今回、ご紹介するのはジャズレーベル【澤野工房】。実は、大阪にある 街の履物屋さんが手がけるジャズレーベルです!澤野工房のオーナー、澤野由明さんにお話をうかがいました。 大阪、通天閣のお膝元にある【さわの履物店】。その4代目、澤野由明さんがお店の仕事を始めたのは1973年のことでした。では、ジャズレーベルを始めるきっかけは、、、? 「私は男ふたり兄弟なんですが、ふたりともジャズが好きなんです。私が大学を出て履物屋をついだのも、当時、世間の大卒初任給が6万円くらいで、『履物屋に就職すると1日に1枚レコードが買えるぞ。』と父に言われて、そっちのほうがええな、と。それで、就職せずに履物屋に入った次第です。近くに大きなレコード屋があったので、お店を閉めた後、毎日1枚ずつレコードを買いに走っていました。でも、長いことそれをやってると、日本で出てる主な名盤とかジャズのレコードは兄弟でほぼ全部買ってしまい