政府と、日本の研究者を代表する団体として、政府の「特別の機関」に位置づけられている日本学術会議の対立が続いている。政府は学術会議の会員選考を巡り、第三者を関与させ、透明化を図る法案の提出をいったん見送った。その背景と今後の見通しを探る。 【図】日本学術会議を巡る主な動きと今後の想定
静岡県沼津市で行われたサッカーJ3の試合中に、スタンドの柵が倒れ、複数の観客が転落した事故で、柵に目立った劣化は見られなかったことが分かりました。 各務実来記者:「事故を受け、メーンスタンドの最前列は、このようにロープが貼られ、立ち入りができなくなっています」 3日午後4時ごろ、沼津市の愛鷹広域公園多目的競技場で行われていた、サッカーJ3アスルクラロ沼津対愛媛FCの試合中に、スタンドの柵が倒れました。選手がゴールを決め、スタンドに駆け寄った直後のことでした。この事故で、男女14人がおよそ1.5メートルの高さから転落し、愛媛県の女性(56)が骨折、少なくとも9人がひじを打つなどのけがをしました。 県と警察によりますと、これまでに実況見分や施設管理者への聞き取りなどを行い、現場の調査では倒れた柵に目立った劣化は見られなかったということです。また、これまでの定期点検では、施設に異常はなかったとし
憲法学者の石川健治・東京大教授は、毎日新聞政治プレミアの取材に応じた。 「勢いだけで国民投票に持ち込めば、国民にサイコロを振らせるのも同然となり、仮に改憲が成立しても、国民的基盤を得て定着することは難しい」と語った。 【写真】官邸や国会での岸田首相 ◇ ◇ ◇ ◇ 近時の憲法審査会は、とりあえず多数の賛成を得られそうな争点に絞った上で、いつ審議を打ち切り多数決による見切り発車に切り替えるか、という「日程の政治」へ移行している気配がある。 憲法改正プロセスにおいて、現状では審査会だけが、唯一「数の力」ではなく「理の政治」に徹し得る合議体だ。そこで担保された「理」が、国民が納得ずくで選択するための前提条件になる。この点が不十分なまま、勢いだけで国民投票に持ち込めば、国民にサイコロを振らせるのも同然となり、仮に改憲が成立しても、国民的基盤を得て定着することは難しい。 世界史上成功した憲法会議は、
「放送を見て、裏切られた思いです。映像加工しているのは顔だけ。首から下は丸映りで、明らかに自分とわかる映像でしたから。案の定、職場ですぐに身バレしてしまい、ずっと冷たい視線を浴びてきました。あまりにいたたまれなくなり、退職するしかなかったんです」 【独自】逮捕された「美人すぎる寝屋川市議」の写真集全カットを公開する 九州のあるJAの元職員Aさんが批判するのは、TBSが1月12日に放送した『news23』だ。 同番組は特集でJA共済のノルマを追及した。これまでJAでは職員が過大なノルマを負わされ、自分や家族が不必要な契約を結ぶ「自爆営業」が横行してきた。 Aさんは同僚と同番組の取材に応じ、自宅で一連の問題について証言。途中、自分の腕時計まで撮影されていることが気になったが、記者からは「バレることはない」と言われたという。 そのほか共済の契約書なども提供した。ただし、放送前には編集した動画を確
出生率を向上させるためには、仕事と家庭生活を調和させる必要があると叫ばれて久しい。しかし、スウェーデンでおこなわれた宝くじ当選者をめぐる研究から、この「ワークライフバランス説」は必ずしも正しいとは限らないことが判明した。カナダのマギル大学で人口問題を研究している社会学者が解説する。 【画像】【続きを読む】本当に出生率を改善したいなら、「出生率の向上」を目標にしてはいけない ワークライフバランスと出生率の関係韓国の2022年の合計特殊出生率は、女性1人当たりわずか0.78人だった。米国の多くの地域でも、出生率はそれほど高くない。(米国自治連邦区の)プエルトリコでは0.92、バーモント州では1.36、ベイエリアでは約1.3だ。 人口統計学者たちは出生率の低下についてさまざまな説明をしているが、最も一般的なもののひとつは、仕事と家庭をめぐるものだ。 北欧の社会福祉国家のように、女性が仕事と家庭を
2022年はノーゴールに終わったが、今季は本領を発揮し始めている。(写真:YUTAKA/アフロスポーツ) 2021年12月、ガンバ大阪に完全移籍した石毛秀樹。移籍一年目の2022年はノーゴールに終わったが、2023年3月8日のルヴァンカップ・京都サンガ戦で待望の、移籍後初ゴールをゲットした。「点を取ることもインテリオール(インサイドハーフ)の仕事だと思っている」と話す石毛は10代の頃から注目され続けてきた技術の高さに加えて、圧巻の献身性とプレー強度の高さでも存在感を見せている。技巧派からクレバーなハードワーカーへと変貌を遂げたのは、2017年にレンタル移籍でプレーしたJ2のファジアーノ岡山時代の経験がきっかけだ。奇しくも現在、京都サンガでヘッドコーチを努める長澤徹氏との出会いが、石毛を変えたのだ。 「バックアッパーになるためにやっているつもりもない」。石毛秀樹が口にしたプライド。 京都サン
「子どもの声は騒音ではない」。政府は法律で定めることも視野に検討に入りました。騒音の苦情で廃止された公園もある中、社会の意識は変わるのでしょうか。 赤ちゃんを抱えて、総理官邸入りする女性。政府の「こども未来戦略会議」の出席者です。岸田総理が掲げる異次元の少子化対策実現に向けたこども政策や、その財源について話し合う会議の2回目が開催されました。 こうした中… 大きな声で元気いっぱい泣く子ども。いま、「子どもの声」をめぐり、議論が巻き起こっています。 都内にあるこちらの保育園。一角を緑の壁が覆い、目を引きますが… バンビ保育園 鈴木圭子代表 「緑の防音壁というのをつけました」 高さ3メートルほどの「防音壁」。住宅街にあるため住民に配慮し、7年ほど前に設置したといいます。 バンビ保育園 鈴木圭子代表 「ご近所の方たちと上手に付き合っていくということも大事かな」 さらに、長野県でも「子どもの声」を
国際世論調査の結果、西側では「犠牲を払っても全ウクライナが解放されるべき」という回答が多かった。しかし、「犠牲を減らすためできるだけ早く停戦するべき」という回答との差は決して大きくなく、西側内部の意見の分裂が明らかになった。さらに、なぜウクライナを支援するかの理由についても、西側のなかで見方は分かれている。 ウクライナ戦争にどんな決着をつけるべきか。これに関する意見の分断は、西側のなかでも広がっている。 国際世論調査の結果 EUのシンクタンク、欧州外交評議会(ECFR)は2月22日、ウクライナ戦争に関する国際世論調査の結果を発表した。これは複数の民間の調査会社(Datapraxis、Gallup、Norstat、YouGov)による調査の結果をECFRがまとめたものだ。 その結果、ウクライナ戦争をどのように終わらせるかについて、温度差が改めて浮き彫りになった。 上の表で示したように、西側で
2023年5月8日から新型コロナは5類感染症となります。 5類感染症になっても、新型コロナがインフルエンザと同等の疾患とは決して言えない理由の一つにコロナ後遺症の問題があります。 現時点で、コロナ後遺症を予防するための方法について整理しました。 コロナ後遺症とは?新型コロナ後遺症で頻度の高い症状(筆者作成) コロナ後遺症とは、新型コロナに感染してから2ヶ月以上経った後も咳など発症時からある症状が続いたり、回復した後に新たに脱毛などの症状が現れてくる病態を指します。 頻度が高い症状としては「だるさ」「息苦しさ」「嗅覚異常」「脱毛」「集中力低下」などがあります。 これまでの新型コロナ後遺症に関する研究では、 といったことが分かっています。 日本でもすでに4割以上の人が新型コロナに感染していると考えられており、誰がいつ感染してもおかしくない状況である一方で、コロナ後遺症の予防法や治療法は確立され
スギ花粉の飛散量が、この10年で最も多いという状況です。 そしてスギ花粉症は、日本人の4割が持つという国民病になりました[1]。 本来はスギ花粉は体にとって敵ではないタンパク質です。 しかしスギ花粉症の方は、免疫が敵だと判断しやすくなっていて、花粉を体外に押し出すようなメカニズムが働き、目が痒くなったり、鼻水が出たり、くしゃみが出たりするのです。 そのため私の外来でも、スギ花粉舌下免疫療法に関して尋ねられることが増えています。 『舌下免疫療法』というのは、スギ花粉のタブレットを舌の下に毎日1分間置くことで、スギ花粉症の症状が軽くなっていく治療方法のことです[2]。スギ花粉症を根本的に治すことが期待できる唯一の治療法で、保険適用にもなっています。 しかし、スギ花粉舌下免疫療法は長期間かかる治療で、一般的には3年以上、できれば5年以上続ける必要があります。 『3年から5年もかかるのですか?』と
今、割り箸が世界中で静かな盛り上がりを見せている。 と言っても、身近なところでは気付かないだろう。むしろ割り箸を見ることは少なくなり、プラスチック箸が増えている。何が起きているのだろうか。 実は世界中の市場およびビジネス動向を調査する大手マーケティング会社IMARCグループが、2022年の世界の割り箸の市場規模は181億ドル(約2兆4000億円)に達すると発表したのだ。そして23年から28年までに5.30%の成長率が見込まれ、268億5000万ドル(約3兆000億円)に達するだろうと予測を出している。 箸、とくに割り箸の利用は日本だけでは? そう思いがちだ。 そもそも箸という細い棒2本だけで、食材をつかみ、切り、すくう……という真似ができるのは日本人だけ、という思い込みもある。だから箸が使われるのは、日本以外では韓国や中国、台湾、それに欧米の日本食レストランで使われる程度では。それなのに?
旅の始まりは思わぬ形 私のとった飛行機に吉田豊が合わせる形で、一緒にサウジアラビアを往復するつもりだった。事実、成田を発ち、経由先のドバイまでは同じ飛行機に乗った。しかし、ドバイの乗り継ぎ便の搭乗口まで行ったところで吉田が止められた。 「あなたの飛行機はこれではありません」 成田発の飛行機が同じだった事で、吉田はその先の飛行機をしっかり確認していなかった。そのため、勝手に終始私と同じ飛行機だと思い込み、まさかの搭乗口まで行ったところで違う便である事を告げられた。機内のバーラウンジで悠長に飲んでいる場合ではなかったのだ。 経由地のドバイへ向かう飛行機の機内。筆者(左)と吉田豊騎手信じられない結末 旅の始まりがこんな形だったので「これは先が思いやられるね……」等と話し合っていたから、というわけではないが、本人もびっくりというまさかの最高の結末が、待っていた。 「信じられないです。こんな事あるん
またテレビに出ている――。ロシアによるウクライナ侵攻が始まって以来、ロシア軍事研究家の小泉悠さんをメディアで見ない日はない。わかりやすく冷静な語り口で、戦況や国際情勢の解説を続けてきた。ロシアへの留学経験があり、妻はロシア出身で子どももモスクワで生まれている。プライベートでも縁が深く、多くのロシア研究者と同じように「愛着のようなもの」もなくはなかった。そのロシアが侵攻を始めて1年、どんな思いで戦争を見つめてきたのだろうか。ロシアを見る目は変わったのか。本人に問いかけると、今回の侵攻を巡って2つの「ショック」があったという。(聞き手:荻上チキ/TBSラジオ/Yahoo!ニュース Voice) ――長年、ロシアの軍事を研究してきた小泉さんですが、今回の侵攻によってロシアに対する向き合い方に変化はありましたか。 小泉悠: ロシア研究者は多かれ少なかれ、ロシアという国に対して好意的な部分がある方が
Twitter上で過激な発言を繰り返し、炎上を繰り返していたユーザーが大手メディア共同通信社の記者だったことが「週刊ポスト」の取材でわかった。 【写真15枚】目を背けたくなるヘイト発言の数々 特定されるや「言い訳」も ユーザー名は「桜ういろう」。いわゆる“左翼アカウント”として、数年前からユーザーに認知されていた。フォロワーは1.6万人にのぼる(現在はアカウントごと削除)。作家の百田尚樹氏や有本香氏らの有識者に執拗に絡み、〈【朗報】ホラノ門ニュース(編集部注:百田氏が出演していたニュース番組『真相深入り!虎ノ門ニュース』を指しているとみられる)の百田尚樹氏、やっと自分をサイコパスであることを自覚する。コバンザメの有本香氏もすかさず「『天才』は往々にして勝ち組サイコパス」とヨイショ!つーか、気付くの遅すぎ〉などと過激な投稿を繰り返していた。一般ユーザーに対しても〈ネトウヨ(ネット右翼の略称)
新シーズンに向けた『Jリーグキックオフカンファレンス』が2月14日に開催。18日の開幕節で対戦する横浜FCと名古屋グランパスの両指揮官が、30周年を迎えるJリーグの思い出に残るシーンを振り返った。 【布陣図】先発11人は誰だ!? J1全18クラブの開幕戦予想スタメン 横浜FCの四方田修平監督は、「やはりヴェルディ対マリノスの開幕戦。本当に胸を躍らせて、始まるぞっていう、あの開幕戦のみんなの期待と盛り上がりを懐かしく感じます」とコメント。さらに「ジュビロの黄金時代が非常に好きだったので。その時のチームの強さとかを鮮明に覚えています」と語る。 一方、名古屋の長谷川健太監督も、93年5月15日に行なわれた歴史的一戦に言及。「(先制点の)マイヤーのゴールは鮮明に覚えています。Jリーグ元年の記憶は鮮明に思い出します」としつつ、茶目っ気たっぷりに、声を大にしてこう述べた。 「四方田監督が、ジュビロが好
元県議による政務活動費の不正受給を巡り、市民オンブズマンが未返還分を返すよう求めた住民監査請求について、県監査委員はこれを却下した。 市民オンブズマン県会議は、野川政文元県議が不正受給した政務活動費約1250万円のうち、元県議が自主的に返納している残る672万円についても、吉村知事が返還を求めるよう、去年11月、県に住民監査請求した。 これについて県監査委員は、却下する決定を下し、24日、監査結果を通知した。理由について、「返還を求めることができる請求権の時効5年を過ぎていること」「住民監査請求を行える期間をすでに過ぎていること」の2つを挙げている。 決定に対し市民オンブズマン県会議の外塚功共同代表は、「法律の解釈に誤りがある。不当であり不服だ。提訴も含めて検討する」としている。
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