黄海の韓国の排他的経済水域(EEZ)周辺で近年、中国漁船の違法操業や暴力行為が目立っています。12日には、中国漁船員が韓国海洋警察官を刺殺した事件が起きました。韓国側によると、今年に入り12日までに、この海域で472隻の中国漁船を中心とした外国漁船を拿捕(だほ)。58人の中国漁船員を逮捕しています。 (小林拓也、北京=小寺松雄) 黄海の韓国EEZはワタリガニやイシモチの良好な漁場で、これまでも中国漁船の違法操業が多く発生していました。2001年に漁業協定が結ばれ、今年は1700隻に限り操業が許可されています。 負傷30人以上 しかし、周辺海域で活動する中国漁船は1万隻を超えるといわれています。最近は、船団を組み、組織的に違法操業する例が目立っています。船員は鉄パイプや竹やり、おの、鎌などで武装しており、取り締まりに当たる韓国側の負傷者はこの5年間で30人以上にのぼっています。 08年9月に
共同記者会見で握手する(左から)中国の温家宝首相、菅直人首相、韓国の李明博大統領=東京・元赤坂の迎賓館で2011年5月22日午後0時21分、代表撮影 22日の日中韓首脳会談では、福島第1原発事故を受けた日本産品への輸入規制について、首脳宣言に規制の歯止めにつながる文言が盛り込まれ、中国の温家宝首相が一部緩和を表明するなど、一定の前進がみられた。しかし、首脳宣言の案文調整は特に中国が抵抗して直前まで難航した。規制の一部緩和についても「緩和の対象や時期が明白でなく、安心できない」(日本政府高官)との指摘もある。【犬飼直幸、北京・成沢健一、ソウル西脇真一】 輸入規制に関し、首脳宣言に盛り込まれたのは「科学的証拠に基づき必要な対応を慎重に取ることが重要」との見解を共有するとの文言。案文調整について、日本外務省幹部は「韓国はそれほど抵抗しなかったが、中国は厳しかった」と明かす。 韓国は福島など5県の
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