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ブックマーク / nippondanji.blogspot.com (7)

  • フォントは自由に変えられる。だから絵文字で何かを伝えるのはナンセンス。そんなことも分からなかったのか、Googleよ。

    Unicodeに絵文字が多数追加されたことは、以前から批判していたのだが、やはりというか何と言うか、しょっぱい問題が起こりつつある。 macOS SierraやiOS 10でピストル絵文字🔫が水鉄砲に変わることで起こる問題。 | AAPL Ch. 絵文字フォント次第で形が変わる。故にフォントが変わればニュアンスも変わる。自分と相手、あるいは今使っている機種と将来使う機種が同じフォントを使っているとは限らない。だからフォントを変更することで様々な問題が起きるわけである。 根的な問題=性質が異なるものを混ぜてしまった文字と絵は質的に性質が違う。 文字はその見た目ではなく、文字を組み合わせた単語、単語を並べた文章によって意味を持つ。フォントが違っても、見た目の違いはあれど、文章そのものの意味は変わらない。どのようなフォントで読んでも意味は通じるのである。 ところが、絵文字はそうは行かない

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    asyst
    asyst 2016/10/27
  • データベースについてのそもそも論

    先月のはじめのほうで、「リレーショナルデータベースとの上手な付き合い方」というタイトルで、2回発表をした。ひとつは「まべ☆てっく Vol.1」であり、もうひとつは「Hacker Tackle(ハカタクル?)」である。 「リレーショナルデータベースの開発・運用に纏わるもろもろの話をして欲しい」というような内容の話をしてくれないかという同じような依頼を、ちょうど2日違いのイベントで頂いた。9/8のまべ☆てっくと、9/10のHacker Tackleである。そうなると必然的に話す内容も、同じようなものになってくる。同じ人物(=私)が話すのだから、テーマも同じで時期も同じであれば、内容が同じようなものになるのが自然である。もし違うものになってしまっているのであれば、片方はウソをついているということになるはずだ。今日は発表に使用したスライドを紹介しつつ、なぜデータベースを使うべきなのか(あるいは使う

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    asyst
    asyst 2016/10/05
  • この世から残念な○○が無くならない理由

    少し前に、日Web技術界隈著名人の残念さ具合というタイトルの記事が話題になった。名指しで個人を批判している記事なので、リンクするのは控えておこうと思う。意見には賛同する部分はあるものの、読んでいて気持ちの良いものではないからだ。まだ読んでなくて興味のある人はググッて頂きたい。あと、言っておくが私自身はその記事でリストアップされている人たちの仕事ぶりは知らないので、評価については言及しない。 この記事を読んで思ったのは、別に残念なのは別にウェブ界隈に限った話ではないよなーというか、残念な人をこの世から撲滅するのは構造的に不可能ではないかということだった。特に後者についてはかねてより考えてきたことであり、これはもうある意味仕方のないことではないかと思う。具体的な例を挙げるのは避けるが、割と技術書なんかでも酷いものを見かける。 というわけで、今日はこの構造的な問題点について語ろうと思う。 圧倒

    この世から残念な○○が無くならない理由
    asyst
    asyst 2015/09/02
  • RDBにおけるキャッシュという考え方

    RDBの専門家として日々活動している中で気づいたことのひとつに、「RDBはデータへのアクセスの実装をインデックスに頼っているが、インデックスは全ての問題を解決できるほど万能ではない」ということがある。インデックスというのはとても強力な部品であり、その点には全く異論はない。だが、世の中の全ての問題(クエリ)を解決できるほど、柔軟性に富んだものではないということだ。RDBは、どのインデックスを使ってデータへアクセスするかということを、オプティマイザを用いて判断する。大抵のRDB製品では、オプティマイザはよい仕事をするので、インデックスとオプティマイザの組み合わせによって、ほとんどの問題に対応できる。だが、100%ではないのであり、そのようなケースがシステムの性能問題を引き起こしたり、プログラマ(アプリケーションの設計者)に、NoSQLへ完全に移行したり、クエリ高速化のために非正規化をすると言っ

    RDBにおけるキャッシュという考え方
    asyst
    asyst 2015/06/17
  • DB設計の難しさ

    今日は徒然なるままにDB設計について思っていることを並べてみようと思う。 ようやくWEB+DB Pressの次号の原稿を書き終えた。2年間の連載であるが、来年はプライベートが忙しくなる予定なので、連載はこれにて終了とさせてもらうつもりである。 「なぜ人はリレーショナルデータベースを使いこなせないのか」 このところ執筆や講演を通じてリレーショナルモデルについて説明する機会を色々頂いているが、それらの活動の根源となっているのが、この素朴な疑問である。その疑問をパワーにしてこれまで活動を行なってきた。 現時点での自分の回答は「データベース設計が難しいから」である。もちろんリレーショナルモデルそのものの難しさというのもあるが、それよりは「適切な使い分けができていない」ということが大きいように思う。言葉を変えると、リレーショナルモデルを適用すべきデータとそうでないデータの判断ができていないからDB

    DB設計の難しさ
  • IDの設計についてのさらに突っ込んだ議論

    今日も前回に引き続きデータベース設計の話をする。今回の話で一旦データベース設計については筆を置くつもり(ブログ書いてないで原稿書けよ>俺)であるが、その前に話をすっきりさせて置きたいと思う。最後を飾るテーマはIDの設計である。 数字しかないのに意味を含んだID前回のエントリを見ていただいた方から、次のような構造を持った学籍番号があるというフィードバックを頂いた。 全部数値で"入学年度下2桁"+"学科コード"+"学科内のあいうえお順の順位" このようなルールで割り当てた学籍番号を、単なる数値として扱うのであれば大きな問題はない。これは数値しか含まれていないので、SQLのデータ型としては単に数値型を使えば良いだろう。だが、学籍番号から入学年度を判断する、あるいは学科を判断するといった用途で使われるのであればやはり適切ではないといえる。リレーショナルモデルの観点だけからではなく、IDとして適切で

    IDの設計についてのさらに突っ込んだ議論
  • MySQLにおけるレプリケーション遅延の傾向と対策

    レプリケーションはMySQLで最もよく使われる機能のひとつだ。レプリケーションは基的に非同期でデータの複製を行う仕組みになっているのだが、非同期故にどうしても逃れられない問題がある。そのひとつが今回のテーマ、遅延である。というと、MySQLのレプリケーションはすぐに遅延が生じてしまうように感じてしまうかも知れないが、そのようなことはない。ほとんどの場合は即座にスレーブの更新が行われる。 なぜ遅延は発生するのか、どのように遅延が起きていることを調べるのか、どのように回避するのかということをエントリでは解説したい。うまく遅延と付き合って、MySQLのレプリケーションをより快適に運用してもらえればと思う。 そもそも遅延とは何かMySQLのレプリケーションは非同期で行われる。これは準同期でも同じであり、スレーブにおいて更新が起きるのはマスターよりも一瞬遅れてしまう。これは非同期であるが故に逃れ

    MySQLにおけるレプリケーション遅延の傾向と対策
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