 組合が2009年12月に中国商標局に申請したが、上海市の企業が先に類似商標を申請しており、拒否された。商標は10年11月以降順次公告されており、3カ月以内に異議申し立てをしなければ中国で名称に「今治」を含む商品を販売できなくなる可能性がある
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