勉強会の内容は? 勉強会では、河瀬さんが1時間にわたって殺処分問題の現状やそれを解決するために何をする必要があるかについて説明しました。いくつか抜粋して紹介します。 殺処分問題の現状 2015年に行政(動物愛護センターや保健所など)で殺処分された犬猫の数は、犬が1万5811匹、猫が6万7091匹です。分かりやすく1日に換算すると犬は43匹、猫は184匹。1時間なら犬は2匹、猫は8匹殺されていることになります。 「保護猫」とは何か 飼い主が亡くなって飼育できる人がいなくなったり、多頭崩壊でレスキューされたり、保健所に持ち込まれたり、地域猫活動中に保護されたりした猫のことを「保護猫」と呼ばれています。 河瀬さんは保護猫の実例として、20歳で保健所に持ち込まれた「とらこ」の話を紹介しました。「とらこ」は、飼い主だった年配の女性が同郷に済む息子の家に引っ越す際、「猫はダメ」と言われて飼育放棄された