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  • 消費増税をめぐる2つのインチキ | 金子洋一「日本経済の再生をめざすブログ」

    今回は、この二つのクイズを切り口に、なぜ消費増税が特に低所得者にとって有害なのかご説明します。 2.金子洋一とはどんな人? 私は、大学を卒業して平成元(1989)年に当時の経済企画庁に入庁しました。現在の内閣府、消費者庁です。消費者契約法が作られたときには、消費者行政第一課、消費者企画課の課長補佐としてその根回しを担当して走り回りました。また、OECD(経済協力開発機構)CCP(消費者政策委員会)の副議長やOECD(経済協力開発機構)科学技術産業局のエコノミストとして、電子商取引に関する消費者保護ガイドラインの改訂作業に携わりました。いかに景気をよくするかということと消費者保護が私の国会議員としての専門分野です。 そして、霞が関の役人という身分では自由な発言ができないことに限界を感じ、平成15(2003)年に退職し、当時の民主党で政治活動に入りました。6年間の浪人生活を経てどうにか神奈川県

    消費増税をめぐる2つのインチキ | 金子洋一「日本経済の再生をめざすブログ」
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    maeda_a 2018/08/13
    “霞が関行政に不慣れな素人にはわからない表現(霞が関文学)を使って、行っていることは詐欺まがいです”
  • 「エコノミスト政治家」として出馬するまで | 金子洋一「日本経済の再生をめざすブログ」

    私が質疑に立っていた2014年3月5日の参議院予算委員会の席上で、安倍首相から次のような答弁があった。「現在、私どもが進めております政策につきましては、野党時代、エコノミストとしての金子委員にもいろいろと御指導を頂いたわけでございまして、だいたい委員のおっしゃった方向に向けて今政策を進めているところでございます」 民主党が政権にあったときから、リフレ政策実現のために、野党である自民党の、当時は執行部を離れていた安倍氏に対しても働き掛けていたことは、痛くもない腹を探られるのが嫌だから秘密にしていた。しかし今となっては総理による国会答弁でも世の中に明らかになってしまった。これもデフレ脱却への努力の一環だったのだ。 章ではこれまでどういう道のりを辿って私が官庁エコノミストとなり、また政治の世界に足を踏み入れたのか、そして政治家として景気回復のために何をしようとしているのか説明したい。 労働組合

    「エコノミスト政治家」として出馬するまで | 金子洋一「日本経済の再生をめざすブログ」
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    maeda_a 2018/07/17
    “経済学部3年のときのゼミではポール・クルーグマンの貿易論の著書が教材だった…後に日本の長引く不況についてクルーグマンが意見を述べた際も、違和感なくすんなりと受け入れることができた”
  • 私が野党の党首ならこんな経済政策を掲げます | 金子洋一「日本経済の再生をめざすブログ」

    何回もツイッターなどで書いていますが、私は今回の衆議院議員選挙には立候補しません。しかし、もし今このタイミングで野党の党首だったらどういう経済政策を掲げるだろうかというのは頭の体操としてとても興味深い問いだと思います。 アベノミクスとどう対峙するのか、希望の党や立憲民主党をはじめとする各野党はどうすべきでしょうか。文中にも書きましたが雇用や日銀関係などのデータをしっかりと見れば完全に否定することは不可能でしょう。では「お前だったらどうするのか」という疑問に答えたのがこの文章です。 一言で言えば、『金融緩和については拡充。財政政策については緊縮政策を離れる。成長戦略については金融緩和の果実を利用する』というスタンスであるべきではないかと考えます。 これ以外にもさまざまな経済政策がありえますが、正しいマクロ経済政策の枠組みの中でないと、それひとつで見ればどんなにすばらしい政策でも有害となる可能

    私が野党の党首ならこんな経済政策を掲げます | 金子洋一「日本経済の再生をめざすブログ」
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    maeda_a 2017/10/06
    ブコメへ:働く人が減ってるから人手不足という説だと、雇用者数が5年間大幅に増え続けていることの説明がつかないよ。この1年だけで97万人、正規雇用は56万人増えている。http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/index.htm
  • マンガ・アニメ・ゲームを引き立てる政策が必要だ | 金子洋一「日本経済の再生をめざすブログ」

    今回、コミケにはじめて参加しますが、私も前参議院議員ですから、政治家としての政策をお知らせする必要があると思います。そこでマンガ・アニメ・ゲームに関する政策のあらすじを今回はじめてまとめた形で公表します。 児童ポルノ禁止法の拡大解釈反対 実在の児童を性的搾取及び性的虐待から守るということがこの法律の来の趣旨です。ですから、「被害児童が実在しないマンガ・アニメ・ゲームでの映像」に適用することは、趣旨を踏み越えた運用であり、官僚による恣意的な運用です。まったく認めることができません。この問題が、政府が法律の趣旨を越えて恣意的に表現の自由、言論の自由を抑圧しかねないという大問題に実は直結しているからです。 オリンピックにむけてコミケの会場を確保しなければ 2020年の東京オリンピック開催に際しても、コミケ東京ビッグサイトの継続利用できることが望ましいこと考えます。可能な限りこれまでと同じ日程

    マンガ・アニメ・ゲームを引き立てる政策が必要だ | 金子洋一「日本経済の再生をめざすブログ」
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    maeda_a 2017/08/10
    「今回、コミケにはじめて参加しますが、私も前参議院議員ですから、政治家としての政策をお知らせする必要があると思います。そこでマンガ・アニメ・ゲームに関する政策のあらすじを今回はじめてまとめた形で公表」
  • 人手不足で労使の力関係を逆転させよう! | 金子洋一「日本経済の再生をめざすブログ」

    法律改正が最善の方法なのか? 「日経済は必ず復活します」というのが私の信念です。そして経済再生のためにもっとも大切なことは何といってもわれわれの生活を改善することです。その中で、どういう働き方ができるのかという問題は、単に、経済的に大切なだけではありません。 さて、今、政府の働き方改革実現会議では、「同一労働同一賃金」の導入をはじめとする働き方の改革が議論されています。バイト、パートなど非正規雇用の下で働く人々の数が全体の4割を占める今、労働条件で改善しなければならないことは山積みです。生活を人間らしいものにするためには、お給料や労働時間をはじめとしたサラリーマン・労働者の働く環境を改善することは最優先に取り組まなければなりません。 基給などの賃金は正社員、非正規の雇用形態によって一概に決めず、職務や勤続年数、配置転換の有無などの基準を定めて評価する仕組みを取り入れる。正社員と非正規で

    人手不足で労使の力関係を逆転させよう! | 金子洋一「日本経済の再生をめざすブログ」
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    maeda_a 2016/12/03
    「10月の有効求人倍率は、とうとう1.40倍にまで上がりました。これは25年ぶりの高水準です。「いや、増えているのは非正規だけ」とおっしゃる方もいるかもしれませんが、実際は、正社員だけを取り上げても…」
  • あるリフレ派によるアベノミクスの評価:金融緩和と増税の効果が拮抗 | 金子洋一「日本経済の再生をめざすブログ」

    消費再増税決定前と変わらない経済状況 消費税率10%への引き上げを2019年10月に二年半、再延期する法案が先週18日の参院会議で可決、成立しました。 私が当時与党だった2012年から、民主党党内で、あるいは党を代表した参議院会議での代表質問など国会での議論で大声で訴えていたことは、「消費税再引き上げ、つまり財政引き締めは日経済の息の根を止めてしまう」ということでした。今年1月には、私が公然と消費税再増税に反対していることを聞きつけた与党議員がわが党の国対筋に「けしからん!」と怒鳴り込んできたそうです。今回の選挙でもこの件に関係してずいぶんと私にとって不利な動きがあったことは事実ですが、また時期がくれば語ることもできるでしょう。結果的に、私は今年の夏の参議院議員選挙で落選してしまい、今回の議論には加われませんでした。残念でなりません。 安倍総理による今年6月に行われた消費増税再延期の

    あるリフレ派によるアベノミクスの評価:金融緩和と増税の効果が拮抗 | 金子洋一「日本経済の再生をめざすブログ」
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    maeda_a 2016/11/21
  • TPPのISD条項をめぐってまかり通る「霊感商法」 | 金子洋一「日本経済の再生をめざすブログ」

    TPP(環太平洋経済連携協定)が国会で審議されています。私は政党間の駆け引きや対決といった側面については関心がありません。私はTPPを推進すべきだと考えます。今回、これまで重商主義者のような発言を繰り返してきたトランプ氏が次期大統領と決まったため、自由な貿易を守ることがますます大切になってくるからです。トランプ氏のこれまでの発言から判断すると、日米貿易摩擦以上の混乱があるいは生まれないとも限りません。だからこそできるだけ関税を低くして自由な貿易を実現することや、内外無差別といって国内外の企業に対して平等に扱うことを求めているTPPはますます大切になります。 しかし以前から大変気になっていることは、この問題を議論するときに「霊感商法」的論法を悪用している人が多いことです。 よくご存知のように、「霊感商法」とは、ニセ霊能者が「あなたは霊に憑依されている。その憑依霊を供養しなければ、大変な不幸が

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    maeda_a 2016/11/16
  • 選挙で落選すると議員はどうなってしまうのか(私の場合) | 金子洋一「日本経済の再生をめざすブログ」

    よく「サルは木から落ちてもサルだが、政治家は選挙で落ちればただの人だ」といわれます。今回の私のように議員が選挙で落選して、議席を再び得ることができないとどうなってしまうのか、ご存じない方が多いかもしれません。 なかには党が手厚く処遇をしてくれるのではないかと漠然と思っておられる皆さんもおいでかもしれませんが、そのようなことはありません。そこで、タイトルはなにやら一般論に聞こえますが、参議院選挙後の私の近況についてご報告したいと思います。 今年の7月10日投票の参議院議員選挙で落選し、任期が7月25日に切れました。選挙の後始末もそこそこに議員会館の事務所を引き上げる作業をしなければなりませんでした。苦楽をともにしてきた大勢の事務所の仲間たちとも突然、別れを告げなくてはなりませんでした。今思い起こしても無念です。私にもう少し力があればと大変情けなく、自らを省みる気持ちでいっぱいでした。 この時

    選挙で落選すると議員はどうなってしまうのか(私の場合) | 金子洋一「日本経済の再生をめざすブログ」
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    maeda_a 2016/11/15
    「今の党勢で2人候補者を立てるのは愚の骨頂です。そのことは今回の神奈川での参議院選挙の結果をみる前に、誰もが予想していたことです」
  • 民主党「消費増税を慎重に考える会」 (金子洋一「エコノミスト・ブログ」)

    民主党執行部が昨28日に示した案では、消費税率を「2013年10月に8%、15年4月に10%とする」と明記しました。われわれは消費税の税率引き上げ自体に反対しているのではありません。しかし、現在のデフレ不況下では、特に中小企業の価格転嫁も難しく、また、むろん景気を更に悪化させます。税率引き上げが税収増につながりません。このために早急な導入に反対しています。 消費税引き上げは、6月の議論で経済の好転を条件にしました。ならば、その条件をGDPデフレーターなどの経済指標で明確に定義すべきであり、決して「総合的な判断」などと称して霞が関に判断を任せてはなりません。 こうした考えに基づき、民主党内の衆参国会議員が急遽集まり開催したのが消費増税を慎重に考える会です。会長を田中けいしゅう衆議院議員にお引き受けいただき、私、金子洋一が事務局長、宮崎タケシさんが事務局次長に就任しました。 12月19日時点の

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    maeda_a 2011/12/29
  • 復興財源問題ひとまず決着 (金子洋一「エコノミスト・ブログ」)

    相変わらず、蒸し暑い日々が続きます。皆様におかれては、お元気でお過ごしでしょうか。 さて、東日大震災の復興基方針について、民主党側の提言が、日(29日)、先ほどやっとまとまりました。この提言を政府案に盛り込んで、今夜政府が正式決定し、菅総理が発表する運びになっています。 これまでの党内議論はきわめて激しいもので、私が震災直後からずっと主張し続けてきた復興国債の日銀直接引き受けや日銀が全額買い切りオペレーションで調達する案は残念ながら見送られましたが、大幅増税はなんとか避けられるようになりました。 党側の提言は、復興・復旧事業の総額は、10年間で少なくとも23兆円規模とし、「集中復興期間」と位置付けた当初5年間で少なくとも19兆円規模を投入するというものでした。 27日から3日間の集中議論は大もめでした。 最大の争点となったのは、復興財源のあり方とその償還の期間です。当初、執行部側は、

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    maeda_a 2011/07/29
  • 日銀法改正を民主党が正式に検討開始! (金子洋一「エコノミスト・ブログ」)

    Top >  1.経済 >  日銀法改正を民主党が正式に検討開始! 2010年11月06日 日銀法改正を民主党が正式に検討開始! これまでも申し上げてきましたように、日銀法改正が民主党内の正式な審査手続きに入っております。 民主党政策調査会財務金融部門会議(古伸一郎座長)は、先月28日に、われわれデフレ脱却議員連盟からの要請により、日銀法改正を検討課題として取り上げることを決定しました。 具体的には、政策調査会財金部門会議で、何回か有識者を招いて勉強会を開く、また、部門会議の下にワーキングチームを置き、そこで日銀法改正法案案文など詳細にわたって検討するなどの方針となります。 われわれデフレ脱却議連で10月19日、松原仁会長、池田元久特別顧問、石田勝之顧問、宮崎たけし事務局長(衆議院)、私金子洋一事務局長(参議院)で古座長にお願いにあがっておりました。 われわれの提案する日銀法改正

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    maeda_a 2010/11/07
  • 民主党「国家財政を考える会」の議論に反対する (金子洋一「エコノミスト・ブログ」)

    5月26日に、民主党内で、財政規律を重視する有志国会議員の勉強会「国家財政を考える会」が設立されました。伊藤元重東大教授が講演をされたそうです。党内で経済政策に関して自由に議論すること自体は歓迎すべきことだと考えています。 しかし、以前、私がツイッターでも述べましたように、この時期での消費税率引き上げをはじめとする増税論議には反対です。以下、簡単に理由を述べます。 1.そもそも「増税」をすれば「税収引き上げ」になるという発想自体、この不況下では根拠が薄いこと。 2.現在のように、円高で輸出が伸び悩んでいるところで、政府支出を切り詰めれば、さらに円高が進むこと。 3.長期的にみて、日政府は少しでも景気が回復すれば財政を引き締めをするという予想をそれぞれの経済主体に植え付けてしまい、その結果、今以上に構造的に景気回復しにくい体質にわが国経済がなってしまうこと。 現在、わが国がとるべ

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    maeda_a 2010/05/28
  • 大前研一氏の『もはや国債の発行余力を失った日本政府』を読む | 金子洋一「日本経済の再生をめざすブログ」

    大前研一氏が日経BPネット上で2010年3月10日に、『もはや国債の発行余力を失った日政府』という文章を発表しています。ところがその内容はあまりにもひどい内容です。当然、ネット上でも完膚無きまでに論破されていることだろうと思っていたところ、まったくそうでないことに気がつきました。 正直言って無視してもいいレベルの内容ですし、果たしてご人がお書きになっているかすらあやしいのですが、大前研一氏といえば経営コンサルタントとして大変著名であり、その発言を真に受ける方々も多いことでしょうから、きちんと誤りを訂正しておく必要があるでしょう。 大前研一氏の主張の要旨は以下の通りです。 《我が国の国と地方をあわせた政府部門の資産から負債を差し引いた「正味資産」が大幅にマイナスなので、政府は財政健全化の道筋を早期に示す必要がある。ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペインの財政破綻予備軍のP

    大前研一氏の『もはや国債の発行余力を失った日本政府』を読む | 金子洋一「日本経済の再生をめざすブログ」
    maeda_a
    maeda_a 2010/03/16
    素晴らしい解説。しかし、経済学のリテラシーが少々必要。公的債務は家計の債務でない・債務と債権はバランスする・貯蓄と投資の関係・効率的フロンティア上(ノーフリーランチ状態)にない経済における資源配分等
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