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コラムと歴史に関するhhasegawaのブックマーク (11)

  • 鉄道会社は現代人の「豊かさ」「幸せ」に根深く関与している 我々はなぜそれに気付かないのか | Merkmal(メルクマール)

    幸せや、豊かさ。私たちの生活の満足度を決めるこうした価値観は、いかにして形作られてきたのか。そこには鉄道会社の存在が、切っても切り離せないものとして横たわっている。 あなたは「幸せ」ですか? 唐突に問われても、もちろんすぐには答えられない人が多いだろう。とりあえず思いつくのは、当面の衣住をはじめとする生活に不便しておらず、何がしかやりがいのある人生を送れているということが、「幸せ」になるだろうか。 ただここで厄介なのが、人はどうしても自分を他人と比べがちだということである。自分が他人、世間一般よりも欠けるもの、例えば配偶者なり持ち家なりがないと、とりあえず不便していなくても、なんだか自分が不幸であるように思ってしまいがちだ。 そこで資主義社会では、人並みの消費をすることで、自分が「幸せ」であることを確認する。かくしてトルストイが言うように、「幸せな家庭はどれもみな同じようにみえるが、不

    鉄道会社は現代人の「豊かさ」「幸せ」に根深く関与している 我々はなぜそれに気付かないのか | Merkmal(メルクマール)
    hhasegawa
    hhasegawa 2022/12/21
    家族向きライフスタイルをパッケージで売る19世紀フランス発の百貨店モデルを結果的に日本で確立したのが電鉄会社だった、という近代鉄道史家としての嶋理人(@bokukoui)氏の核心が簡潔に示されている。
  • 呉座勇一「炎上」事件で考える、歴史家が歴史修正主義者になってしまうということ « ハーバー・ビジネス・オンライン

    「陰謀実行の最大の難点は、秘密裏に遂行しなければならないため、参加者を限定せざるを得ないところである」(呉座勇一『陰謀の日中世史』角川新書、2018年、49ページ) 3月末、日中世史研究者の呉座勇一が、Twitterの鍵アカウントで英文学研究者の北村紗衣を含む様々な人物に中傷を行っていたことが発覚し、NHK大河ドラマの監修を辞任し、所属先の研究機関もコメントを出すなどの事態になった。非公開アカウントとはいえ、約4000人のフォロワーに対して、リツイートやいいねを含めて一方的な中傷を行っていたことが問題視された。その中傷の中には、セクシュアルハラスメント的な発言も含まれている。筆者も呉座によって中傷された者のうちの一人だったが、その件については人から謝罪をいただいている。 この件の発端は、同じく日中世史研究者の亀田俊和が、『異形の王権』(平凡社)などで知られる日中世史研究の大家、網

    呉座勇一「炎上」事件で考える、歴史家が歴史修正主義者になってしまうということ « ハーバー・ビジネス・オンライン
    hhasegawa
    hhasegawa 2021/04/04
    歴史修正主義と戦うと称していた歴史家がSNSで逆の行動をしていた背景についての分析。『教養としての歴史問題』から彼の「思想」の内在的な理解を試みており、ある意味で対象に好意的ですらあるのが読みどころ。
  • 「慰安婦は売春婦」のラムザイヤー論文で、アメリカは日本の歴史修正主義に目覚めた

    2007年、従軍慰安婦について「旧日軍 が強制的に連行した証拠はない」とした当時の安倍晋三首相に抗議する台湾の元慰安婦(台北) Richard Chung (TAIWAN)-REUTERS <慰安婦制度は日軍による「性奴隷制度」だったことは学術的に立証済みなのに、なぜ今更このような論文が出てきたのか。いずれにせよ、米学会では撤回要求が殺到している> 2020年12月、ハーバード大学のJ・マーク・ラムザイヤー教授が、「太平洋戦争における性行為契約」という論文を"International Review of Law and Economics"に発表した。ゲーム理論を用いて日軍「慰安婦」制度が単なる「商行為」であったことを示そうとする試みで、国際的な問題となっている。 この論文は経済専門誌の査読を経て発表されたものだ。それにもかかわらず資料に書かれている内容とは真逆の帰結を導き出したり

    「慰安婦は売春婦」のラムザイヤー論文で、アメリカは日本の歴史修正主義に目覚めた
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    hhasegawa 2021/03/27
    いわゆるラムザイヤー論文をめぐるシンポジウムの報告。「ハーバード大学の地域研究が、歴史的に地域研究と深い関わりがある植民地主義に無反省であり、同盟国を分断支配する思考を潜在的に持っている」の指摘あり。
  • 安倍辞任でかき消された「山口県庁安倍首相在職日数横断幕掲揚」問題。ウヤムヤにしてはいけないワケ « ハーバー・ビジネス・オンライン

    2020年8月28日、安倍晋三首相が辞任した。 その契機になったのかは定かではないが、辞任を発表する5日前の24日、連続在職日数が2799日に達し、佐藤栄作を抜いて歴代最長となっていた。第一次政権を含めた在職日数では、すでに2019年11月20日、桂太郎を抜いて歴代最長となっている。 これにともない、首相の地元である山口県では、県庁に記念の看板や横断幕が掲げられた。県の担当者は「県民の代表として一生懸命尽力している安倍総理が最長を達成した。県庁の総意だけでなく、県民のみなさまと喜びを表現したいと考えた。上位2人が山口県出身で非常に誇らしい」と説明しているという。(参照:朝日新聞) 山口県では、2019年11月にも、やはり横断幕を出して歴代在職日数最長を祝っている。 まず基的なことなのだが、国会議員は憲法上「全国民」の代表であり、首相は「全国民」の代表機関たる国会によって指名された行政府の

    安倍辞任でかき消された「山口県庁安倍首相在職日数横断幕掲揚」問題。ウヤムヤにしてはいけないワケ « ハーバー・ビジネス・オンライン
    hhasegawa
    hhasegawa 2020/08/30
    「地方自治体が、行政府の長に対して、あたかも君主の長期在位を祝賀するような行事を企画してしまった」この7年半で「天皇の政治家化」と「首相の君主化」が並行で進行したと思われ、これもその一つなのであろう。
  • ラグビー日本代表戦の裏の『いだてん』 “地雷の山”である近現代史を語る上で、なぜ「落語」が必要だったのか | 文春オンライン

    JRが東京周辺ほぼすべての電車の運行を停止した歴史的な土曜日の翌日、2019年の10月13日の夜8時、あなたは台風19号の後始末に追われていたかもしれない。ようやく動き始めた電車に乗って、日曜日の職場で前日の後始末をして月曜に備えていたかもしれない。避難勧告で家を出たまま、避難所ですごしていたかもしれない。 そしてもちろん、多くの視聴者と同じように、家で、あるいはスポーツバーで、視聴率39%を記録したラグビー日本代表のスコットランド戦に声援を送っていたかもしれない。 色々な状況があり、いろいろな価値観がある。僕が今から書くのは、あの日、日を覆った台風被害とスポーツの熱狂の裏で『いだてん』宮藤官九郎が何を語っていたかということについての話だ。夜に放送された第39回『懐かしの満州』は、第二章の最終幕であるだけでなく、『いだてん』という大河ドラマの質、宮藤官九郎人が「最も描きたかった」と語

    ラグビー日本代表戦の裏の『いだてん』 “地雷の山”である近現代史を語る上で、なぜ「落語」が必要だったのか | 文春オンライン
    hhasegawa
    hhasegawa 2019/10/28
    「金栗四三に日本の軍国主義への批判を語らせることはできても、それは別の意味で戦前の日本人を美化」永井荷風(嘉納治五郎赴任時の高師付属在籍、押川春浪の友人)的な人物を出して語らせる手ならあったようにも。
  • 舛添要一の怒り「池内紀『ヒトラーの時代』に罵声を浴びせる研究者たちへ言いたいこと」 | 文春オンライン

    なぜ池内紀氏『ヒトラーの時代』が出版されたのか 先日、私は『ヒトラーの正体』(小学館新書)を上梓した。その2週間前、池内紀氏が中公新書から、『ヒトラーの時代』を出版している。同じタイミングでヒトラーに関する書籍が出版されたということに興味を持って、購入した。 池内氏の著書を読んでまず感じたのは、執筆した氏の立ち位置が私と同じだということである。氏はヒトラーやナチズムの専門研究者ではない。ドイツ文学が専門だ。ちなみに私は政界入りする前は、ヨーロッパ政治外交史を学んでいたが、専門を聞かれれば、フランス外交史と答えていた。 それだけにドイツについての知識は、私よりも遥かに抜きん出ている。そして、自分の専門を基礎にして、当時のドイツ人がなぜヒトラーを政権に押し上げたのかを考えている。行間からは、氏の現代社会に対する危機感が読み取れた。専門外分野での執筆は勇気がいることだが、この危機感がその原動力に

    舛添要一の怒り「池内紀『ヒトラーの時代』に罵声を浴びせる研究者たちへ言いたいこと」 | 文春オンライン
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    hhasegawa 2019/08/11
    「専門分野は、その道の専門家が書くべきだ、という風潮に流れるのだとしたら、それには断固として異議を唱えたい」これは正しい。今回のSNSの騒ぎは、専門家とそれに追随する素人の問題をあぶり出した感がある。
  • 恐るべき大器晩成「北条早雲のすごい生き様」

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    恐るべき大器晩成「北条早雲のすごい生き様」
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    hhasegawa 2018/03/05
    北条早雲について現代人受けする説明がしたいなら、首都の高級官僚が落下傘候補に選ばれ、そう、例えば、裏切りを重ねるなどして恨みを買ってきた静岡5区あたりの議員に対する刺客として勝利を収めた、などがよい。
  • 特集ワイド:家康なぜ嫌われる? 平和主義者、軍部の不評買い | 毎日新聞

    ああ、憎らしい。NHK大河ドラマ「真田丸」で内野聖陽さん演じる徳川家康だ。天下分け目の関ケ原の戦い(1600年)で敵側にまわった主人公、真田信繁(幸村)らを罵倒して高笑いする場面(9月18日放送)では、悪役が実にハマっていた。そもそも家康公、戦乱を終わらせ、太平の江戸時代を開いた英雄なのに、なぜこんなに嫌われ役にされるのか?【吉井理記】 秋の臨時国会が始まった。戦国争乱にも例えられる永田町で、政界きっての家康好きとして知られる民進党代表代行、長昭衆院議員を議員会館に訪ねた。事務所の壁には「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず……」でおなじみ、「家康公遺訓」が恭しく額に掲げられていた。

    特集ワイド:家康なぜ嫌われる? 平和主義者、軍部の不評買い | 毎日新聞
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    hhasegawa 2016/10/12
    「秀吉は『朝鮮出兵』を引き起こしましたが、対外膨張を目指していた戦前の日本にとって、秀吉は『英雄』なのです」太閤の遺訓は寿司屋で、バスで、電車で、そして道頓堀の街頭で今日も生かされている、というオチ。
  • カネがなくても、恋も、好きな仕事も、ぜんぜんあきらめなくていい! | 最注目の政治学者、栗原康が特別寄稿

    家庭をけとばせ、結婚制度はいらないんだ ありがたいことに、拙著『村に火をつけ、白痴になれ 伊藤野枝伝』を紹介する機会をいただいた。 書は、100年前のアナキスト、伊藤野枝の評伝なので、かんたんに野枝がどういうひとだったのかを紹介させていただこう。 いまアナキストといったが、もしかしたらなにそれというひともいるかもしれないので、さいしょにいっておくと、アナキズムというのは、語源からいうと「いかなる支配もうけない状態」のことを意味している。 ようするに、だれにも支配なんてされないぞ、上からやいやいいってくるやつがいたら、ぶん殴ってでも、それを拒否してやるぞというのがアナキストだ。 やりたいことしかやりたくない。自分のやっていることが、国家や社会の役にたっているかどうかとか、それがカネになるかどうかとか、そういうのはまったく関係ない。 まわりの評価なんか気にせずに、おもうぞんぶん好きなことをや

    カネがなくても、恋も、好きな仕事も、ぜんぜんあきらめなくていい! | 最注目の政治学者、栗原康が特別寄稿
    hhasegawa
    hhasegawa 2016/05/16
    アナーキスト的発想への違和感を再確認した。ここで称揚されている伊藤野枝の低収入下の生活も人間関係的「有能」さ(互助・共助!)の産物であり、資本主義批判をしたつもりで親和性の高さを証明したオチになる。
  • 地政学的手法で斬ると見えてくる“ギリシャ危機の真の姿”:日経ビジネスオンライン

    稿は安全保障や戦略、そして戦争に関係することの多い「地政学」について解説しているので、ギリシャの財政問題は関係がないように思われるかもしれない。ところが「地政学リスク」という言葉が一般的に使われるようになったことから分かる通り、経済問題と地政学(国際政治において地理が戦略的な意味を持つこと)はきわめて密接な関係を持つ。例えば最近、日経新聞が記事の中で、「地政学的に重要な位置にあるギリシャの政治が一段と混乱することによる影響も無視できない」と書いている。 連載をこれまで読んでこられた方々は、ここで「地政学的に重要な位置」という言葉に敏感に反応されたはずだ。ギリシャの財政問題になぜ「地政学的な位置」が関係するのか? それは具体的にどのようなものなのだろうか? そこで今回は、このギリシャの「地政学的な位置づけ」という表現が意味するものを理解するために、古典地政学の視点を参考にしつつ、そこから

    地政学的手法で斬ると見えてくる“ギリシャ危機の真の姿”:日経ビジネスオンライン
    hhasegawa
    hhasegawa 2015/06/30
    ギリシャ危機を地政学で考えるなら180年前(60年周期×3)の独立直後を見ないと。英仏と露の対立があり「主権者(王/資本)」は独出身という共通項。あと、ベヘモット=独をシーパワーとするのは無理がない?
  • 中国の過去を書き直さねばならない理由

    (2012年3月13日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 中国が超大国になったら、世界の国々をどのように扱うだろうか。未来について考えてみたいなら、過去を振り返ること、少なくとも中国の過去の公認バージョンを振り返ることから始めてみるといいかもしれない。 そこから浮かび上がってくるメッセージは、決して明るい気持ちになれるものではない。中国の子供たちは、かなり国家主義的な歴史を学校で教わっている。 この国はかつて、略奪をほしいままにする外国人から容赦なく搾取された、こうした歴史に残る悪行を正すことができるのは強い中国だけだ、というのがこの国公認の歴史なのだ。 自己批判の精神を欠く公認の歴史 この公認の物語には、真実も多く含まれている。確かに、19世紀と20世紀の中国は外国の帝国主義の犠牲者だった。問題は、中国公認の歴史には、毛沢東思想が強調するつもりだった自己批判の精神が欠けていることだ。 北

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    hhasegawa 2012/03/23
    なんとアヘン戦争を学校で教えていない(真偽は不明ながら)癖に中国の歴史教育に文句をつけられると思っている、というところを読むだけで、彼らがどういう連中であるか、実によくわかるのではないでしょうか。
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