円柱周りの流れの数値計算をするには計算量が多くなるので,CPUだととても遅くなります. そこで,GPUを使って数値計算をすることにしました.GPGPUというやつです. GPGPUによる数値計算には,CUDAと呼ばれるNVIDIAの提供している開発環境がとても便利です. CUDAは,GPU向けのC言語の開発環境なので,基本的にC言語と同じようにソースコードが書けます. C言語によるプログラミングしかできない自分にとってはぴったりの開発環境といえます. 前置きはこれくらいにして,CUDA 5.0をVisual C++ 2010で使う方法を以下にまとめます. ネットでいろいろ探したところ,CUDA 4.0をVC++で使う方法などは多く見つけたのですが,CUDA 5.0に関する記事がほとんどなかったので大変苦労しました. 1.NVIDIAのページからCUDA5.0をダウンロードし,インストール h