川崎をはぐくんだ「いのちの水」と言われる二ケ領用水の昔を振り返る写真展「思いでの二ケ領用水」が、JR川崎駅東口・タワーリバークのアートガーデンかわさきで開かれている。川崎区誌研究会・市立川崎図書館・市文化財団主催。 14年の歳月をかけて完成した二ケ領用水は、2011年3月に竣工(しゅんこう)400年を迎える。写真は昭和30年代から平成の初めごろに撮影されたものが中心で、小学校の副読本や地域資料などから約150点が展示されており、田畑や人々の暮らしと用水がどれほど深くかかわっていたのかを知ることができる。このほか、今は暗渠(あんきょ)となっている個所も含め、用水が川崎の中をどのような経路で流れていたのかが分かる地図なども見ることができる。 同研究会代表の長島保さんは「ぜひ会場に足を運んで、ふるさとの大切な歴史を知ってほしい。また、市民の中で二ケ領用水にまつわる古い写真をお持ちの方がいたら