2つのC型慢性肝炎の薬を一緒に使うことで、95%の確率でウイルスを消失できたと報告された。 C型肝炎をめぐっては、新薬が次々と登場してくる予定で、一挙にウイルス克服の日が近づいてきそうだ(C型肝炎新薬が1錠6万円、3カ月500万円強で完了、「許容できる範囲」の研究報告を参照)。 独ゲーテ大学のシュテファン・ゾイゼム氏らの研究グループが、内科領域の有力誌であるアナルズ・オブ・インターナル・メディシン誌で2015年4月24日に報告している。 12週間1日1回の服用 日本ではC型肝炎の新薬として「ソホスブビル」と「レジパスビル」という薬が登場する見通しとなっている。これとは別の薬であるNS3/4Aプロテアーゼ阻害薬の「グラゾプレビル」とNS5A阻害薬の「エルバスビル」という薬の効果を検証する試験の結果が出てきている。 グラゾプレビルとエルバスビルを一緒に使うと、C型肝炎ウイルスの遺伝子型の