ヨーロッパでは中国の警察が出先事務所を開設し現地に住む中国人に圧力をかけている可能性もあるなどとする報道が相次ぎ、各国政府が対応する事態になっています。 オランダのメディアは25日、中国の警察が2018年以降、オランダ政府に知らせずに国内の少なくとも2か所に出先事務所を開設していたと伝えました。 事務所は現地に住む中国人の運転免許証の更新などを行うほか、中国の体制を批判してオランダに亡命した中国人男性に圧力をかける活動に関わった可能性もあるということです。 また、イギリスの公共放送BBCは27日、アイルランドの首都ダブリンにもことし同じような中国の警察の事務所が開設されていたと伝えています。 こうした報道などを受け各国政府も対応する事態になっていて、このうちオランダ外務省はNHKの取材に対し「これらの事務所の活動について調べており、状況がより明確になれば適切な対応をとる」とコメントしていま