『大熊町学校再生への挑戦:学び合う教育がつなぐ人と地域』武内敏英著;福島県大熊町教育委員会編 かもがわ出版、2012.8 この本は、8月の東京学芸大学司書教諭講習のおりに、学芸大学の生協書籍部で見つけた本です講習期間中に全部読み、受講生にも紹介しました。 3.11で大きな被害を受けた大熊町が、子どもたちの教育環境を実に見事に早急に回復させた経緯を詳細に述べられています。 3.11の日は学校その他に住民が避難しました。福島第一原子力発電所の6基の原子炉のうち4基が町内に設置されており、ほぼ全町が原発から10キロいないにあります。12日早朝、10キロい以内の住民は全員避難してほしいとの指示があり、田村市などにバスで避難しました。3.11の午前中に中学校の卒業式は済んでいたのですが、小学校のはまだでした。教育長が避難所に行ったら、町民から小学校の卒業式はできるのか、などといった子どもたちの教育に