僕は知らなかったのだけど、2年ほど前に、「検索ちゃん」で、爆笑問題太田光、品川庄司品川、土田晃之の3名が、そのタイミングのM-1グランプリについて誰かが「今年のM-1は小粒ぞろいだった」と書いていたことを巡って、「お笑い評論家って一体何なのか?」「ネタを作ったことがあるのか?舞台で結果出したことあるのか?」というようなやりとりをしたことがあったらしく、そのことが当時、ネット上で小規模な議論を引き起こしたらしい。 http://d.hatena.ne.jp/Sugaya/20070510/1178791853 大体同じような時期に、保坂和志と高橋源一郎が、(高橋源一郎は保坂和志に同調する感じで)「小説のことは小説家にしか分からない」という趣旨のことをよく言っていて、僕は単純にそのことを思い出した。 作者は、無数の選択肢の中から、その都度、ただひとつの言葉を選び、ひとつの言葉の連なりを形作る。