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科学者を含め、我々の多くは生物界を把握できていません。このことは、名門大学の生物学者と生態学者を対象に行った非公式な調査によって明らかになりました。この調査において、「地球上で生物量が最も多いのは動物種か、植物種か、それとも細菌類か?」「総生物量が多いのは陸上と海洋のどちらか?」という2つの問いに対して、大多数の回答はいずれも不正解だったのです。 この結果は、かつてなく大量の情報が溢れる時代において、我々の知識が紛れもなく欠落している一例を示しています。事実とのかい離を解消すべく、イスラエル・ワイツマン科学研究所とカリフォルニア工科大学の研究者とともに、地球の総生物量を試算しました。研究結果は米国科学アカデミーの学術誌に寄稿し、メディアにも幅広く様々な内容で取り上げられました。
カンザス州カントンのマックスウェル州立動物保護区に立つ野生のアメリカバイソン。カンザス州には、トールグラス・プレーリーという危機にひんする生態系も存在する。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 過去29年間、米国カンザス州東部に広がるトールグラス・プレーリー(丈の高い草が広がる草原)の同じ区画を年2回ずつ歩き、見つけうる限りの植物種を集計してきた科学者たちがいる。その目的は、アメリカバイソン(Bison bison)と家畜のウシが生態系に与える影響を、これらの草食動物がいない同様の区画と比較して明らかにすることだった。 暑くて、根気のいる、ダニだらけの仕事だが、とても重要な仕事だ。かつてトールグラス・プレーリーは南部のテキサス州の大部分から、さらにカナダ南部にまで広がっていた。それが今やかつての4%しか残っていない。腰
(CNN) 一見何の罪もないクリスマスプレゼントとして1859年、英国から持ち込まれた24匹のウサギ。それがオーストラリアに「最も壊滅的な生物学的侵略」をもたらしたとする研究が、米科学アカデミー紀要に発表された。 野ウサギはオーストラリアの在来種ではなく、侵略的外来種とみなされている。農家によると、ウサギはたちまち何倍にも増えて作物や耕作地を荒らし、土壌の大規模浸食などの環境問題を引き起こすことがある。 「生物学的侵略は、環境破壊や経済破壊の重大な原因になる」と研究チームは述べ、「欧州のウサギによるオーストラリアの植民地化は、史上最も象徴的かつ壊滅的な生物学的侵略のひとつだった」と位置付けた。 遺伝学的証拠をたどった結果、この侵略の発端は、トーマス・オースティンという名の入植者によって1859年に英国から輸入されたウサギだったことが分かった。オースティンは英イングランドの出身だった。 史料
熊本市の市街地など県内各地で、アライグマの目撃が相次いでいます。観光客に人気の菊池渓谷では、水辺で魚を食べる様子がカメラに捉えられました。外来種のアライグマによる、貴重な日本の野生動物への影響が懸念されています。 ◇ 熊本県で観光客に人気のスポット・菊池渓谷で、ある“危険生物”が目撃されました。しましまの大きなしっぽが特徴の外来種、アライグマです。カメラには、水辺で魚をくわえ、むしゃむしゃと食べる様子が捉えられていました。 各地で増えているというアライグマ。おとなり、熊本市の市街地などでも目撃されています。南関町の神社では、柱にアライグマのものとみられる爪痕が残されていました。5本の線がくっきりとついていて、鋭い爪を持っていることがわかります。 アライグマは元々、ペットとして持ち込まれ野生化しました。貴重な日本の野生動物への影響が懸念されています。 熊本野生生物研究会 坂田拓司会長 「(ア
ミノカサゴはもともとはインド洋から太平洋にかけての海域に生息していたが、おそらく人が放流したせいで、現在はカリブ海と西大西洋の一部に定着している。今回ブラジル沿岸でも数を増やしていることが分かった。食欲は旺盛で、(人間以外には)はこれといった天敵もいない。(PHOTOGRAPH BY HUMBERTO RAMIREZ, GETTY IMAGES 海を泳ぐ魚の中でおそらくもっとも有害で侵略的とされるミノカサゴ。破竹の勢いで拡大する生息域が、北中米のメキシコ湾やカリブ湾と同じように、はるか南のブラジルからも報告された。 ミノカサゴは何年もの間、拡大を続けてきた。ミノカサゴがメキシコ湾で初めて見つかったのは1985年のこと。放流された観賞魚だったと考えられたが、その後生息域を米国の東海岸沖やカリブ海にまで急速に広げ、2010年ごろには南米沿岸でも確認された。 しかし、ベネズエラやトリニダード・ト
ぬまがさワタリ @numagasa すてきな生きもの&カルチャー。最新作『ゆかいないきもの超図鑑』など著作5冊+電子『いきものガタリ』。amaアソ&ofuse参加。 LINEスタンプ→ store.line.me/stickershop インスタ→instagram.com/numagasa/ ご用あればブログ記載のメールかDM(見落としがち)へどうぞ。 numagasa.hatenablog.com ぬまがさワタリ @numagasa ニュージーランドの飛ばないオウム・カカポは絶滅寸前の鳥ですが、必死の保護活動が実って個体数が昨年25%増加し、ここ数十年で最大の252羽になったそうです(まだ少ないけど一時期は残り50羽だった)。カカポ復活祈願で『ゆかいないきもの超図鑑』よりカカポ図解を掲載します。愛情も技術も全力投入。 pic.twitter.com/t1T6Pdegpm 2022-08
福島大共生システム理工学類の兼子伸吾准教授は3日、東京電力福島第1原発事故に伴う帰還困難区域に生息するイノシシの遺伝的な影響を調査した結果、事故後数世代が経過しても、DNAの塩基配列に事故の影響による突然変異は確認されなかったとする研究内容を発表した。 大学の定例記者会見で発表した兼子氏は、「突然変異で緑になったイノシシ」など、原発事故の影響を巡り根拠に基づかない海外報道があるとし、「汚染の程度が理解されておらず、現状を伝えることが重要だ」と指摘した。 事故の影響による突然変異が確認されなかった理由については「(事故に起因する放射線量が)低線量だったためと考えられる」と述べた。 兼子氏は、福島大大学院に所属していたドノバン・アンダーソン氏(弘前大被ばく医療総合研究所特任助教)らとともに2016~19年、帰還困難区域に生息する307頭のイノシシを調査した。このうち191頭の遺伝子について、チ
こんにちは、編集部 石川です。 毎月1回、当サイトのライターに専門分野や得意分野の話を聞いています。今回は、本業で環境調査の仕事をしているというこーだいさん。 環境調査って何なのでしょうか。調査してどうするんでしょうか?いきもの好きの方もぜひお読みください。 虫に油性ペンで目印を付ける 石川: まずいちばん基本のところからで、環境調査ってなんなんですか? こーだい: あくまで一例なんですけど、山の斜面とかに太陽光パネルの発電所あるじゃないですか。ああいうものを作る時って、事前にその場所にどういう生きものがどういうふうに暮らしているかを調べるんです。 石川: はい こーだい: たとえば絶滅危惧種とかがそこに住んでいたりするから、そこの上に新しくものを作ったりしても大丈夫なのかというのを、調査しなければいけないと決まっていまして、その調査をする仕事です。 石川: 具体的には何を調べるんですか。
カリブ海に生息する紫色の海綿動物ストーブ・パイプ・スポンジ(Aplysina archeri)の大群。このろ過食動物が周囲の水から集めた他の動物のDNAは遺伝子研究者にとって重要な情報源となりうる。(PHOTOGRAPH BY WILD HORIZON, GETTY IMAGES) 前肢のあるウナギのようなリオグランデレッサーサイレン(Siren intermedia texana)が、米国とメキシコの国境にある町イーグルパス付近で見つかってから140年以上が経った。しかし、この希少な動物がまだそこに生息していることを示すのに、直接彼らを捕まえる必要はない。水差し1杯分の泥水をろ過すれば十分だ。 リオグランデレッサーサイレンは有尾目サイレン科の両生類。体長約30センチで後肢がなく、テキサス州では保護対象となっている。(参考記事:「体長60cmの謎の大型両生類サイレン、新種として記載」) 現
今年5月、改正法が成立した外来生物法。2004年の制定時に、大論争を引き起こしたのが「ブラックバス問題」である。密放流や生態系への影響などを巡り、議論が過熱した。あれから20年近くがたち、すっかり問題は収束したかのようにもみえる。しかし専門家は「ぜんぜん終わってない」と話す。国内の4漁協に特例で認められているブラックバスの漁業権は来年、10年に一度の切り替えを迎える。問題の今を追った。(ライター:中村計/撮影:蛭子真/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部、文中敬称略) 国内最大の湖、琵琶湖の周囲には「外来魚回収BOX」がいくつも設置してある。そのボックスにはこう書かれていた。 〈釣り上げたブラックバスやブルーギルはリリース禁止です! 釣り上げた外来魚はこの中に入れましょう!〉 2003年、滋賀県は釣り上げたブラックバスなどの外来魚の再放流(リリース)を条例で禁止した。だが、実際は、
【読売新聞】 小さな恐竜のような姿で、くりっとした愛らしい目が子どもたちに人気のニホンカナヘビ。全国各地の草むらで見られ、絵本の主人公も務めてきた。このトカゲに似た身近な 爬 ( は ) 虫 ( ちゅう ) 類が、東京23区内では絶
ネパールのトラ保護区のひとつ、バルディア国立公園の浅瀬を歩くベンガルトラ。(PHOTOGRAPH BY UTOPIA_88, GETTY IMAGES) ネパールが、トラ保護の首位を独走している。 7月29日、ネパールは絶滅危惧種であるトラが国内に355頭いることを確認したと発表した。2009年の推定数121頭から約3倍に増えたことになる。(参考記事:「動物大図鑑:ベンガルトラ」) 2010年にロシアで開かれた世界トラ保護会議「トラサミット」では、野生のトラが生息する13カ国すべてが頭数を倍に増やす目標に合意した。ネパールだけがこれを達成した。 成功の主な要因は、トラの保護に「政府が自ら積極的に取り組む姿勢を示し」、厳しい密猟取り締まり政策を実施していることだと話すのは、野生ネコ科動物の保護団体「パンセラ」のトラ部副部長アビシェック・ハリハル氏だ。パンセラは、ネパール政府による最近のベンガ
1900年代初頭、当時盛んだった動物心理学を専門とする米国の科学者らが、ある壮大な計画を思いついた。北米に数多く生息し、賢いことで知られるアライグマを研究室に持ち込み、動物の知能について実験をしようというのだ。 この計画はしかし、すぐに頓挫してしまった。霊長類に似た前足を器用に操るアライグマたちが、ケージからの脱走を繰り返したためだ。「科学者たちは降参して、以前と同じようにラットやハトを相手にすることにしたわけです」と、カナダ、ブリティッシュ・コロンビア大学の行動生態学者サラ・ベンソン=アムラム氏は笑う。「そんなわけで、アライグマの認知についての研究はまだ始まったばかりです」 米サンフランシスコ、ゴールデンゲートパークのノースレイク付近には、一晩に少なくとも20匹のアライグマが集まってくる。人々はいつも彼らにドッグフード、サワークリーム、ポテトチップスなどのスナックを与えているが、これは違
岐阜県の野外水域における「第3の外来種」観賞魚メダカの初記録 採集された個体は、市場価値の低い特徴も観察されたため、 育種選抜時に不要となって野外に遺棄された個体であると推測 人工改良品種である観賞魚の野外放流による在来生物への悪影響を懸念 本件のポイント 2021年 11月に岐阜県美濃市の用水路から採取したメダカ類の形態的特徴を観察したところ、一部の個体は、鑑賞メダカとして人気の高い幹之(みゆき)メダカと特定 近年、キンギョやニシキゴイ、ヒメダカといった人工改良品種に関して、野外への放流による在来生物への悪影響が懸念されるなか、安易な放流に警鐘を鳴らす論文を発表 本件の概要 龍谷大学 生物多様性科学研究センター①)の伊藤 玄客員研究員は、世界淡水魚園水族館の堀江真子氏とともに、2021年 11月に岐阜県美濃市の用水路から採取したメダカ類の形態的特徴を観察したところ、一部の個体を、鑑賞メダ
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「ケラマブルー」の海を優雅に泳ぐアオウミガメ=沖縄県渡嘉敷村の渡嘉敷島で2022年7月14日、幾島健太郎撮影 沖縄県の離島・久米島で7月、絶滅危惧種のアオウミガメ30匹超が殺傷され、地元の漁業者が「網にかかり、仕方なく刺した」と関与を認めたことが波紋を広げている。ウミガメは保護すべきか、それとも駆除すべきなのか――。背景を探ると、単純には割り切れない問題が見えてきた。 アオウミガメは7月14日昼過ぎ、島の沿岸で30匹超が網に絡まるなどして見つかった。多くに、首の付け根付近に刺されたような傷があった。 関係者によると、地元の漁業者が「魚を取ろうとしたらウミガメが大量に網にかかった。何匹かは逃がしたが、重いウミガメは動かせない上にかみついてくるので、仕方がなく刺した」という趣旨の話をした。 アオウミガメは国際自然保護連合(IUCN)や環境省のレッドリストで絶滅危惧種に指定されている。環境省は2
ポーランドの主要学術機関であるポーランド科学アカデミー(PAN)の自然保護研究所が作成した外来種データベースに飼いネコ(イエネコ)が追加され、「侵略的外来種」に認定されました。この決定に愛猫家が激しく反発しました。 Gatunki obce w Polsce https://www.iop.krakow.pl/ias/problem/czesto-zadawane-pytania Cats classified as invasive species by Polish scientific body | Notes From Poland https://notesfrompoland.com/2022/07/19/cats-classified-as-invasive-species-by-polish-scientific-body/ Cats Are An Alien Invasi
絶滅のおそれが指摘されているニホンウナギの稚魚や幼魚が、これまで生息地とされていなかった北海道の川から相次いで見つかったと、東京大学と北海道大学の研究グループが明らかにしました。気候変動などの影響でウナギの生息地が北上している可能性もあるとして、詳しく調べることにしています。 東京大学と北海道大学によりますと、おととし5月、北海道南西部の川で調査を行ったところ、体長6センチほどのニホンウナギの稚魚、16匹が見つかりました。 このため、去年も同じ川を調査した結果、稚魚9匹に加え、より成長した体長20センチほどの幼魚も確認されたということです。 研究グループによりますと、北海道で成長の初期段階のウナギの稚魚の生息が確認されたのは初めてで、さらに今月の調査でも、同じ北海道南西部にあるほかの川で幼魚などが見つかったということです。 このため研究グループは、これまでウナギの生息地とされていなかった北
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