ドラッグストア業界7位のココカラファインは14日、5位のマツモトキヨシホールディングス(HD)と経営統合に向けた協議を始めると発表した。統合が実現すれば、売上高は1兆円規模に達し、ツルハHDを上回り業界首位となる。ココカラはマツキヨに独占交渉権を与えた上で、基本合意に向けた具体的な協議に入る見通し。 ココカラをめぐっては、マツキヨが4月26日、資本業務提携の協議を始めたと公表。業界再編などで意見交換をしていた6位のスギHDも翌27日、経営統合案をまとめた。ココカラは客観性と公平性を持たせるため、社外有識者などからなる特別委員会を設置。特別委が8月7日付でココカラに結果を報告していた。 ココカラの発表を受け、マツキヨは「選んでいただいて非常にうれしく思う。前向きに協議に取り組む」とコメント。スギは14日、ココカラとの経営統合協議を終了すると発表した。 関西圏で都市型店舗を多く持つココカラと、