なぜお正月は「年の初め」なのか 正月である。賀状の往来がある。恭賀新年とか書いてある。友人知人が家に来て飲んで騒ぐ。お年賀もらったり渡したりして新年明けましておめでとうとかいってる。初詣にいく道すがら近所の人にあう。旧年中はお世話になりましたとかいう。例年のごとく、一月一日で年が改まり、新年と旧年が入れ替わる。いやぁめでたい。今日から新しい一年だ。 なんで一月一日は一月一日なんだろういや、気が触れたわけじゃない。ふと考えてみるとなぜ「年の初め」をこの日に設定しているのか、すっと説明できない。 だって、不思議じゃないかい? 一年は365日。地球が太陽の周りを運行するのに約365.24日なんだから、一年はまるっとまるめて365日。これを基準に考えたら、この365日のうちどこが一月一日だって構わんはずだ。しかし、一年の長さを365日という天文学的な周期で規定するんなら、春分や秋分、もしくは夏至や