今シーズンの野球界。ダルビッシュ有、岩隈久志、和田毅という日本の3人のMVPが米メジャーリーグに移籍しました。松井秀喜選手は、複数の日本球団からオファー受けた(と言われています)のに、メジャーにこだわり、レイズとマイナー契約して米国に残りました。優秀な選手にとって、日本のプロ野球にはそんなに魅力がないのでしょうか。 そんなプロ野球にファンは正直な反応を見せています。開幕3連戦の観客動員数は多くの球団でこれまでの実績を下回り、中継の視聴率も低迷し続けています。「今年のナイター中継は視聴率が取れなくて困っているんですよ」。先日、放送局の方からこんな嘆きを聞きました。 プロ野球は、国民のスポーツから、マニアのスポーツに変わりつつあります。今まさに「プロ野球改造」が求められています。この連載では、経営コンサルタントとして野球とかかわり合っている立場から、私の改造論をお話ししたいと思います。 まず、