印刷 米国の人気コメディー映画「ハングオーバー」の最新作に、偽の「ルイ・ヴィトン」を本物のように登場させているとして、仏ルイ・ヴィトン社が米映画大手ワーナーブラザーズを提訴した。商標権を侵害されたとし、問題の場面を含んだままの映画配給の差し止めや損害賠償を求めている。 映画は「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える」(邦題)。日本を含む世界で今年公開された。 訴状によると、空港の場面で登場人物が、椅子に置いた旅行バッグを動かした友人に「気をつけてよ。ルイ・ヴィトンだぜ」と傷つけないよう注意した。社名の「L」と「V」などを組み合わせたヴィトンの「モノグラム」のデザインのように見えるものの、ヴィトン社は、このバッグは本物ではなく、偽物の生産が問題化したメーカーの製品だとしている。 ヴィトン社は「一般の人に偽物を本物だと信じさせ、ヴィトンがこれを認めたと思わせる混乱を招きか