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権利と学問ラン4と思想に関するmahalのブックマーク (13)

  • フェミニズムの「むずかしさ」に向き合う(読書メモ:『むずかしい女性が変えてきた:あたらしいフェミニズム史』) - 道徳的動物日記

    むずかしい女性が変えてきた――あたらしいフェミニズム史 作者:ヘレン・ルイス みすず書房 Amazon 出版社による紹介は下記の通り。 女性が劣位に置かれている状況を変えてきた女性のなかには、品行方正ではない者がいた。危険な思想に傾く者も、暴力に訴える者さえもいた。 たとえばキャロライン・ノートン。19世紀に困難な離婚裁判を戦い抜いて貴重な前例をつくった人物だが、「女性は生まれながらにして男性に劣る」と書き残した。たとえばサフラジェットたち。女性の参政権獲得に欠かせない存在だったが、放火や爆破などのテロ行為に及ぶこともあった。たとえばマリー・ストープス。避妊の普及に尽力し多産に悩む多くの女性を救った彼女は、優生思想への関心を隠さなかった。 しかしだからといって、その功績をなかったことにしてはいけない。逆に功績があるからといって、問題をなかったことにしてはいけない。歴史は、長所も短所もある一

    フェミニズムの「むずかしさ」に向き合う(読書メモ:『むずかしい女性が変えてきた:あたらしいフェミニズム史』) - 道徳的動物日記
    mahal
    mahal 2022/07/04
    アーレントの黒人差別が現代になって言挙げされる事案に準ずるアレ。ただ、恐らくは現代では至極自然に見える「区別」が、現代の活動家の汚点として後世墓場から掘り起こされるんではとは思うかな
  • バイデンでは癒せない米国の分断とハイパーバトルサイボーグ達|畠山勝太/サルタック

    米国の大統領選挙も終わり、留学生・国際協力の立場からすると、バイデン次期大統領が誕生したのは大変喜ばしい事です。しかし、獲得代議員数だけを見るとバイデン次期大統領が圧勝したかのように映りますが、単純な票数だけ見れば、なかなかの接戦でした。 トランプ政権誕生の背景にはリベラルと反リベラルの分断があり、トランプ政権下でこの分断は一層深刻化したと言われています。では、バイデン次期大統領はこの分断を癒すことができるのでしょうか? 私は、分断が一層深刻化することはあっても、これが癒えることはまず無いと思っています。それは、リベラルと反リベラルの分断はもっと根が深い所にあり、1980年代以降の教育政策がその悪化を加速させ、これが改善に向かう見込みがないからです。どういう事でしょうか? まず、リベラルとは主に誰で、反リベラルとは主に誰なのかを確認しましょう。バイデン次期大統領の支持は、①都市部、②若者、

    バイデンでは癒せない米国の分断とハイパーバトルサイボーグ達|畠山勝太/サルタック
    mahal
    mahal 2020/11/08
    弱者のエンパワーメントが発達したこと自体をネガティブに扱う必要は無いと思うけど、それがもたらした新たな弱者として「移動できない」「変化に対応できない」人の保護が未来の人権主義の前線にあるべき、なのかも
  • 「世界的知性」スティーブン・ピンカーが、米国「リベラル」から嫌われる理由(ベンジャミン・クリッツァー) @gendai_biz

    アメリカ言語学会への公開書簡 日でもよく知られた言語学者・認知科学者であるスティーブン・ピンカーをめぐって事件が起きた。 2020年7月初頭、アメリカ言語学会( Linguistic Society of America = LSA)に所属する会員たちから、同学会に所属するピンカーを、学会の「アカデミック・フェロー」および「メディア・エキスパート」の立場から除名することを請願する公開書簡が発表されたのである。この書簡には、博士課程の学生や助教授・教授を中心とした600名以上の会員たちの署名が付けられている。 公開書簡では、LSAが2020年6月に「人種的な正義」に関する声明を発表したことを受けて「ピンカーのこれまでの振る舞いはLSAの声明と矛盾するものである」と指摘されており、彼がLSAのフェローの地位にふさわしくない、と論じられている。ピンカーには差別の問題を軽視し続けてきた経緯があり

    「世界的知性」スティーブン・ピンカーが、米国「リベラル」から嫌われる理由(ベンジャミン・クリッツァー) @gendai_biz
    mahal
    mahal 2020/08/16
    逆に本件がきっかけで「キャンセル・カルチャーはそんな都合の良い棒ではないとリベラルが気付き出した」ように見える辺り、案外ピンカー先生リベラルに愛されとったんやんけ、と思うとこはあるけどw
  • スティーブン・ピンカーとブラック・ライヴズ・マター - 道徳的動物日記

    togetter.com ↑ 自分でまとめたこの件について、思うところをちょっと書いておこう。 ●今回はスティーブン・ピンカーという大物がターゲットになったことで話題になったが、アメリカのアカデミアにおける「キャンセル・カルチャー」の問題はいまに始まったことではない。今回はBLMが直接のきっかけとなっているだろうが、他にも「セクシズム」や「イスラモフォビア」などの咎で、これまでにも様々な学者たちの講演がキャンセルさせられたり謝罪要求をされたり、大学を追われたりしてきたいう経緯がある*1。今回については、除名といってもアメリカ言語学会そのものからではなく「フェロー」の立場や「メディアエクスパート」の立場からの除名を求める運動ではあるが、言語学とはほぼ関係皆無の数年前のツイートを取り沙汰してポジションを奪うことが許されてしまうのなら、萎縮効果は明白だろう。だからこそ、ノーム・チョムスキーやジョ

    スティーブン・ピンカーとブラック・ライヴズ・マター - 道徳的動物日記
    mahal
    mahal 2020/07/08
    暴力の低減した世界における、「反暴力という皮を被った、暴力への意志」みたいなお話ではある>キャンセルカルチャー
  • 胸が性的かどうかを思春期以降に知って欲しいっていう性教育をしたいと思..

    胸が性的かどうかを思春期以降に知って欲しいっていう性教育をしたいと思う自由も欲しいよー。 自由ってなんだ?? 割と質的な問いだと思うので真面目に答えると、アイザイア・バーリンという哲学者が「消極的自由」と「積極的自由」という概念を提唱している。 詳しくはWikipediaでも読んでほしいけど、要するに 何かを妨げられない自由(このを出版して罪に問われるのはおかしい。政府は著者を取り締まるな)何かを実現できる自由(自由にを出版するためには紙とインクと公教育の充実が必要なので、政府は出版産業のために補助金を出せ)の違いね(cf. anond:20191017201230)。 現代の自由主義では、色々と議論はあるけれど、おおむね消極的自由の方がより重要な自由とされている。 これは増田もそうだろう。「俺が六木ヒルズに住む自由を実現するために家賃を補助しろ」と言われたら、おかしい、と思うよね

    胸が性的かどうかを思春期以降に知って欲しいっていう性教育をしたいと思..
    mahal
    mahal 2019/10/17
    「自分の「善」が、普遍的な「正義」としてオーソライズされるべきだ」と考える人は多いけど、それって詰まるとこ国家権力を含む公権力が使えるとこの「暴力」の魅力に魂を曳かれている、ってお話なのだろうな。
  • 「動物はおかずだ」デモに関して(1) - 道徳的動物日記

    仕事の休憩時間に取り急ぎ書いた) 上記の記事に関して、まず気になったのは以下の箇所。 「しかし「動物はごはんじゃないデモ行進」は、自らが肉を忌避するだけでは飽き足らず、他者の権利や自由を否定し肉の撲滅を目論んでいる。」 「憎むべきは、ヴィーガンという生き方を選んだ人間ではない。他者の権利や自由を踏みにじる行為である。」 一般的に言って、ある社会で行われる権利運動とは「その社会で認められていない、ある属性のある種の権利を、認めさせるように要求する運動」と言えるだろう。 過去のアメリカで行われた奴隷制廃止運動であれば、奴隷とされている人々(黒人)が自由に生きる権利や財産を持つ権利などを要求させる運動であった。サフラジェット運動は女性の参政権を要求する運動であったし、「子どもが親から虐待されない権利」や「子どもの自己決定権」なども子どもの権利運動の結果として認められていったものだ。 そして、「

    「動物はおかずだ」デモに関して(1) - 道徳的動物日記
    mahal
    mahal 2019/05/21
    別に肉を食べる人間を差別的非倫理的な畜生と蔑む分には正当なんではと思う。ただ、その倫理的優越性に政治的権力を与える価値があるというには、平和で持続的な人間社会に対する貢献度が明白ではなさげ、にも。
  • フェミニズムが社会運動なのか学問なのかって部分で、フェミニストは随分..

    フェミニズムが社会運動なのか学問なのかって部分で、フェミニストは随分甘えがあるように思うんだよね。 社会運動家としての一貫性を追求されると、これは学問であり個人の思想や要求ではないと逃げるし、学問としての透明性や検証の担保をもとめられると社会運動家としての被害者論に逃げ込む感じ。 おそらく今現在の多くのフェミニストは、フェミニズムがなんで学問を経由しなきゃならなかったのか、そこが当にわかってない。 フェミニズムが、暴力の次元で既存社会と戦うと負けるからなんだよ。この場合暴力っていうのは、いわゆる肉体的だったり経済的だったり権力的だったりするようなぱっと想像できる暴力だけではなく、民主主義的な、多数決の暴力によってもフェミニズムは負けちゃうんだ。なにせ、以前の社会では「女性の権利が男性より劣るのは当たり前」だったから(女性参政権、この文脈では多数決に参加できる権利ですら日ではまだ100年

    フェミニズムが社会運動なのか学問なのかって部分で、フェミニストは随分..
    mahal
    mahal 2018/11/04
    単純に社会活動としても学問としても「攻め」のイデオロギーであり、保守的な社会維持のロジックとしてこなれてないので、守りに入ると右翼もドン引き的なゴリゴリの権威主義化しちゃう面もあるのかも
  • ガキ使批判記事に見られた「人権」概念の変容 - 能書きを書くのが趣味。

    今回は「人権」について書きます。 なぜ人権について書くかというと、ハフィントンポスト記事の話題をTwitterで読んだからです。 この件について、ハフィントンポストは批判されています。最も頷けた批判は、「エディ・マーフィーの真似をすることは、黒人を戯画化することとは違うだろ」というもので、僕もその批判に賛同するところです*1。 しかし、批判している皆さんは、自分が批判しているものについて、当に理解しているのでしょうか? 「そもそも人権とはなにか?」ということを考えなければ、この記事から生まれる謎の不快感の正体を捉えることはできないと思う。 この「人権」という一見批判しようもないように見える概念は、もともとかなり特殊で、不安定さを孕んだ思想です。しかも21世紀までに起きた社会情勢の変化は、もともとの不安定さを、潜在的な危うさと言えるレベルまで膨らませています。日人は「人権」をあまりにも素

    ガキ使批判記事に見られた「人権」概念の変容 - 能書きを書くのが趣味。
    mahal
    mahal 2018/02/02
    近代的原則が「人間であるから権利を認める」という生まれの平等を前提としてた一方、それが人間内ですら先天的に成立しない(しかも遺伝的にではなく社会的に)バグが今世紀になって本格的な試練を受け始めた感じ。
  • ポリティカルコレクトネスの主目的は、多様性を守ること。

    Dai Tamesue 爲末大 @daijapan とても正しくて、完璧な人の言葉の端々に、何かダメな自分が裁かれているような居心地の悪さを感じてすっと距離をとってしまうことがある。多様性の質は誰もが素晴らしくなることではなく、ダメな自分も寛容に受け止められることだろうと思う。 2016-12-12 11:27:49 Dai Tamesue 爲末大 @daijapan その点において、ダメであった過去を持っている人のおおらかさや優しさというのは人を受け止めるので、やはり人生のどこかに傷を持つというのは大切なことなんだろうなと思う。 2016-12-12 11:28:40

    ポリティカルコレクトネスの主目的は、多様性を守ること。
    mahal
    mahal 2016/12/13
    多様性の敵のひとつに「権威主義」があるのだけど、PCにせよ何にせよ社会で一定の強制力を持つと、その強制力を保持しつつ「権威性を排除する」ことは、物凄く難しいのではないかな。
  • イヴァンカに同情してはならない。彼女を恐れよ

    この写真は不適切な関係を証明するものではないが、ある種の関係を暗示している。つまり、イヴァンカは幼い頃から所有物、または小道具として自分のことを考えるよう、訓練されていたということだ。 成長する中でイヴァンカは、父親が女性を、彼女の母親のような美しく優れた女性までをも、新しい人と簡単に交換するできる使い捨て可能なモノとして扱う様子を見てきた。だから、彼女はまずモデルになった。トランプ氏の世界観では、これが価値の高い人物になる1つの手段だったからだ。 その後、彼女は、無情なビジネスウーマンになった。なぜならそれも、価値の高い女性になるまた別の手段だったからだ。まず母親を、その後、80年代にトランプ・オーガニゼーションの副社長として採用されたバーバラ・レスを、手とした。 イヴァンカは父親と同様に、自分のライフスタイルをブランド化した。彼女のものの見方は、表にははっきり出てこないが、シンプルで

    イヴァンカに同情してはならない。彼女を恐れよ
    mahal
    mahal 2016/11/20
    しかし、ここまで精緻に論立てながら最後の結論のこの「動物的」なベタさ、みたいなのは、ちょっとこの記事自体が人間の知性に対する皮肉、みたいな構造になっちゃってる感も(まぁそれが政治ってヤツなのかもだが)
  • ポリティカル・コレクトネスの問題点を指摘した記事の雑なまとめ - 道徳的動物日記

    jbpress.ismedia.jp 当ブログでは、ポリティカル・コレクトネスについて批判的であったりポリティカル・コレクトネスの問題点を指摘した英語記事をいくつか訳してきた。上記記事と上記記事に付いたコメントを見て思ったのが、ポリティカル・コレクトネスに対しては具体的にはどのような批判がなされているかということはまだあまり知られていないようなので、私が今まで訳してきた記事を紹介していこう。ついでに、まだ訳されていないが有意義な英語記事へのリンクも貼っておく。 davitrice.hatenadiary.jp ↑ 憲法学者のグレッグ・ルキアノフと社会心理学者のジョナサン・ハイトによる「アメリカン・マインドの甘やかし:トリガー警告はいかにキャンパスの精神的健康を傷付けいるか」は昨年の9月に書かれた記事で、英語圏ではこの記事をきっかけにポリティカル・コレクトネス批判に勢いが付いた感もある。 「

    ポリティカル・コレクトネスの問題点を指摘した記事の雑なまとめ - 道徳的動物日記
    mahal
    mahal 2016/09/22
    逆説的なのは、こうした学術的議論としてPCが「学問の闊達性をエリートレベルで阻害する問題」が指摘される一方、実際の政治現象としてのNon-PCな反動は「普段の生活の場」や「創作表現」がトリガーとなる辺りかなと。
  • 日本のフェミニズム史は権利運動ではなく倫理運動

    ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton これが過去最大級の自爆案件らしいのだが、何が問題なんだろう? 中絶の(身体への)リスクはノルレボ以上を否定したいのか? どちらも影響なしのこともあるから「同じか」と入れたのを揚げ足取りしたいのか?やれやれ。さすがまなざしライオンtwitter.com/erndrvn/status… 2016-06-03 19:00:44 ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton まなざしライオンをブロックしたら、今度は多摩湖さんに粘着しているのか。 複数垢で言論空間を破壊していると見なしてブロックしたんだけど、 ほんとTLが機能しなくなってしまうんだから。 2016-06-03 20:01:02 ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton 山崎マキコ氏がやっていることは、プロライフのあぶり出しなんだよなと思う

    日本のフェミニズム史は権利運動ではなく倫理運動
    mahal
    mahal 2016/06/07
    セックスは軽はずみであるという承認は案外本朝の前近代には存在したけど、戦前辺りからある種の規制のチャレンジを受けていて、戦後にはからざる左右の共犯によって破壊され、現在もその影響下にある感じ。
  • キモオタによるフェミニズム概論

    フェミニストからキモオタは死ねと言われ、私はもちろんキモオタであるから激昂してクソフェミは死ねと言い返しかけて、そこでふと気がついて困惑した。 フェミニズムとは何だろうか。 私はフェミニズムを名前ぐらいしか知らない。しかし知らないものを知らないままにしておくことは、少なくとも私にとってキモオタらしからぬ行為である。私は自分に自信をもってキモオタでありたい。クソフェミに死ねと罵られるキモオタであることに誇りを持ちたい。ならばフェミニズムについて知らなければならない。 しかしフェミニズムについて知りたかったら何を読めばいいのか。これが意外と分からない。ロールズやセンを読めというのを見つけたので読んでみたが、やはりフェミニズムが分かった気になれない。 そこで手当たり次第に適当にフェミニズムの書籍を読んでまとめみることにした結果が稿である。決して十全ではないが、私同様、フェミニズムをよく知らない

    キモオタによるフェミニズム概論
    mahal
    mahal 2016/03/08
    自分は「性アイデンティティを奉じる自由」を「脱ジェンダーという正義」より重視するって意味では反フェミなんだけど、その上で女性の生殖機能を軸とした固有のハンデを克服する施策を支持したい、という感覚も。
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