それでは「反戦軍事学」の第二部中級編(p70~p120)の中核部分である、その三「イージス艦vs.テポドン」を取り上げて、書評をしたいと思います。この部分の直前が、その二「海軍の基礎知識」で、その部分の内容の大半が戦艦の話となっています。戦艦大和と大艦巨砲主義。果たして今や使われなくなった兵器の説明を詳しく行って、反戦平和派にとって何の意味があるのか疑問です。そのような事をするくらいなら現在使われてる海上の主力兵器、航空母艦の説明をした方が勉強になるのに、何故、時代遅れな戦艦の話をしたのでしょうか。 それは東部戦線氏の行った書評で、その意図が解説されている通りです。 『イージス艦をけなしている部分がありますが、その直前に長々と旧海軍の戦艦大和の悪口を書いてある。大和のイメージをイージス艦にダブらせて、イージス艦が無能であることを感覚的に印象付けようとする姑息な手口としか言いようがありません