毎日新聞が全国がん患者団体連合会に加盟する30団体に、がんの医療費についてアンケートを実施したところ、最近の抗がん剤の高額化によって「医療費を払えずに治療をあきらめる患者が少なくない」との訴えが多く寄せられた。一方、国全体の医療費の増加や健康保険組合など医療保険者の破綻を心配し「医療費の無駄を減らすべきだ」「高齢化で増えている医療費全体の見直しも必要」といった指摘もあった。【下桐実雅子】 アンケートは今年3月に実施し、27団体から回答があった。抗がん剤の高額化への意見、高い薬が医療財政へ与える影響、がん医療への悩みなどについて聞いた。 この記事は有料記事です。 残り2467文字(全文2738文字)