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ブックマーク / imidas.jp (5)

  • 雨宮処凛「生きづらい女子たちへ」/東アジア反日武装戦線・桐島聡死去を受けて、今、『腹腹時計』を読む/イミダス

    「桐島聡を名乗る男が末期ガンで入院している」 2024年1月25日、日中を衝撃的なニュースが駆け抜けた。 桐島聡。東アジア反日武装戦線「さそり」のメンバーとして半世紀近く指名手配されていた男。黒縁メガネに長髪という1970年代スタイルで笑顔を見せる、手配書で唯一の陽キャ。あまりにも見つからないことから、多くの人に海外逃亡もしくは他界と思われていた男。令和に突如蘇りし、「政治の季節」の忘れ物。そんな男が約半世紀の潜伏期間を経て、自ら名乗り出たのである。死を目前にして。 結局、桐島は名乗り出た4日後に逝去。死後、「内田洋」という偽名を使い、神奈川県内の土木会社に約40年つとめていたことなどが明らかになった。また、飲み屋で歌い踊るパリピっぽい生前の映像が出回ったりもした。 名前を変え、保険証も身分を証明するものもなく、おそらく銀行口座なども作れず、この半世紀、どう過ごしてきたのだろう。まるで映

    雨宮処凛「生きづらい女子たちへ」/東アジア反日武装戦線・桐島聡死去を受けて、今、『腹腹時計』を読む/イミダス
  • 仁藤夢乃「バカなフリして生きるのやめた」/仁藤夢乃の“ここがおかしい”「悪質ホスト」問題ではなく「ホスト」問題だ 〜表面的な対策で性搾取の手口を温存?/イミダス

    被害⼥性は数知れず「普通」の⼥⼦⼤⽣も 被害に遭うのは、家に帰れない、家族を頼れないなどの事情を抱えた少女たちだけではない。家には安心して過ごせる環境があり、家族との関係もよく、大学に進学しているような若い女性が狙われることも増えている。18歳や20歳になったばかりで経験や知識の少ない女性たちや、地方から出て来たばかりで身近に知り合いが少ない状況にある女性が狙われることも多く、そうした女性たちが、一見「特別な事情がない」のに性売買に誘導されている。 その背景をよく知らない人たちが「女のほうも好きでやっている」「お小遣い稼ぎだろう」などと語ることで、その構造が覆い隠され、性搾取が温存されていることも忘れてはならない。 先日、夜の街で少女や女性たちに「アウトリーチ活動」(声をかけてつながるための活動)をしていた時、歌舞伎町の真ん中でホストと思われる男にひどく冷たい態度で詰め寄られ、暗く悲しい表

    仁藤夢乃「バカなフリして生きるのやめた」/仁藤夢乃の“ここがおかしい”「悪質ホスト」問題ではなく「ホスト」問題だ 〜表面的な対策で性搾取の手口を温存?/イミダス
  • 信仰とカルトのはざまで(木村友祐・小説家)/イミダス

    凶弾に斃(たお)れた安倍晋三氏が残していった(彼らしい)途方もない置き土産が、連日大きな注目を集めている。旧称「世界基督教統一神霊協会」(現在の「世界平和統一家庭連合」)と自民党との長年の癒着が続々と明らかになっているからだ。マスコミは「旧統一教会」と書くけれど、そのカルト性を表すには「神霊」をつけるべきだと思う。また、元の正式名称では「協会」となっているのだから、従来のキリスト教の教会と区別する意味でも、ここでは「旧統一神霊協会」と書く。 そんな折に便乗商法よろしく、のこのこと顔をだすのだが、ほとんど無名とはいえ一応小説家を肩書きとしているぼくは、過去に旧統一神霊協会にはまりかけた経験があった。でもそのことを、つい最近まで公の場で話したことはない。 なぜって、それはできれば隠しておきたい自分の恥部に当たるから。「小説家」という、対象と距離を保つ冷静さと批判的分析力を足場にする(とイメージ

    信仰とカルトのはざまで(木村友祐・小説家)/イミダス
  • 権威ではコロナを抑えられない 過去の教訓を生かした韓国の対策(徐台教)

    3月11日、疾病管理部を訪ね、鄭銀京(チョン・ウンギョン)疾病管理部長(左)の説明を受ける文在寅大統領。青瓦台提供。 韓国で一人目の新型コロナウイルス感染者が確認されたのが2020年1月20日のことだった。それから2カ月半以上がたち、今や新型コロナウイルスのある風景は韓国の日常となりつつある。 バスやあちこちの建物には、くしゃみと咳の際のマナー、手洗い、マスク着用という基原則を扱ったステッカーが貼られ、消毒ジェルも随所に置かれ、手の乾くひまがない。日に数度、携帯電話には政府から一方的に緊急メッセージが送られてくる。ビーッとうるさいため、消音にしていないと寿命が縮む。 毎朝11時の政府対策部の記者会見はラジオやテレビで生放送され、新規感染者、検査数合計、死亡者、完治者などの数字が読み上げられるとともに、重要な決定事項が発表される。さらにLINEに登録しておけば、この数字は午前10時過

    権威ではコロナを抑えられない 過去の教訓を生かした韓国の対策(徐台教)
  • 第11回 吉方べき「隣国とつながる」 | 連載コラム | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス

    韓国人は日が嫌い」「反日国家だ」といった見出しが雑誌の誌面をしばしば飾っている。「だったらこっちも嫌えばいい」とばかりに、韓国たたきの記事が氾濫する。だが韓国に住んで17年になる吉方べきさんは、日メディアの韓国報道はあまりにゆがんでいると指摘する。吉方さんに、現地から見えるその「ゆがみ」について寄稿していただいた。 思いこみや決めつけが多い日韓国報道 昨年(2015年)6月5日、日の新聞に「韓国が『反日』になった当の理由をあなたは知っていますか?」というコピーの広告が載りました。フジテレビの番組「池上彰緊急スペシャル」の宣伝です。私はツイッターでそのことを知り、「とうとうここまで来たか」と思わずつぶやいてしまいました。 個人的に「韓国=反日」の決めつけが深刻だと考え始めて10年以上になりますが、こうした日における韓国報道は、そこに在住する筆者の実感とは全く違います。「これは

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