【シンガポール=中野貴司】東南アジア配車最大手、シンガポールのグラブがサブスクリプション(定額課金)サービスの導入に乗りだした。多額の販売促進費で利用を促す従来モデルから脱却し、頻繁に利用する優良顧客を囲い込む戦略だ。投資家から収益改善への圧力が強まるなか、2024年下半期を目標とする実質黒字化には課題も残る。「食事宅配に費やす金額は、非利用者に比べて2.4倍大きい」。グラブのアレックス・ハン
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