大規模なシステム障害で二重の送金が起きたみずほ銀行が、正常に振り込まれた給与まで預金者に無断で全額回収していたことが七日、分かった。“被害”は複数件あったことが確認されており、みずほ銀の事後処理のずさんさが明るみに出た。 大学教員の神奈川県の男性(48)によると、三月十八日にみずほ銀の口座に勤務先から給与が振り込まれたが、三十日になって「取り消し依頼分」として全額が引き出されていた。男性は三十一日、手続きをした同銀神田支店に抗議。同支店は誤りを認め支店長が謝罪、返金した。
大規模なシステム障害で二重の送金が起きたみずほ銀行が、正常に振り込まれた給与まで預金者に無断で全額回収していたことが七日、分かった。“被害”は複数件あったことが確認されており、みずほ銀の事後処理のずさんさが明るみに出た。 大学教員の神奈川県の男性(48)によると、三月十八日にみずほ銀の口座に勤務先から給与が振り込まれたが、三十日になって「取り消し依頼分」として全額が引き出されていた。男性は三十一日、手続きをした同銀神田支店に抗議。同支店は誤りを認め支店長が謝罪、返金した。
三菱東京UFJ銀行は2日、印鑑がなくても窓口で振り込みや現金の引き出しができるサービスを2012年度にも導入する方針を明らかにした。希望する顧客には、通帳も発行しない。顧客の手続きを簡素化し、サービス向上につなげる。 新サービスは印鑑の代わりに、窓口でキャッシュカードを専用の端末に挿入し、暗証番号を入力すれば、窓口でも投資信託の購入などほとんどの取引ができるようになる。口座を開設する時には、これまで通り印鑑が必要という。通帳を希望しない顧客は、インターネットを使って取引履歴が閲覧できるようにする。 同様のサービスは、大手銀行ではりそな銀行がすでに導入しており、ほかの銀行にも広がる可能性がある。
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