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近現代史と中世史に関するhhasegawaのブックマーク (3)

  • 呉座勇一「炎上」事件で考える、歴史家が歴史修正主義者になってしまうということ « ハーバー・ビジネス・オンライン

    「陰謀実行の最大の難点は、秘密裏に遂行しなければならないため、参加者を限定せざるを得ないところである」(呉座勇一『陰謀の日中世史』角川新書、2018年、49ページ) 3月末、日中世史研究者の呉座勇一が、Twitterの鍵アカウントで英文学研究者の北村紗衣を含む様々な人物に中傷を行っていたことが発覚し、NHK大河ドラマの監修を辞任し、所属先の研究機関もコメントを出すなどの事態になった。非公開アカウントとはいえ、約4000人のフォロワーに対して、リツイートやいいねを含めて一方的な中傷を行っていたことが問題視された。その中傷の中には、セクシュアルハラスメント的な発言も含まれている。筆者も呉座によって中傷された者のうちの一人だったが、その件については人から謝罪をいただいている。 この件の発端は、同じく日中世史研究者の亀田俊和が、『異形の王権』(平凡社)などで知られる日中世史研究の大家、網

    呉座勇一「炎上」事件で考える、歴史家が歴史修正主義者になってしまうということ « ハーバー・ビジネス・オンライン
    hhasegawa
    hhasegawa 2021/04/04
    歴史修正主義と戦うと称していた歴史家がSNSで逆の行動をしていた背景についての分析。『教養としての歴史問題』から彼の「思想」の内在的な理解を試みており、ある意味で対象に好意的ですらあるのが読みどころ。
  • 楠公顕彰を検証――いま、楠木正成父子をどう正当に評価すべきか | 文春オンライン

    『国家はいかに「楠木正成」を作ったのか 非常時日の楠公崇拝』(谷田博幸 著) 昭和初期の歴史学界や教育界等において、楠木正成の忠臣像がいかに喧伝されたのかを検証したのが書である。しかし著者の視線は、実は過去ではなく現代に向けられている。書の真の目的は、近年見られる楠公(なんこう)顕彰の動向を批判し、警鐘を鳴らすことである。 書で参考文献に挙げられている拙著『南朝の真実』(吉川弘文館、二〇一四年)で、知覧特攻平和会館に展示されている特攻隊員の遺書の多くが楠公父子に言及していることを指摘したとおり、戦前の楠公崇拝教育が日人にきわめて大きな(負の)影響を与えたことは厳然たる事実である。また書で批判される平成二八年(二〇一六)開始の産経新聞の楠公顕彰キャンペーンでは、実は評者も取材を受けた。評者は室町幕府執事高師直(こうのもろなお)を現実的な改革派政治家として高く評価しており、それにつ

    楠公顕彰を検証――いま、楠木正成父子をどう正当に評価すべきか | 文春オンライン
    hhasegawa
    hhasegawa 2019/05/17
    尊氏礼賛の大臣が辞職させられた事件は、それまで問題にならなかった発言が突如として糾弾対象となっていく転機の一つだし、「歴史上の人物への礼賛問題など、本来はその程度の軽い問題だった」で終わらせてよいの?
  • 音楽の窓から世の中を眺めて:ローエングリンは「守護者」なのか | 毎日新聞

    江川紹子 これは、と思うオペラ公演は複数回鑑賞することがある。初日が終わった時には、「あと◯回見られる」と心にゆとりもあるが、いずれは楽日を迎える。感動的な公演であるほど、終わってしまうのが惜しくて、最後の一音にすがりつきたい気持ちになる。 二期会「ローエングリン」の最終日も、そうだった。 何と言っても、準メルクルさん指揮の東京都交響楽団の演奏が素晴らしかった。くめども尽きぬ泉からあふれだす音楽は、豊穣(ほうじょう)の海となってホールを満たし、歌い手たちの声と聞き手を包み込んでいく。幸福感に酔いつつ、この時が永遠に続いてほしいと願った。 歌い手陣も大健闘。力強い男声合唱にも感銘を受けた。中でも、とびきりの存在感を見せたのが、清水華澄さん演じるオルトルートだった。私は、コラムで前回「ローエングリン」を取り上げた時に、オルトルートへの思い入れを告白したが、清水さんの歌と演技は、まさに私の“オ

    音楽の窓から世の中を眺めて:ローエングリンは「守護者」なのか | 毎日新聞
    hhasegawa
    hhasegawa 2018/03/10
    深作健太演出『ローエングリーン』評。普仏戦争に舞台を設定し、神聖ローマ帝国をドイツ帝国、ブラバント公国をバイエルンに見立てる試みは興味深いとはいえ、「東方」の敵マジャールがフランスになるのはどうかな?
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