小説に関するhituzinosanpoのブックマーク (16)

  • さいはての二人

    中篇(表題作)が1篇と、短篇2つを収録。表題作「さいはての二人」は、主題がやや拡散気味で、主人公の美亜も外見はともかく内質の魅力には幾分乏しいようだ。そのことは同様に相手の朴さんにもあてはまり、在日被 中篇(表題作)が1篇と、短篇2つを収録。表題作「さいはての二人」は、主題がやや拡散気味で、主人公の美亜も外見はともかく内質の魅力には幾分乏しいようだ。そのことは同様に相手の朴さんにもあてはまり、在日被爆2世という設定も、なんだか種明かしのようで、かえって小説としての説得力を欠く結果になったように思う。一方、2つの短篇はよく似た発想で書かれているものの、作品に込められた二重、三重の喪失感が主題を十分に支えている。「約束」は、リアルにはともかく、小説的なリアリティは十分に確保されていると言えるだろう。 …続きを読む

    さいはての二人
  • 代筆屋中川恭次郎の奇っ怪なる冒険

    著者原作の漫画「黒鷺死体宅配便」のスピンオフのスピンオフ。主人公の中川恭次郎始め柳田國男の兄、井上通泰や田山花袋など実在の人物が謎の自死事件を推理する。著者の「木島日記」的なものを期待していたけど、時 著者原作の漫画「黒鷺死体宅配便」のスピンオフのスピンオフ。主人公の中川恭次郎始め柳田國男の兄、井上通泰や田山花袋など実在の人物が謎の自死事件を推理する。著者の「木島日記」的なものを期待していたけど、時代背景は近いもののまた違った感じのでした。とはいえ実在の登場人物が憎めない人達ばかりで、その辺のコミカルなやり取りに何度も笑ってしまった。ただ根底にある柳田國男と少女、他の登場人物との関係がこのだけでは分かりにくい。田山花袋の「野の花」を先に読んだ方がもっと楽しめたのかもしれない。それでも面白かったです。 …続きを読む

    代筆屋中川恭次郎の奇っ怪なる冒険
  • 吉原代筆人 雪乃 一 色もよう

    吉原で読み書きのできない遊女にかわって文を綴る代筆屋を営む雪乃。持ち込まれる文の因縁を図らずも解く内に雪乃の秘密も少しずつ明らかになっていく。人情、色恋、謎解き全てが詰まった傑作時代小説登場! 吉原で読み書きのできない遊女にかわって文を綴る代筆屋を営む雪乃。持ち込まれる文の因縁を図らずも解く内に雪乃の秘密も少しずつ明らかになっていく。人情、色恋、謎解き全てが詰まった傑作時代小説登場!

    吉原代筆人 雪乃 一 色もよう
    hituzinosanpo
    hituzinosanpo 2014/08/22
    時代小説。 "吉原で読み書きのできない遊女にかわって文を綴る代筆屋を営む雪乃"
  • 石井光太『蛍の森』|新潮社

  • 『闇に香る嘘』(下村 敦史) 製品詳細 講談社BOOK倶楽部

    村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果適さないことが分かる。和久は兄の竜彦に移植を頼むが、検査さえも頑なに拒絶する兄の態度に違和感を覚える。中国残留孤児の兄が永住帰国をした際、既に失明していた和久は兄の顔を確認していない。27年間、兄だと信じていた男は偽者なのではないか――。全盲の和久が、兄の正体に迫るべく真相を追う。有栖川有栖氏が「絶対評価でA」と絶賛した第60回江戸川乱歩賞受賞作! 「週刊文春2014ミステリーベスト10」国内部門 第2位 「このミステリーがすごい!2015年版」国内編 第3位 歴代の江戸川乱歩賞受賞作で両ランキングのベスト3に入ったのは史上初の快挙! 村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果、適さないことが分かる。和久は兄の竜彦に移植を頼むが、検査さえも頑なに拒絶する兄の態度に違和感を覚える。中国残留孤児の兄が永住帰国をした際、既に失明していた和

    『闇に香る嘘』(下村 敦史) 製品詳細 講談社BOOK倶楽部
  • 幻夏

    「俺の父親、ヒトゴロシなんだ」毎日が黄金に輝いていたあの夏、同級生に何が起こったのか――少女失踪事件を捜査する刑事・相馬は、現場で奇妙な印を発見し、23年前の苦い記憶を蘇らせる。台風一過の翌日、川岸にランドセルを置いたまま、親友だった同級生は消えた。流木に不思議な印を残して……。少年はどこに消えたのか? 印の意味は? やがて相馬の前に恐るべき罪が浮上してくる。司法の信を問う傑作ミステリー。日推理作家協会賞候補作。 「俺の父親、ヒトゴロシなんだ」毎日が黄金に輝いていたあの夏、同級生に何が起こったのか――少女失踪事件を捜査する刑事・相馬は、現場で奇妙な印を発見し、23年前の苦い記憶を蘇らせる。台風一過の翌日、川岸にランドセルを置いたまま、親友だった同級生は消えた。流木に不思議な印を残して……。少年はどこに消えたのか? 印の意味は? やがて相馬の前に恐るべき罪が浮上してくる。司法の信を問う傑作

    幻夏
  • 書籍『法服の王国 小説裁判官(上)』|産経新聞出版

    人権の守護神か、非情の判決マシンか!? これが裁判官の実態だ! タカ派長官による粛清人事、「売上げ」という名のノルマ、蠢く政権与党、白熱する原発訴訟― 裁判所のベールを剥ぐ、平成の「白い巨塔」待望の登場! 「裁判官はあくまで政治的に中立でなければならない」 石田和外最高裁長官の言葉で、粛清人事が始まった。 大阪地裁の村木健吾ら「現場組」は、司法反動の激流に抗し、「裁判官の独立」を守ろうとする。 一方、父親が犯罪者という十字架を背負う津崎守は、「司法の巨人」弓削晃太郎に見込まれ、エリート司法官僚の道を歩き始める。 最高裁は、札幌地裁の自衛隊訴訟判決に対する自民党の怒りを恐れ、「長沼シフト」を検討。 松山地裁で白熱する伊方原発訴訟の攻防は、津崎をも巻き込む―。 裁判所の内幕を抉る社会派巨編小説!

  • 筑摩書房 さようなら、オレンジ / 岩城 けい 著

    オーストラリアの田舎町に流れてきたアフリカ難民サリマは、夫に逃げられ、精肉作業場で働きつつ二人の息子を育てている。母語の読み書きすらままならない彼女は、職業訓練学校で英語を学びはじめる。そこには、自分の夢をなかばあきらめ夫について渡豪した日人女性「ハリネズミ」との出会いが待っていた。第29回太宰治賞受賞作。 2015.8.21 どーなつ♪ 私は、読書感想文を書くためにこのを一度読んでみたいと思い、このさようなら、オレンジを手に取りました。今までは書くのにすごく苦労していたけど、今回は苦労せずに書く事ができそうです。このさようなら、オレンジは言葉が通じるとはどういう事なのか、言葉の大切さ等を目的として書かれているなので、上手く書けそうです。切ない場面もあったけど、もういちどまた機会があれば読んでみたいです!! 2015.3.23 キュネゴンド 海外に30年以上住んでいます。作品の意図が

  • おさがしの本は 門井慶喜 | 光文社文庫 | 光文社

    おさがしのは門井慶喜/著 和久山隆彦の職場は図書館のレファレンス・カウンター。利用者の依頼でを探し出すのが仕事だ。だが、行政や利用者への不満から、無力感に苛まれる日々を送っていた。ある日、財政難による図書館廃止が噂され、和久山の心に仕事への情熱が再びわき上がってくる……。様々なを探索するうちに、その豊かな世界に改めて気づいた青年が再生していく連作短編集。

    おさがしの本は 門井慶喜 | 光文社文庫 | 光文社
  • チャンネ・リー - Wikipedia

    チャンネ・リー チャンネ・リー(Chang-Rae Lee、1965年7月29日 - )は大韓民国生まれのアメリカ合衆国の作家である。韓国名:李 昌来。 経歴[編集] 1965年、ソウル特別市に生まれ、3歳の時、精神科医の父らと米国に移住した。ニューヨーク州ウェストチェスターで育ち、フィリップス・エクセター・アカデミーを経てイェール大学英文学科卒業後オレゴン大学大学院で芸術修士号を取得、ウォール・ストリートで1年間証券アナリストを経験してから執筆活動に専念した。 1995年、第一作『ネイティブ・スピーカー』で米国の文学賞を立て続けに受賞した。現在、プリンストン大学で創作を教えている。 邦訳作品[編集] 『最後の場所で』高橋茅香子訳、新潮社〈新潮クレスト・ブックス〉2002年1月 作品[編集] 『ネイティブ・スピーカー』(原題:Native Speaker, 1995年。日語訳未公刊)白人

    チャンネ・リー - Wikipedia
    hituzinosanpo
    hituzinosanpo 2014/02/26
    ぜんぜん日本語訳されてないのね。よんでみたいんだけど。『ネイティブ スピーカー』の朝鮮語訳版は もってるだけ もってる。
  • ピグマリオン - 光文社古典新訳文庫

    ピグマリオン バーナード・ショー 小田島恒志 訳 定価:1,012円(税込) ISBN:978-4-334-75281-1 発売日:2013.11.08 電子書籍あり 作品シェイクスピアに次ぐ巨匠の代表作! オードリー・ヘプバーン主演映画で有名な『マイ・フェア・レディ』と、その原作である書とでは、結末が大きく違う。なぜ鬼才ショーはこの結末にこだわったのか。その驚くほど深い理由を明かした「後日譚」(登場人物たちのその後を描いたもの)も完全収録した決定訳! 物語強烈なロンドン訛りを持つ花売り娘イライザに、たった6カ月で貴族のお嬢様のような話し方を身につけさせることは可能なのだろうか。言語学者のヒギンズと盟友ピカリング大佐の試みは成功を収めるものの......。英国随一の劇作家ショーのユーモアと辛辣な皮肉がきいた傑作喜劇。 [ 1856 - 1950 ] 劇作家、批評家、小説家。アイルランドの

    ピグマリオン - 光文社古典新訳文庫
    hituzinosanpo
    hituzinosanpo 2014/01/18
    これは うれしい。
  • 山崎ナオコーラ『この世は二人組ではできあがらない』|新潮社

    山崎ナオコーラ/著 どうして全員が男女二人組でなくてはならないのか。社会とのつながりに切り込む〈反恋愛小説〉。 社会とは一体なんだろうか。この小説の舞台は狭いアパートだ。川を二つ越え、私は日々を営んでいた。大学卒業後、働き始め、経済力がついてきた。好きになること、二人暮らし、戸籍などへの疑念、小説に取り組むなかで、私はなにを捨て、なにを掴んでいくのだろうか。無冠の帝王が描く、純粋素朴な社会派小説

  • くらやみの速さはどれくらい-ハヤカワ・オンライン

    自閉症が治療可能になった近未来。自閉症者最後の世代であるルウは、製薬会社の仕事とフェンシングの趣味をもち、困難はありつつも自分なりに充実した日々を送っていた……ある日上司から、新しい治療法の実験台になることを迫られるまでは。“光の前にはいつも闇がある。だから暗闇のほうが光よりも速く進むはず”――そう問いかける自閉症者ルウのこまやかな感性で語られる、感動の物語。 解説;大野万紀 ■書への賛辞 書が、知的障害をもつ青年が手術で天才になっていくダニエル・キイスの名作『アルジャーノンに花束を』と比べられるのは避けようがない。だが、書はそれ以上にすばらしい作品といえるだろう……主人公ルウは、他の小説では見られない、繊細かつ微妙な陰翳のある印象的な人物だ。 ――ワシントン・ポスト紙(エリザベス・ハンド評) ★ 完成された筆致であり、知的で、とても心動かされる。読者は自閉症者の見る世界にみちびかれ

    くらやみの速さはどれくらい-ハヤカワ・オンライン
  • 図書館革命

    図書館革命
  • “危機”に出でよ、日和らない上司! ~有川浩『図書館戦争』シリーズ:日経ビジネスオンライン

    タイトルでやられた。が好きなら、これはちょっと手に取らずにはいられない。 ハードカバーのの扉を開けると、実際に図書館に掲げられている「図書館の自由に関する宣言」が目に入る。時代は平成ならぬ「正化」。このパラレルワールドで語られるのは、すべてのメディアの検閲を合法化する「メディア良化法」が施行され、法務省傘下の「メディア良化委員会」による出版物の没収が横行する時代。狩られるを守るのは「図書館の自由に関する宣言」をベースとし、「図書館の自由法」を掲げる図書館だった…。 女子高生の時、買ったを店頭での検閲から救ってくれた「図書隊員」の背中を追って、同じ職に就いた笠原郁を主人公に、怒濤の市街戦とラブコメを繰り広げる「図書特殊部隊(library task force)」の活躍を描くエンターテインメント。このはフィクションもののハードカバーでは異例の11万部を突破し、続編『図書館内乱』(8

    “危機”に出でよ、日和らない上司! ~有川浩『図書館戦争』シリーズ:日経ビジネスオンライン
  • senrigan.net

    senrigan.net 2024 著作権. 不許複製 プライバシーポリシー

    hituzinosanpo
    hituzinosanpo 2006/09/14
    これはよまねば→よんだ
  • 1