標記の本を読了した。 この本を読もうと思ったのは,直接的には以前二宮先生(茨城大学)のブログを拝見したことによる。 現在非公開になっているので拝見できないのだが,内容としては,大体次のようなものであった*1。 ・大学の教務課や学生課の対応が問題になることがある ・しかし,この問題はどこの大学でも聞かれるので,個別の事象ではなくシステムとして捕捉する必要がある ・このとき,リプスキーの「ストリート・レベルの官僚制」概念が援用できる ・「ストリート・レベルの官僚」は,基本的に資源が制限されている一方,裁量は大きい状況にある ・この場合,対応にはどうしても揺れが生じるが,これをなくすには窓口業務を定型的なものに限定するしかない ・そうしたときに,きわめて杓子定規な幅のない対応となるわけだが,それはそれで問題ではないのか 言うまでもなく,ツイッターなどで「教務 態度」とエゴサーチすれば,この手のこ