今日の甲州は朝から曇っておりまして、連日の昼間の暑さからは久しぶりに解放されました。夕方になってから小雨が降ってきまして、天気は下り坂です。 午前中にイギリスへ送金をするために銀行と郵便局に行ったんですが、海外送金は郵便局のほうが安いことが判明。銀行だと5千円以上手数料をとられますが、郵便局だと2500円です。 さて、今日はそんなイギリスのあるシンクタンクによる、今回の中国の沖縄付近を通過した一連の行動について、日本のメディアよりもやや大きな視点から分析したものを。 急いで訳しましたので、地名や船の名前などでけっこう怪しい部分があるかも知れません。正確な名称などをご存知のかたはぜひコメントをお願いします。 =============== Chinese navy's new strategy in action ●四月十日東京発のニュースでは、日本の海上自衛隊が沖縄の140キロ南の宮古海峡
今日の甲州はよく晴れておりまして、気温もかなり上昇。都内より暑い感じが。 さて、過去二回の地政学ネタに引き続き、GW終盤の今日もシーパワー関連のネタを。 いつものようにポイントフォームで行きます。 ====== The Tipping Point April 30, 2010 by Seth Cropsey (ハドソン研究所上級研究員) ●今年の三月に国営の「海軍分析研究所」( the Center for Naval Analysis)が発表した報告書に「ティッピング・ポイントの海軍:岐路に立つ海洋支配」(衝撃的な告発をすると、私はこのシンクタンクにパートタイムで参加している)というものがあったが、これはこのタイトルがすべてを物語っている。 ●この海軍のシンクタンクでは、「どの時点でアメリカ海軍のグローバルな支配状態が消滅するのか」という問題が問われていた。 ●米海軍への要求は過去十年
今日の甲州では、朝から雨が降り続いております。 私はいよいよ今月末に迫った帰英に向けて、まずは歯医者に行ってきました。しかし何度行っても歯医者というのは好きになれません(苦笑 さて、今日はまたウォルトのブログから。バンドワゴンとバランシングという、ネオリアリズムで中心的になってきた概念をうまく使って論じております。 ================ Balancing act (Asian version) By Stephen M. Walt Monday, May 3, 2010 - 5:38 PM ●先週私はこのブログで「もし中国のパワーが上昇しつづけるとすれば、米中関係はかなり競争的なものになる」と言った。 ●中国は「地域覇権国」を目指す可能性は高く、アメリカはおそらくそれを阻止しようとするはずなのだ(これについてはロバート・カプランがフォーリン・アフェアーズ誌の最新号で書いている
今日の甲州は朝からよく晴れまして、かなり初夏の陽気でした。もう昼間は夏みたいですね。 さて、この前のエントリーでウォルトが指摘していた、NYタイムズに書かれた中国の海洋戦略に関する記事をひとつ。 ちょっと長いですが、またいつものようにポイントフォームで。 =================================== Chinese Military Seeks to Extend Its Naval Power By EDWARD WONG ●軍関係者によると、中国軍は中東の石油積み出し港から(米国海軍が長年支配している)太平洋の洋上路まで、自国の沿岸を遥かに越えて海軍力を投射しようとしているという。 ●中国はこの新しい戦略を「遠洋防衛」と呼んでおり、長距離移動能力をつけるスピードの早さは海外の軍事関係者を驚かせている。 ●この新しい戦略は昔からある台湾をめぐってのものや中国沿岸
今日の甲州はよく晴れておりまして、半袖でも出歩けるような暑さになりました。つい一週間くらい前まで冬のような気候だったことがまるでウソのようです。 さて、またまたカプランの地政学分析の記事を。今回は「中国もの」です。 おそらく以下の記事は現在のフォーリン・アフェアーズ誌にのっている巻頭記事の要約版かと思われます。いつものようにポイントフォームで。 ============= The Geography of Chinese Power By ROBERT D. KAPLAN Published: April 19, 2010 ●中国は地理的にあまりに恵まれているために、この国の活発な経済と自己主張を論じる時には「地理」というものが見落とされがちだ。 ●しかし地理は決定的に重要である。なぜならそれは、たとえ中国のグローバルパワーへの道が一直線ではなくても、結局はここが地政学の中心地に位置するこ
<関連記事引用> China's new strategy By Stephen M. Walt http://walt.foreignpolicy.com/posts/2010/04/25/chinas_new_strategy ▼優れた日本語解説 中国の新しい戦略 http://geopoli.exblog.jp/13227468/ ●過去15年くらい常に話題になっているのは、米中が衝突するかどうか、ということだ。 ●たとえばリアリストたちは中国が経済的に力をつけてくれば、米中が安全保障をめぐる争いに出ることが確実であると論じている。 ●そしてもう一方の人々(ほぼリベラルたち)は、経済の相互依存状態の実現や、中国がいくつもの国際制度に参加して「社会化」することによってトラブルは避けられるようになると考えている(ビル・クリントンが中国をWTOに参加させた論理はこれだった)。 ●そしてもし
. n fヽ | l _ __\`┘ V´/ `ー-、 て { fニニ -、 -‐イ)ヽ. , ‐--‐、 ┏┓┏━━┓f彡く.:.\ /::/===ヽ\ ┏━┓ ┏┛┗┫┏┓┃\: : : : \ 夊l::/ト、ヘ\ルヘ心. ┃ ┃ ┗┓┏┫┗┛┃┏\ : : : : . \━ く/l:fセユ` ´ヒユハ\>━━━━━┓┃ ┃ ┏┛┗┫┏┓┃┃ \ : : : : \ |::::::|:l r==ォ |:l):::| ┃┃ ┃ ┗┓┏┻┛┃┃┗━━\: : : : . X_j_;ヘ:ゝ.`__´ィ´リ'::/!.━━━━━┛┗━┛ ┃┃ ┃┃ \.: : : : . \\\ート{_:;//:ノ ,r'^/〈. ┏━┓ ┗┛ ┗┛
海の大国へ 中国は海の覇権争いに乗り出す決意を明確にした(写真は09年4月23日、中国人民解放軍海軍創立60周年を記念した観艦式で) Guang Niu-Reuters 今からおよそ600年前、大航海時代を迎えたヨーロッパ人がアジアに到達する数十年前、中国は既に7回に渡って南洋に海洋探検隊を派遣していた。探検隊はマラッカ海峡を経てインド洋を目指し、アフリカ東海岸やアラビア半島にも到達した。「壮大な権力の誇示」と歴史家が呼ぶ一連の大航海は、近隣諸国を驚かせ、ときには脅かしもしたが、中国の影響力が及んでいなかった地域との交易を始めるチャンスも生み出した。 21世紀の現在、中国は海洋軍事力を増強し、経済大国ぶりを誇示する一環として再び世界各地に艦艇を送り込もうとしている。石油や原材料の供給窓口となる各地の港に艦艇を展開するという「遠洋防衛」戦略を発表し、海軍力増強の意図を世界中に知らしめた。 明
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今日の甲州は朝から曇っており、昼過ぎから雨が降りました。 明日は学会で発表があるのですが、レジメ作りはさっさと終えて、今は次に出る本のゲラ直しをしております。なかなか終わらないので出版社に迷惑かけっぱなしですが(苦笑 さて、今日はアメリカのネオコン系のシンクタンクであるAEIの研究員による「真珠の首飾り」戦略のネタを。 ================== China and the Lost Pearls By Michael Mazza ●日本と韓国にとって過去十年間は厳しいものだった。北朝鮮はミサイルを発射して核開発計画を実行し、中共陸軍は急速に近代化し、中国海軍は積極的な動きを始めたからだ。 ●これはアメリカの同盟国である彼らにとって冷戦終結後の最大の脅威だが、この事態はさらに悪化するだろう。 ●中国のある会社は日本海に面した北朝鮮の羅津港の桟橋を再建しており、まずは今後10年間借
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