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小説に関するImamuのブックマーク (99)

  • 「安部公房の都市」書評 廃墟を取り込み、変転する都市像|好書好日

    都市のまなざしと、デモクラシーの果てにある「個」。拡大しながら刻一刻と廃墟へむかう1960年代の東京で、作家は何を語ったのか。満洲の経験を呼びおこし、時代の熱気とともに充… 安部公房の都市 [著]苅部直 『安部公房の都市』。サブタイトルはない。帯には「人気政治学者が読み解く」とある。少しでも安部作品の評論を読んだことがある人なら、手に取るのをためらうかもしれない。安部作品における都市の問題は、すでにいくつもの論があるからだ。いまさら、何か新しい発見があるのか? 著者が安部作品と出会ったのは、小学生の頃、『人間そっくり』か『第四間氷期』のどちらかをSFとして読んだのが最初だという。これは私も同じ体験を有している。安部が満州からの引き揚げ者であることも、共産党員だったことも知らず、無邪気に安部と邂逅(かいこう)してしまうのは、60年代生まれの特徴であろう。高度経済成長のただ中、変貌(へんぼう)

    「安部公房の都市」書評 廃墟を取り込み、変転する都市像|好書好日
    Imamu
    Imamu 2012/03/28
    「都市の無機性や迷路的な様相よりも、常に流動する都市に着目する。新しいものはすぐに「廃棄物」と化し、都市は「廃墟(はいきょ)」を内に取り込みながら変転を繰り返すしかない」
  • 『女の子を殺さないために』 川田宇一郎著 : 書評 : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    この評論が指摘する通り、日恋愛小説は大量の「女の子」を作中で殺してきた。それも男女の一線を越えた途端、健康で美しいヒロインを脈絡もなく。 その理由を明らかにするべく、用意された作品の系譜は1960年代の柴田翔→70年代の庄司薫→80年代の村上春樹。もう一はヘッセ→サリンジャー→庄司→村上。周辺には川端康成から氷室冴子まで等価に配され、「女の子殺し」にまつわる類似点や関連が、じつに細やかに考察されていく。「幼なじみ」「逃走」などの共通項から読み解けば、たしかに女の子が死なねばならない運命も見えてくる。そして彼女らはなぜか「落下」する存在でもあり続けた。 例外的に『赤頭巾ちゃん気をつけて』の薫くんは、シリーズ最終作で女の子と手をつないで神社の階段を降りていく。そして『1Q84』のヒロイン青豆は「BOOK3」で恋人を先導し、高速道路への階段を昇る。二つの場面をつなぐのは、まさに表題の思いだ

    Imamu
    Imamu 2012/03/27
    「1960年代の柴田翔→70年代の庄司薫→80年代の村上春樹。もう一本はヘッセ→サリンジャー→庄司→村上。周辺には川端康成から氷室冴子まで等価に配され、「女の子殺し」にまつわる類似点や関連が」
  • 金原ひとみとギャル曽根 - ENDING ENDLESS 雑記帖

    小説系雑誌つまみ喰い 23――「野性時代」9月号) 野性時代 vol.39 (2007 2) (39) 出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2007/01メディア: ムック購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (14件) を見る http://www.kadokawa.co.jp/sp/200310-02/ 「野性時代」9月号の表紙&巻頭グラビアに、金原ひとみが登場している。髪の色を変えたせいもあって、デビュー時に比べると、ちょっと落ち着いた印象である。 この姿を見て、ひょっとしてギャル曽根も、ギャルメイクにしなければこんな感じなのではないか? と思ったのは僕だけではあるまい。以前から、この2人は似ているという声があったことだし。 『AMEBIC』asin:4087747697の主人公がそうだったように、金原ひとみには拒症のイメージがある。一方、ギャル曽根は大

    金原ひとみとギャル曽根 - ENDING ENDLESS 雑記帖
    Imamu
    Imamu 2012/03/24
    「金原ひとみとギャル曽根は、なんとなく容姿が似ている気がする――というだけでなく、食に関する互いのキャラクターが微妙な距離感にあるわけだ」
  • 2012-01-27 - 空中キャンプ

    映画『リトル・ミス・サンシャイン』(’06)におけるスティーブ・カレルの役柄は<プルースト研究者>であり、劇中、アメリカのプルースト研究者は全員ゲイという突拍子もない設定であった。さすがにそれは冗談だとしても、かかる設定がひとまずスティーブ・カレルという人物の説明として成立していたのは、ある種の文学作品の愛好者が特定の傾向を持ち、研究者たちの顔ぶれが濃くなっていくという世界共通の傾向があるためだとおもう。とっさに浮かぶのはピンチョンであり、海外のピンチョン研究サイトの充実などを見るにつけ、ピンチョン研究者はよほどの強者が揃っているのだろうなと想像するが、世界中のナボコフ研究者から提出された論文が掲載された書を読んでみて、ナボコフ研究者もかなり濃い顔ぶれが揃っているのではないか……と想像がふくらんだ。 このテキストは、国際ナボコフ学会に集まった論文をもとに構成された一冊だが、まずはその論文

    Imamu
    Imamu 2012/02/21
    「ナボコフが執筆に使用した手書きカード」
  • 中井正一 探偵小説の芸術性 ――文学のメカニズム――

    ラテン語で書かれたすべての哲学書がいつでもイヴの犯した罪なしには書きはじめられなかったように、ドイツ語のあらゆる哲学書も歴史の末にあるという最後の審判なしにはそのを書き終ることができない。哲学のはいつでもこの古い林檎の臭いがしている。 歴史は、いわば、罪より裁判へ、一つの犯罪的興味の上にある。パスカルの賭けはその裁判に賭けられた滲み透る賭けともいえよう。人の償いがたき罪、その罰を寂しくも待つこころもち、その嘆きと願い、祈りに満ちた問い、この問いこそ、ハイデッガーの指摘する時のすがたであり、原罪の意味なのである。それは存在の深い暴露である。 罪と罰、それ自身、償いがたき過去と現在の情趣である。過去と現在が撓わにまで未来に押し迫る深い情趣である。ドストエフスキーの『罪と罰』の背後には人類全体の上に覆いかぶさる罪の情趣がひろがっている。一篇全体が罪の悔いの中に切り緊められている。ユーゴーの『

    Imamu
    Imamu 2011/10/28
    『第一の罪の情趣はドストエフスキーの『罪と罰』、『カラマゾフの兄弟』の遺すもの、すなわちロシアの遺産であり、第二の判断構成の情趣はポー以外のアメリカの遺産である』
  • 『SF文学』ジャック・ボドゥ 訳・新島進(白水社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 「地図をもってSF文学の旅に」 SF——サイエンス・フィクション——ときくと、すこし身構えてしまう。うっかりしたことを言ってしまうと、その道に通じた人たちから(つまりSFファン)完膚無きまでにたたきのめされてしまうか、「フッ…こいつ、何もわかってないんだな…」という哀れみの目で見られるか、どちらかだと思っているからである。だからSFファンの前にいくと緊張して、「あの、わたしはただアメリカ文学の有名どころをつまみ喰いして読んでいるだけの人間ですから…」と小さくなってしまう。 わたしのSF読書歴を振り返ってみるに、おそまつきわまりない。「SFの黄金期は読者が14歳のとき」といわれる、14歳頃に読んでいたSFとおぼしきものは、レイ・ブラッドベリとかJ. P. ホーガンの<巨人シリーズ>くらいで(あとは竹宮惠子の『地球へ…』)、他には少女マンガばっかりよんで愚にもつかない恋愛

    『SF文学』ジャック・ボドゥ 訳・新島進(白水社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
  • 特集「大人の学究へ向けて」:夏休み課題図書「怖い児童文学」 文=さやわか - WEBスナイパー

    夏休み課題図書「怖い児童文学」 文=さやわか 今年の夏の特別企画はWEBスナイパーの豪華著者陣による、大人の研鑽に必要な名作・傑作のプレゼン祭り! 夏休みのまとまった時間に改めて、あるいはもう一度触れておきたい作品群をジャンル不問で紹介していただきます。第七弾は、ライター・さやわかさんによる児童文学への誘い。「怖い児童文学」というテーマで6冊を厳選、児童書の枠を超えたパワフルで奥深い作品の力をじっくり解説していきます!! 夏休みと言えば読書感想文、読書感想文と言えば児童文学である。 児童文学は、実に、奥が深い。特に中学生から高校生くらいまでを対象としたヤングアダルト系が台頭して以降はいわゆるライトノベルとの接点も増え、「青い鳥文庫」など古くから続くレーベルにおいても人気作のほとんどはアニメや漫画のようなイラストが使われた、表紙をぱっと見ただけでは小説のように見えないような作品がほとんどであ

    Imamu
    Imamu 2011/08/15
    三田村信行『おとうさんがいっぱい』/佐野美津男『ピカピカのぎろちょん』/大海赫『ビビを見た!』/寺村輝男『消えた2ページ』/佐々木マキ『やっぱりおおかみ』/那須正幹『ぼくらは海へ』/
  • その人の素顔|平山夢明(作家)×深町秋生(作家)対談  「最初の種になる仕事が好き」

    第20回は作家の平山夢明さん(聞き手は講座出身の作家の深町秋生さん)。アイディアの生み出し方や小説に対する想い、そして東日大震災について話していただきました。 ◆大藪春彦賞受賞作『ダイナー』/執筆は人間の生理に反する ――『ダイナー』で第13回大藪春彦賞を授賞されました。おめでとうございます。傑作ですけれど、料理の描写がとくにすばらしいですね。料理はするんですか? 平山 おれ、料理しないんだよね。せいぜいゆで卵とかカップヌードル作るぐらい。べるほう専門。 ――『ダイナー』では、ハンバーガーを作る過程も詳しく書いてます。 平山 おれは肉がえないんだけど、ひき肉にしたハンバーガーならいけるんだよ。だから舞台をハンバーガー屋にしたんだけど、取材のためにあちこちいに行ったよ。いろんなものをって、ひとまず研究してみようと。原宿とかにあるんだよね。小じゃれた店がさ。そこでいろいろったけど、

    Imamu
    Imamu 2011/05/31
    「小説を書くってのはさ、これはもう人間の生理に反することなんだよ」「インプットが大切なんだよ。たとえば、目じゃなくて、耳がよくないとダメなんだ」
  • ブームから数年、「ケータイ小説」は今どうなっている? - 日経トレンディネット

    「恋空」「赤い糸」などのヒット作を輩出し、2006、7年頃に大きなブームを巻き起こした「ケータイ小説」。ブームから数年が経過した現在、ケータイ小説やその話題を目にすること自体少なくなってしまっている。しかし、実は着実な支持を得て、市場そのものは堅調に伸びているということをご存知だろうか。ブームの頃とは大きく変化している現在のケータイ小説の動向を追ってみた。 地方や郊外にはコーナーがあるのが“当然” 小説の草分け的存在である、ホームページ作成サイト「魔法のiらんど」(アスキー・メディアワークス)。ブーム後もケータイ小説の利用は堅調に伸びているという(画像クリックで拡大) ケータイ小説といえば、横書きで独特の文体でつづられる、若年女性の「実話をもとにしたフィクション」で、やや過激な描写と泣けるストーリーというのが多くの人がイメージするところではないだろうか。 これはやはり、2006、2007年

    ブームから数年、「ケータイ小説」は今どうなっている? - 日経トレンディネット
    Imamu
    Imamu 2011/04/28
    「地方や郊外にはコーナーがあるのが“当然”」「近年若年層の携帯サイト利用に対する制限が厳しくなり」「多くの学校で取り入れられるようになった「朝読」」
  • 村上龍の墓標 - じのんの雑記

    Twitterにも書いたけど俺は二十代半ばから終わり頃まで村上龍が好きだった。けどこのところずいぶん離れていた。もう五年くらいは彼の小説を読んでいない。もっと読んでないかもしれない。そしてTumblrで以下のNYTへの寄稿文を読んでもう全然受け付けないことが、今更ながらよく分かった。 危機的状況の中の希望 - Time Out Tokyo (タイムアウト東京) 受け付けないと書いたが、なんだろう、幻滅と言った方がいいかもしれない。 彼の文体は変わらない。いつもの通り。が、中には何も入っていない、そんな感じだ。だが彼の書く曖昧な「希望」、あれはいったい何だ? あれは絶対に被災者たちのものではない。今、避難所でひもじい思いをして凍えている人々の心に芽生えているものではない。目の前の状況で生き延びるのに精一杯な彼らの胸に芽生えるものではない。 そうではなく、あれは高級ホテルでウィスキー片手にテー

    Imamu
    Imamu 2011/03/20
    「彼の言う「希望」は彼個人の感傷のようなものだ」
  • キュビスムと怪談 - heuristic ways

    前から気になっていた朝吹真理子「きことわ」(『文藝春秋』20011年3月号)を読んだ。まず思い浮かんだのは、「キュビスム」と「怪談」というキーワードだった。 花田清輝氏はどこかで、西洋のシュルレアリスム絵画をわざわざ追い求めなくても、日には妖怪の絵がすでにあるではないかという趣旨のことを書いていたと記憶する。 それを念頭に置いて言えば、朝吹真理子「きことわ」は、ある種の怪談を西洋絵画的な手法で描いているのではないかという気がする。 芥川賞選評で、この作品について、池澤夏樹氏は、「いくつもの時や光景や感情がアニメのセルのような透明な素材に描かれ、それを何枚も重ねて透かし見るような、しかもその何枚もの間に適切な間隔がおかれて空気遠近法の効果があるような、見事な構成」と評しているし、山田詠美氏は、「後ろ髪を引かれる事柄について書かれた小説は数多くあれど、後ろ髪を引くものそのものを主にした小説

    Imamu
    Imamu 2011/02/24
    朝吹真理子「きことわ」/『花田清輝氏はどこかで、西洋のシュルレアリスム絵画をわざわざ追い求めなくても、日本には妖怪の絵がすでに』「現実はあたかも怪談のように構成されている、という光景」
  • 第144回芥川賞受賞:西村賢太氏記者会見 反応まとめ

    ニコ生【第144回 芥川龍之介賞・直​木三十五賞 受賞者記者会見 ​生中継】のツイート一部を抜粋しました。(2011/1/17 東京會舘 枡野浩一氏ゲスト解説 #nico_akutagawanaoki) 今回の芥川賞は二人が受賞。 記者会見の一人目は朝吹真理子氏。知性と美貌と血統を備えた気品のある女性。 そして二番目に登場した西村賢太氏は、対照的な経歴・風貌の持ち主。大手メディアでは報じられないような数々の衝撃発言にツイート&コメントは大いに湧いたのでした。 続きを読む

    第144回芥川賞受賞:西村賢太氏記者会見 反応まとめ
    Imamu
    Imamu 2011/01/18
    「誰とも話さないのでネタバレはない」
  • 【魔法のiらんど】人気のWeb・ケータイ小説/小説投稿サイト

  • 子どものことが大好きな独身男性たち « 破壊屋

    いい男の条件は?というとたくさんある。そんないい男の条件の一つに、日ではあまり注目されてないけど、アメリカでは重要視されている条件がある。それは「良き父親になれるかどうか」だ。 日恋愛モノって、男が将来どういう父親になるのかサッパリ見えてこない。ケータイ小説を読んでいると「こいつは将来育児に押しつけるか、子どもを虐待するんじゃね?」と思ってしまう時もある。ところがアメリカ恋愛モノだと、男がどういう父親になるのかハッキリ明示されるパターンが多い。特に顕著なのが恋愛小説のハーレクインだ。作中どころではなく表紙で主張している。 以前、スットコ部長こと♪akiraさんに教えてもらったネタだけど、ハーレクインの表紙では子どもを抱き抱えているパターンが多いという。調べてみるとあるわあるわ!ずらりとそろったイケメンならぬイクメンたちの画像をご堪能ください。 わはは!子どもを抱きしめるイケメン

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    Imamu 2010/11/28
    『いい男の条件は?というとたくさんある。そんないい男の条件の一つに、日本ではあまり注目されてないけど、アメリカでは重要視されている条件がある。それは「良き父親になれるかどうか」だ』
  • スティーヴン・キングが語る「小説家として成功するために知るべきすべてのこと」

    by churl 「シャイニング」「ミザリー」といったホラーものから「刑務所のリタ・ヘイワース(映像化タイトルは「ショーシャンクの空に」)」「グリーンマイル」といった非ホラーまで多くの小説を手がけ、また、映像化された作品も数多い作家のスティーヴン・キング。そのスティーヴン・キングがこれから小説家を目指す人に向けて、成功するために何を知っておかなければならないかという12のノウハウを伝授してくれています。 これは小説家に限らず物を書く人、そしてクリエイター全般について言える内容となっています。 キングの語る12の「知っておくべきこと」は以下から。 Everything You Need to Know About Writing Successfully: in Ten Minutes - Great Writing Creative Writing Community 1.才能・天分 これ

    スティーヴン・キングが語る「小説家として成功するために知るべきすべてのこと」
    Imamu
    Imamu 2010/11/02
    「最初の草稿を書き上げるまで参考図書は見ない」これは冨樫義博さんの「専門分野に対しての取材などはしない~自分で作った造語に置きかえて使う」と似てる
  • 歌人 枡野浩一の「水嶋ヒロ、ポプラ社小説大賞受賞」についての雑感

    枡野浩一(歌人さん)▼8刷『毎日のように手紙は来るけれどあなた以外の人からである 枡野浩一全短歌集』 @toiimasunomo イケメン俳優が小説で賞をとっても全然おかしくない。スポーツマンで高学歴で帰国子女なら、さぞ書くことも多いだろう。町田康だって男前でパンク歌手で俳優で文学賞をとりまくりの作家だし。社長の息子で女たらしで凄く文才のある知人がいる。ほかに活躍できる場があるから書いてないだけって印象だ。 2010-11-01 04:51:34 枡野浩一(歌人さん)▼8刷『毎日のように手紙は来るけれどあなた以外の人からである 枡野浩一全短歌集』 @toiimasunomo 町田康なんか萩原朔太郎賞受賞者だ。あまりに色々活躍してるから詩の賞のことなんか忘れちゃうけど……詩しか書けない人だってたくさんいるのに。川上未映子だってメジャーデビューしてた歌手だし中原中也賞受賞者だし美人だし弟はラグ

    歌人 枡野浩一の「水嶋ヒロ、ポプラ社小説大賞受賞」についての雑感
    Imamu
    Imamu 2010/11/01
  • 挿絵78点で美少女炸裂! アリスが女王になる!?okama版 新訳アリス (1/3)

    ルイス・キャロルは当にロリコン? 「かがみの国」でアリスにさよなら…… 「ふしぎの国のアリス」「かがみの国のアリス」の著者ルイス・キャロルが少女愛好者、いわゆるロリコンなのでは、という説がある。 実はこの件に関しては諸説相まって、現在では、キャロルは性的な意味合いでの興味を少女にもってはいたわけではないとの論調が一般的になっている。 しかし、キャロルがアリスのモデルとなった少女アリス・リドルを愛していたことだけは事実だ。 それは両作品を読んだ読者なら必ず感じとれることだろう。 「ふしぎの国」はキャロルの、アリス・リドルへの愛の讃歌。そして「かがみの国」は、キャロルがアリス・リドルへの愛と離別する物語なのだ。 そんな、アリスにさよならする小説、「かがみの国のアリス」が、河合祥一郎氏による新訳と、okama氏による78点もの描き下ろしイラストでうまれかわった。 前作「新訳 ふしぎの国のアリス

    挿絵78点で美少女炸裂! アリスが女王になる!?okama版 新訳アリス (1/3)
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    Imamu 2010/09/11
  • 福嶋亮大×泉京鹿 「現代中国の小説・文化」 司会:太田克史

    『神話が考える』刊行記念 「現代中国小説文化」 福嶋亮大×泉京鹿 司会:太田克史 2010年5月29日(土)19:00~ 池袋コミュニティカレッジ3 番教室

    福嶋亮大×泉京鹿 「現代中国の小説・文化」 司会:太田克史
    Imamu
    Imamu 2010/05/30
    『泉「中国で特に皆に強く崇拝されているのは岩井俊二。」福嶋「韓国でも岩井俊二は崇拝されていて、韓流ドラマでも似たような演出が見られる。郭敬明の小説も岩井俊二を小説にしたような書き方』
  • 夜は短し歩けよ乙女 - 峰なゆかのひみつの赤ちゃんルーム

    森見登見彦の「四畳半神話体系」を読了した私は深夜4時という時間帯も憚らず、すぐさま童貞をくすぶらせている友人に電話をかけて「今すぐこの小説を読むんだ!!」と力説しました。それくらい良い童貞小説でした。 その出来事からけっこう時間が空きまして、私のセカンド森見作品となる「夜は短し歩けよ乙女」を昨日読み終えました。 それまで「夜は短し歩けよ乙女」に手をださなかったのは、私がどうにも信用ならないと思っている屋大賞(確か2位)に選ばれていたこと、雑誌で読んだ森見さんのインタビューがキモかったことの、このふたつが理由です。 森見さんのキモいインタビューについての詳細をお話しすると、まあ全体的な言い分はまったくキモくはないですし、普段は司書をされているという点も好感度が高かったのですが一点、森見さんは大学時代を振り返って「男同士でうにゃうにゃしてるのが一番楽しかった」と発言していたのです。 う、うに

    Imamu
    Imamu 2010/04/24
    四畳半神話体系アニメ化に伴い読む「猫ガールの情報が少ない~精子くさい文学青年たちはそこに自分の理想の女像を~森見登見彦はね、猫ガールの内面を~結局、アキバ系漫画のヒロイン~深夜アニメ枠でやってくれよ」
  • 王様を欲しがったカエル |文章の善し悪しをジャッジする基準・完結編5

    人はすべて模倣された歓びを感ず。(アリストテレス) アリストテレスの『詩学』は、テーマ小説を書くための優れたノウハウです。フランスで新古典主義が流行した時期に、上演された演劇の多くが『詩学』を典拠にして作られたことからも、このの内容が有用であったことが伺えますし、恐らく現在でも小説を書く際に有効なツールでしょう。 ただし、これはアリストテレスが普遍的な真理を述べているからではありません。ぶっちゃけてしまうと、文章が下手な人間が小説を書こうと思ったら、これ以外の選択肢がほぼないんです。『詩学』を文芸評論として読もうとすると、テーマ演繹法に特化しているため、非常にエキセントリックな印象すら受けます。 まず、目につくのが物語を「悲劇」と「喜劇」、あるいは「悲劇」と「それ以外」に分類していることです。面白さを追求している作家であれば、この2つを厳密に区分する必要はありません。何故なら、平均的な

    Imamu
    Imamu 2009/12/19
    【アリストテレス「詩学」-テーマ演繹法-テーマ小説「無性格劇」/近代小説-内心決定重要】黒岩涙香「翻案:近代小説よりも~キャラクターの性格とストーリーのアウトラインが分離~前近代的なテーマ小説の方が」