英教育データ機関による2023年の世界大学ランキングで2位という米国の名門校・スタンフォード大への進学が決まった岩手・花巻東高の佐々木麟太郎選手(18)。国内のプロや大学、社会人ではない異例の進路を選んだのは、花巻東の大先輩で米大リーグで活躍する大谷翔平選手や菊池雄星選手の存在も背景にあったようだ。野球にとどまらない若者の「脱日本」に影響を及ぼすのか。(曽田晋太郎) スタンフォード大は1885年創立のカリフォルニア州にある私立大。米国の大学や大学院への進学を目指す人に個別指導を行う留学カウンセラー栄陽子さんによると、米国で最も入学するのが難しい大学の一つで、合格率は5%前後。学生数は8000人弱で、ネーティブ並みの英語力が求められ、日本人の学生は珍しいという。入学に際して試験はなく、高校時代の成績が最も重視され、自己アピールの作文や推薦状、課外活動の内容、面接で合否が決まるそうだ。 卒業生