今回は意味のわかりにくい短歌が多くなったので、補足的な解説を書くことにした。 1. ファー 春の朝ファーファがいきなり人を食い柔軟剤を飲む四月馬鹿 「ファーファ」は柔軟剤の熊のぬいぐるみのキャラクターである。 www.fafa-online.jp 「お金なんかちょっとでふわふわだよ」とCMで言っていた。こういう可愛い顔で残酷なことを言ったりやったりというパターンが自分は割と多い。 2. 密 お年玉百年まとめて請求す姪の理想は北への密使 「密」というお題からは「密偵」とか「密使」といった言葉しか浮かばなかった。 前半の「お年玉百年まとめて請求す」と後半が関係あるのかないのか、ハッキリしないような点が売りのつもりである。 3. LED SEALDsを並べ替えるとASSとなり照らす電球LED アナグラムで強引にLEDをひねり出した。 「SEALDs」は個人的には好きでも嫌いでもないが、世間的には
塚本邦雄の短歌は難解で晦渋で、さらに旧字旧仮名表記という障壁があって、歌集のタイトルも厳めしいので、その雰囲気だけで敬遠している人が多いのではないだろうか。 しかし、実際は一読してすぐに意味のわかる作品、ユーモラスな作品もかなりあるので「続・塚本邦雄歌集」収録の歌集「黄金律」から親しみやすい平易な十首を選んでみた。 まずは第十位! 百年後のわれはそよかぜ地球儀の南極に風邪の息吹きかけて 地球儀にフーッと息を吹きかけている! 実は、こういう茶目っ気があるのが塚本邦雄の面白い所なのだが、そこを分かってほしい! 続いて第九位! 母てふはははと笑ひて立ちつくす冬の芒のごとき女人ぞ 母というものは「はは」と笑うものなのだと言っている! ダジャレか! 次は第八位! 詩人たることはさておきボクサー犬カタログに選るひとときの夏 自分自身の詩業、詩歴の全てを「それはさておき」と脇に退けてしまった! そんな夏
以前、枡野浩一という歌人が「かんたん短歌blog」というブログで短歌の指導を行っていたらしい。 その2004.04.22分に以下のような講義があった。 ここでちょっと講義。 べつに枡野浩一ひとりで確立した文体ではないと思いますが、昔こんな短歌をつくりました。 冗談はさておきという一言で気づきましたよ 冗談ですか (枡野浩一) ……で、佐藤真由美さんがその文体を引き継いで、こんな傑作をつくりました。 この煙草あくまであなたが吸ったのね そのとき口紅つけていたのね (佐藤真由美) この傑作をわざと失敗作につくりかえると、こうなります。 口紅のついた煙草をあくまでも俺が吸ったと言い張る男 (失敗作) ね、駄目でしょう? この失敗作を私は「あらすじ短歌」と呼んでいます。 新聞歌壇なんかには、「あらすじ短歌」と呼びたい作品がたくさん掲載されています。皆さんはぜひ、「あらすじ短歌」からの脱却をめざして
概要 偶然57577になっている文章を短歌としてつぶやく Twitter の bot を作りました。 フクロウが鳴くと明日は晴れるので洗濯物を干せという意味 #tanka ウィキペディア日本語版「フクロウ」より http://t.co/Dm1uHcQdzR— 偶然短歌bot (@g57577) 2014, 12月 31 再帰的アルゴリズムが有効な問題として有名であり #tanka ウィキペディア日本語版「ハノイの塔」より http://t.co/vm2ZqwImKi— 偶然短歌bot (@g57577) 2014, 12月 31 文章はウィキペディア日本語版を対象としました。 作り方 jawiki-latest-pages-articles.xml.bz2 をダウンロード。 WP2TXT で上記を扱いやすい形式に変換。 このスクリプト で57577になっている文を抽出。数時間かけて(遅い)
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