それに対して、知り合いのC医師は、コロナで診療報酬の上乗せがあったが、感染防止のための設備投資や、人件費(危険手当)等でそれは消えてしまった、と述べて居る。医療スタッフは、自分の命をかけてコロナ対応をしたはずだ。それに対する尊敬の思いなぞ全くなく、コロナ禍が過ぎ去った(ように見えたら)、コロナ対応の補助金は吸い上げると財務省は主張しているようだ。これでは、コロナの次の流行、新たなパンデミックでの医療界の真剣な対応は望めない。 12月5日付けの全国保険医新聞によれば・・・ 財務省・財政制度等審議会は、初診・再診料を中心に診療所の報酬単価を5.5%引き下げるように求めた。医療法人無床診療所の経常利益率が2020年度の3.0%から8.8%に伸びた、それを全産業・サービス産業の利益率3.1から3.4%と同水準になるように引き下げる、という論理である。 コロナ禍で一番収入が落ち込んだ2020年度を起