8月18日(米国時間)に米WIREDのオンライン版で無料公開されたChris Anderson編集長とMichael Wolff氏の「Webは死んだ。インターネットよ永遠なれ (The Web Is Dead. Long Live the Internet)」がネット界隈で大きな話題になっている。この場合Anderson氏はWIRED編集長ではなく、昨年ベストセラーになった「フリー〈無料〉」の著者であり、また04年の「The Long Tail (ロングテール論)」の執筆者と紹介するべきだろう。これまでネットの潮流を巧みに捉えてきた同氏が"無料"に続いて"Webの死亡"を宣告したのだから穏やかな話ではない。 「Webは死んだ」は以下の図から始まる。米国におけるインターネットトラフィックのタイプ別の比率変化だ。 CAIDAのレポートをベースにしたCiscoの推定 インターネットトラフィック全