「マイブーム」や「ゆるキャラ」の名付け親で、イラストレーターのみうらじゅんさん(66)の世界観に迫る企画展「みうらじゅんFES マイブームの全貌展」が27日、茨城県筑西市丙のしもだて美術館で開幕する。コロナ禍の中で描き始めた「コロナ画(が)」をはじめ、仏像やてんぐなど「マイブーム」を振り返る作品1万点超がそろう。開幕前日の26日、みうらさんが報道向けの内覧会のために来場し、展示品を解説した。 京都府出身のみうらさんは、武蔵野美術大在学中の1980年に漫画家デビュー。エッセイストやミュージシャンとしても活躍している。「ここに並んでいるのは、僕の宝だからボク宝(ほー)。マイ価値観で見てもらいたい」と語った。 同展では、みうらさんが小学生時代から収集・制作してきた作品がずらりと並ぶ。寺院のパンフレットや仏像写真を貼ったスクラップ帳、交通安全を呼びかける看板「飛び出し坊や」、冷蔵庫に張るための宣伝