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ブックマーク / aniram-czech.hatenablog.com (10)

  • 東京の美術館の、大きな大きな問題点 - チェコ好きの日記

    私のなかでけっこう長くひっかかっていた問題があったのですが、「でもまぁ、これたいしたことじゃないのかな?」と思って、表立ってはあまり深く考えてこなかったんですね。でも先日とあるを読んでいたら、まさに私がひっかかっていたその問題が出てきてたので、「あ、やっぱりたいしたことあったんだ」と考え直した次第です。 というわけで、今回はその”問題”、東京の美術館についていろいろ書きます。 奈良美智の作品はどこで観る? 最初にいっておくと、東京の美術館てすごく面白いんです。ルーブルなりオルセーなりエルミタージュなり、世界中の有名美術館のコレクションが次々にやってくるし、現代アートだって充実していると思います。でも、こういった期間限定の〈企画展〉に夢中になれるのって、たぶん私が「首都圏に住んでいる日人」だからなんですよね。自分の住んでいるところに目新しい作品が次々にやってきたら、楽しいに決まってます。

    東京の美術館の、大きな大きな問題点 - チェコ好きの日記
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    gazi4 2014/11/02
  • 美術史、ヤンキー絵画を語る『ラッセンとは何だったのか?』 - チェコ好きの日記

    イルカの絵、といえばだれでも真っ先に、クリスチャン・ラッセンの絵画を思い浮かべるのではないでしょうか。目に鮮やかなその作風は、一度見たら忘れられない鮮烈な印象を、私たちにあたえます。 ※ラッセンのジグソーパズル このクリスチャン・ラッセンという人の作品は、日では80年代後半〜90年代前半に、ブームの全盛期を迎えました。今では少々影が薄くなった気もしますが、一時期はおもちゃ屋さんのジグソーパズルコーナーへ行けば、ハワイのお土産屋さんに行けば、水族館へ行けば、カラオケに行けば、パチンコに行けばーー必ずラッセンの絵か、あるいは「ラッセン的なイメージ」が溢れていたような記憶が、確かにあります。 私は1987年の生まれなので、その全盛期の頃の「ラッセン」を、ぼや〜っとした印象でしか知りません。でも、ジグソーパズルとか水族館とか、自分を取り囲む環境のなかで「ラッセン」あるいは「ラッセン的なるもの」を

    美術史、ヤンキー絵画を語る『ラッセンとは何だったのか?』 - チェコ好きの日記
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    gazi4 2014/09/18
    動物占いで話を広げ、夢を語りながらローンを押しつける女の子達の記憶が強いんだけど、2次商品で「ラッセンとラッセンぽい他の作品はやっぱ違うな」とも感じた。だからこそあの商法が成立したんだろけどなんだろね
  • 珠玉のアート・アニメーション 個人的な5選 - チェコ好きの日記

    最初に、ものすごく感覚的な話から始めてしまうんですけど、人が「アニメ」という単語を聞いたとき、おそらく個人によって想定するものが3種類くらいあると思うんですね。 1つが、みんなに愛されているいわゆる「ファミリー系のアニメ」で、ディズニーやジブリがこれに該当します。もう1つが「オタク系アニメ」で、私はこのジャンルはまったく知識がないので具体例をなかなかあげられないんですが、『新世紀エヴァンゲリオン』とか、深夜に放映しているアニメ(ものすごくざっくりですみません)が、このイメージ。そして最後に、私のなかでは「アニメ」といったらまずこれを想定するんですけど、「アート・アニメ―ション」があります*1。 もちろんすべてが3種類にかっきり分類できるわけではなくて、それぞれの中間点に位置するものとか、グレーなものもたくさんあると思います。が、私はこの「アート・アニメーション」というやつがなぜか大好きで、

    珠玉のアート・アニメーション 個人的な5選 - チェコ好きの日記
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    gazi4 2014/07/17
  • 「浅はかな知識でエラそうなエントリを上げちゃう」私の久々ブログ論 - チェコ好きの日記

    ブログを書いているみなさんは、「エゴサーチ」ってけっこうやっているんでしょうか? 私は怖いので基的にはやらないようにしているんですが、た・まーに魔がさしてやってしまうこともあります。で、先日ついつい魔がさしてしまいまして、エゴサーチしてみたら、こちらのエントリを発見。 http://anond.hatelabo.jp/20140426165331 チェコ好きも結構バカだよ。浅はかな知識でエラそうなエントリを上げちゃうあたり。知識や見解の不足が問題なのではなく、適当な記事をでっちあげちゃうあたりがバカ。 文章からビッチ臭がしないだけマシだが。 ■返信ありがとうございます くだんの方については、たまたま自分に知識がある分野のエントリを目にする機会があり、 「え、この程度で世界に発信しちゃうの?ブログってなんでもありだな」とびっくりした経験があったため、発言しました。 その堂々としたふるまいは

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  • 「何でもかんでも記録」しながら、私たちは星新一ワールドに近付いていく。 - チェコ好きの日記

    佐々木俊尚さんの『簡単、なのに美味い! 家めしこそ、最高のごちそうである。』を読んでもうちょっと日々の事に気を遣おうと考えたというのもあるし、それ以外にもいろいろと思うところがあって、私のなかで5月は健康増進強化月間でした。 私は、毎日のなかで考えたことについてはこのブログに書いているし、読書記録は「読書メーター - あなたの読書量をグラフで記録・管理」で残しています。あと、このブログ以外にもう1つはてなで自分専用の非公開ブログを作ったので、そこにメモとか散文的なものも書き残すようになりました。はてなブログに慣れてしまったので、何か書くなら“はてなブログ形式”にするのがいちばんやりやすく感じるようになってしまったんですね……。もちろん、ほぼ日手帳にも毎日日記を書いています。 が、べたものとか睡眠時間とか、より生活に密着したことに関しては今までほとんど記録をとってこなかったので、そういう

    「何でもかんでも記録」しながら、私たちは星新一ワールドに近付いていく。 - チェコ好きの日記
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    gazi4 2014/05/26
  • 「しりあがり寿型」という働き方の可能性について考える - チェコ好きの日記

    私はこれまでの人生で、「すごいマンガ読む期」と「ほとんどマンガ読まない期」を不定期にくり返してきた人間です。「すごい読む期」の第1次は小学生〜中学生のときで、当時はなかよし・りぼん・ジャンプなどなどのマンガが幅を利かせていました。そこから高校生になると「読まない期」に突入し、大学入学後もしばらく「読まない期」が続いたものの、大学2年生の夏休み頃になぜか突如「すごい読む期」が復活して、サブカル系のマンガを読みあさりました。その第2次「すごい読む期」に愛読していたマンガ家の1人がしりあがり寿で、彼のマンガのなかでいちばん好きな作品はこれかな。 ゲロゲロプースカ 新装版 (ビームコミックス) 作者: しりあがり寿出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2012/05/25メディア: コミック購入: 2人 クリック: 52回この商品を含むブログ (1件) を見る あと私は朝倉世界一も、私が中

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  • ニッポンの美の概念 婆娑羅とヤンキー - チェコ好きの日記

    私は地方公立中学の出身なんですが、公立中なので、クラスにはもちろん“ヤンキー”がいました。朝教室に行くと黒板にデカデカと「喧嘩上等」と書いてあったり、授業中に隣のクラスの子が鉄パイプを持って殴り込んできたり、校庭を原付で走り回った子が警察呼ばれたりしていました。 そんなヤンキーくんたち、服装がとにかくド派手。特に、うちの中学のヤンキーはおしゃれな“チーマー”とかではなく、特攻服とかを着ている暴走族系のヤンキーだったので、私はよく背中に書かれている文字に釘付けになったものです。「あの漢字、何て読むんだ……?」と。 今となってはすっかり保守派と化してしまい、あまりけばけばしいものは好まない私ですが、中学2〜3年生くらいのときって男女問わずヤンキー的なものがかっこよく思えてしまうこと、ありますよね。ヤンキーくんが卒業式のときに着てきた、おそらくいちばん気合いの入った特攻服、今でも覚えています。「

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    gazi4 2014/02/26
  • あなたの美術の知識がどれくらいあるかを試す例題10問 - チェコ好きの日記

    美術出版社が主催している、「美術検定」という検定があります。美術作品への背景知識がどれくらいあるかをはかる、趣味検定です。出題範囲は、西洋・東洋、時代を問わず、いわゆる美術作品と呼ばれるものすべてが対象となり、幅広いです。 美術検定 私はゆくゆくはこれの1級をとりたいと日夜努力している(?)のですが、今年受けようと思っていた2級の検定試験は、他の資格試験の勉強を優先したため、受検自体を泣く泣くあきらめることとなりました。 ちなみに昨年は3級を受けたのですが、忙しくてまったく勉強できなかったにも関わらず、過去の遺産で合格することができました。3級は、初心者にもおすすめのレベルです。 美術検定2012 3級に合格していた話。 - (チェコ好き)の日記 しかし1級・2級は、ちょっと問題集を見ただけでも難問ぞろいなのがわかるので、さすがにこうはいかないでしょう。 もちろん、努力して勉強して合格した

    あなたの美術の知識がどれくらいあるかを試す例題10問 - チェコ好きの日記
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    gazi4 2013/12/08
  • おいしい書評の書き方 - チェコ好きの日記

    私はよくこのブログで、書評のような感想文のような、得体の知れないものを書いています。*1 そんな中で先日、内田樹の『村上春樹にご用心』を読んでいる途中で、書評に関して「おお、これだ!」と思う表現に出会いました。孫引きになりますが、ちょっと引用してみます。村上春樹の文章です。 筋をずらずらと書いてしまう書評って困ったものですね。とくに結末まで書いてしまうというのは問題があります。(……)一般論で言って、書評というのは人々の欲をそそるものであるべきだと、僕は思うんです。たとえそれが否定的なものであったとしても、「ここまでひどく言われるのならどんなものだかちょっと読んでみよう」くらい思わせるものであってほしい。それが書評家の芸ではないでしょうか。 『少年カフカ』p,232*2 書評のゴールはどこにある? 私自身たいした書評が書けるわけではないので、「書評の書き方とは!」なんて教えられる身分では

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    gazi4 2013/11/26
  • 「屏風」のカッコよさにせまる! - チェコ好きの日記

    タダ券をもらったので、 先日横浜美術館で開催されている『横山大観展』に行ってきました。 横山大観展 ― 良き師、良き友 が、私は西洋美術脳なので、日・東洋美術については、いまいちその魅力をよくわかっていないんじゃないかと我ながら思っているわけです。 なのでこの『横山大観展』も、掛け軸とかその他もろもろの有名な絵を見ても、正直「ふ〜ん、そうなの……」という感じでした。 ただ1つ、「屏風」というジャンルをのぞいては。 屏風カッコイイ! 横山大観 『寒山拾得』 上記の画像は、現在横浜美術館で見ることができる横山大観の『寒山拾得図』です。ネット上の画像だともちろん真っ平らなんですが、実際には「屏風」なので、ギザギザに折った状態で展示されています。 ※こういう感じ ギザギザなので、「屏風」って2次元の絵だけれど、実は“立体”なんですよ。 もともとそれなりのデカさがある作品だということもあるけれど、

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    gazi4 2013/11/15
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