3年半前、奈良県御所市で困っていた知り合いを助けるために重機を運転した男性が、運転免許の取り消し処分となりました。「人助けのためにしたのに…」納得がいかない男性は処分の取り消しを求め提訴しました。その後、1審・2審共に訴えを退けられた男性は、最高裁に上告していました。その後の裁判の行方、免許の再取得に向けた男性の思いなどを取材しました。 【画像を見る】ショベルカーに乗り操作する高田さん キャタピラ切れたコンバイン『引き上げて』知り合いから頼まれショベルで引き上げ奈良県御所市の田園地帯。地元で30年以上、建設業を営んできた高田浩一さん(59)。3年半前の10月、知り合いから助けを求められました。 (原告 高田浩一さん)「近隣の86歳の知り合いが、うちに『助けて』と来られました。稲刈り途中に、コンバインのキャタピラが切れて動かないようになったと」 高田さんはショベルカーで田んぼへ向かい、コンバ