9月4日、民主党大勝の立役者、小沢一郎氏の幹事長就任を伝える新聞、テレビは恥も外聞もなく、いつも通りの小沢批判を繰り広げました。マスコミは小沢氏が無役になれば「院政」といい、官房長官になればまた「権力の二重構造」批判をするのでしょう。 歴史的な政権交代を果たしたとはいえ、民主党は若葉マークです。産み落とされた子馬が、なんとか自分の足で立ち上がろうとしている時なのだから、紋切り型の小沢批判で難癖をつけたり、人事をめぐる党内の不平不満を興味本位で書き立てたりするような、下世話な報道は厳に慎むべきです。 米国のマスコミでさえ、大統領就任から100日間は「ハネムーン期間」と称して、厳しい批判を避ける。まずは「見守る」わけです。日本の報道機関はその程度の常識も持ち合わせていないということになります。 もちろん、批判そのものがいけないわけではありません。 308議席を国民からもらった民主党は、マニフェ