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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/keisai-dousureba (7)

  • 緊縮速報・増税で却って財政再建に遅れ - 経済を良くするって、どうすれば

    では、消費増税が目的化しているので、経済成長どころか、財政再建すら犠牲にして推し進められる。増税後、景気対策の支出が剥落した段階の2021年度の基礎的財政収支のGDP比は-2.0%と、増税前の2018年度の-1.9%より、わずかながら悪化する。これでは、何のための消費増税なのかと、脱力してしまう。増税で成長を低下させ、他の税収が減るのを、消費増税で補う形なのだ。財政収支が改善しないなら、純増税なぞ試みない方がマシではないか。消費増税そのものにサディスティックな喜びを感じるというのでないならね。 ……… 1/17に「中長期の経済財政に関する試算」が公表された。世間的には、2025年度に財政再建の目標を達成できるかばかりが注目されているようだが、経済的には、財政収支は、ゆっくりでも改善していれば、リスク管理には十分である。実際、基礎的財政収支のGDP比は、2015年度に-2.9%だったもの

    緊縮速報・増税で却って財政再建に遅れ - 経済を良くするって、どうすれば
    y-wood
    y-wood 2020/01/20
    多くの人が消費税を所得税と対比するけど、そうではなく対象は法人税だと思ってる、利益が無ければ無税。貧困層のために「食品の軽減税率」が必要だし、混乱回避と今後非食品を上げる為の手続きの練習でしょ。
  • ケインジアンが読む「そろそろ左派は経済を語ろう」 - 経済を良くするって、どうすれば

    マルキストの経済書を手にするなんて、滅多になくてね。でも、ブレイディ・みかこさんの気風の良さが好きで『そろそろ左派は<経済>を語ろう』を読んでしまったよ。筆者も齢で、まさにオールド・ケインジアンだから、資主義の擁護者になるわけだが、世の中がどんどん右へ行ってしまい、昔は保守流のど真ん中にいたのに、いつしか左に位置するようになった。国民のための経済を語らなくなったのは、右派も同じだと思うな。 ……… 筆者の信条は「経済成長を実現し、福祉国家を建設する」である。これは、高度成長期には、自民党の党是だった。今の世の中は、「経済成長はムリだから、福祉国家を抑制する」になり、果ては、「経済成長のため、福祉国家を圧縮する」なんて倒錯した主張まである。筆者は、経済成長も、少子化克服も政策次第と考えるから、敗北主義にしか思えない。若い人たちが将来を悟って達観するなんて、おかしくないか。 ポイントは、ど

    ケインジアンが読む「そろそろ左派は経済を語ろう」 - 経済を良くするって、どうすれば
    y-wood
    y-wood 2018/05/27
    『どうすれば良いかは簡単』には納得がいってない。特に消費に関して「外税表記」は経済成長の諸悪の根源だと考える。
  • 生存戦略としての結婚と育児の価値 - 経済を良くするって、どうすれば

    「嫁して3年、子なきは去る」は過酷だろうか。現代なら、もちろんそうだ。しかし、社会保障のない時代には、子供を持ってイエを守るだけが生きる術だったのであり、医学的にどちらに原因があるか調べられない以上、相手を変えてみるしか方法はなかった。そういう文脈で人の行動を理解しなければならない。では、現代ニッポンの「良い人がいなければ、結婚しない」という生存戦略は正しい道なのか。それは、社会保障によって、他人の子供に面倒をみてもらえる時代が続くことを前提にしている。 ……… 『逃げ恥に見る結婚経済学』是枝俊悟・白河桃子著は、タイトルからはキワモノに見えるが、多くの示唆に富む、とても面白いだ。結果的に「人はなぜ結婚するのか」という質に迫っているように思える。「愛や家族の価値は不変」と信じたくなるが、歴史が示す事実は変転だ。前時代の間違った価値観と切り捨てるのではなく、どうして、そんな行動をしていた

    生存戦略としての結婚と育児の価値 - 経済を良くするって、どうすれば
    y-wood
    y-wood 2018/01/07
    面白い考察、お勧め。
  • 11/23の日経 - 経済を良くするって、どうすれば

    少子化対策の焦点は、0-2歳の乳幼児にある。ところが、ここを外してくるんだね。民主党政権が2兆円超の子ども手当を創設したとき、実質的には「中学生手当」になっていて、がっかりしたが、今度の幼児教育無償化も、対象は3-5歳児だ。やるべきことより、やれることがなされてしまう。戦力の集中は、常識を超えるので、なかなかできないものだ。保育の供給が難しければ、預けない人に手当を給付をすれば、需要は冷める。これがカギだが、抵抗感を持つ人が多くて困るよ。育児の価値を安く見ていることに気づかないんだな。 (今日までの日経) 日経済になお97年の傷跡・藤井彰夫。賃上げ・投資で法人減税。待機児童解消こそ先決、ちぐはぐな政策。

    11/23の日経 - 経済を良くするって、どうすれば
    y-wood
    y-wood 2017/11/24
    『少子化対策の焦点は、0-2歳の乳幼児にある。ところが、ここを外してくるんだね』同意
  • 底辺への競争をもたらしたもの - 経済を良くするって、どうすれば

    山田昌弘先生のは、いつも興味深くて、『パラサイト・シングルの時代』以来、長く読み続けているのだけれど、団塊ジュニア、俗にロスジェネ世代の悲惨な運命を見るようで、だんだんに辛くなってきたよ。新著の『底辺への競争』は、名目ゼロ成長の20年間に、満足に就職も結婚もできなかった世代が寄る辺なき老後を迎えるという物語だ。山田先生は社会学者で、エコノミストではないので、今回は、なぜこうなったかと、どうすべきかを補ってみたい。 ……… 端的に言えば、日は、1997年から摘芽型の緊縮財政を始めたからである。これは、成長より財政再建を優先し、景気が上向いたところで緊縮を始め、格的な成長に至らせない政策である。そのため、雇用が引き締まらず、賃金上昇は鈍く、消費も停滞して、デフレが続くことになる。残念ながら、それでは設備投資も出ず、成長もしないから、財政再建もできずに、緊縮は半永久的に続く。裏返せば、雇用

    底辺への競争をもたらしたもの - 経済を良くするって、どうすれば
    y-wood
    y-wood 2017/11/13
    全然関係ないけど「歩合と関係ある営業」例えば不動産とかクルマとか、の給料は上がってるの?インフレになるとここから上がるでしょ。僕の住んでるエリアの不動産価格の高騰がすごいんだけど。
  • 経済界の不合理な選択 - 経済を良くするって、どうすれば

    原発護持派の主張の中で、一つ消え去ったものがある。それは「原発の電気は安い」である。福島第一の事故以来、賠償リスク、廃炉コスト、廃棄物処理、立地先振興を勘案すれば、少なくとも、明確な優位性がないことがコンセンサスになったはずだ。そうであれば、長期的に原発をゼロにすることが、最も安く電力を確保する道であって、それに異を唱える経済界の主張は、経済合理性に反したものになる。 ………  これから発電所を建設する場合、原発とガス火発を比較すると、発電量当たりのコストはほぼ同じで、原発には未知のコストが残るのだから、原発を選択することは、あり得ない。したがって、新たな建設ができないのだから、既存の原発が寿命を迎えれば、長い目では、必ず原発はゼロになる。 安全保障など経済合理性以外の要素を重視し、あえて原発を選んだ場合、電力は高コストになるのだから、それは、経済界が嫌う国際競争力を殺ぐ行為となる。

    y-wood
    y-wood 2012/09/16
    廃炉コストと廃棄物処理コストは原発を回さなくてもかかるよ。原発のメリットはランニングコストだって。
  • サルから見た消費税(2) - 経済を良くするって、どうすれば

    もし、筆者が財政運営の衝にあったとしたならば、次のような戦略で行く。まず、最低限の増税ラインとして、2年に1%のペースで消費税を上げていくことを決定する。これは、毎年、高齢者の増加による社会保障費の自然増が1兆円程度見込まれるからである。この増税ペースの意味は、財政赤字の幅を今以上に拡大させないということである。また、歳出増と税収増がパラレルであるから、財政が経済にデフレ圧力をかける心配がない。 この戦略は、二重に安心である。つまり、財政赤字を拡大しないという意味で、財政破綻のリスクを軽減することになるし、経済成長を阻害しないという意味で、財政赤字のGDP比の急速な悪化が避けられるからだ。欧州の教訓は、財政赤字の拡大は放置できないが、緊縮財政で成長を失速させてしまうと、かえって危機を深めるということだった。これに学ばなければならない。 二つ目の戦略は、プライマリー・バランスの回復に向け、自

    サルから見た消費税(2) - 経済を良くするって、どうすれば
    y-wood
    y-wood 2012/06/12
    こういう長期視点の記事って少ない。
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