秋田県鹿角市で開催中の農業祭「秋田県種苗交換会」(4日まで)で、農薬散布や作物の生育調査用の小型無人機「ドローン」が登場し関心を集めている。 同県大館市の「東光鉄工」は、1回の飛行で農薬5リットルを散布できる機種などを実演飛行させた。大きさは幅約1メートル、高さ45センチで、価格は150万~200万円。今春の発売から15機ほど売れたという。担当者は「物珍しさだけでなく、本気で購入を考える人が増えた。来月施行のドローンの飛行ルールを定めた改正航空法に合わせ、今後も改良したい」と意気込んだ。 岩手県の農家は「思ったより安定感がある。業者に頼むより好きな時に散布できて魅力的」と話した。