ウクライナの住民がCNNに提供した写真。ロシア軍に農機具(写真)を略奪されたという/Vasiliy Tsvigun (CNN) ロシア軍がウクライナの占領地で農家から大量の農業機械や穀物を略奪していると、複数の関係者がCNNに語った。食糧貯蔵庫も砲撃の標的にされているという。 特にウクライナ南部のヘルソンやザポリージャなどの穀倉地帯では、ロシア軍が統制を強め、略奪を加速させていると関係者は訴える。そうした地域では種まきの中断や中止を余儀なくされた農家も多く、世界有数の穀物生産国ウクライナで、今年の収穫が脅かされる恐れもある。 農業専門家がCNNに語ったところによると、ロシア軍の侵攻が始まる前日の時点で、600万トンの小麦と1500万トンのトウモロコシがウクライナから輸出できる状態にあり、その大半が南部で保管されていた。 ウクライナ国防省は5日、これまでに推定40万トンの穀物が盗まれたと発表
国際的なハッカー集団「アノニマス」グループのリーダーがJNNの取材に匿名で応じ、ウクライナ侵攻をめぐる活動の実態を明らかにしました。 「アノニマス」グループ「スクワッド303」リーダー 「(ロシア政府から)1億件以上の携帯電話番号と約2億件のメールアドレスを収集しました」 ハッキングにより、ほぼすべてのロシア市民の連絡先を入手し、西側メディアが報じるウクライナ侵攻の情報などを、これまでに1億件以上送信したということです。 このグループは、誰でも情報を送ることができるよう、ランダムに、ロシア市民の電話番号やメールアドレスを表示するサイトを公開しています。 「アノニマス」グループ「スクワッド303」リーダー 「ロシア人に様々なメッセージを送ることで、誰もが歴史を変えることができるのです」 ロシアの市民に正しい情報を伝えることが活動の目的だと主張しています。
Sergej Sumlenny, LL.M @sumlenny Ukrainian army released a tapped phone call between a Russian soldier and his mother. The soldier describes excited how he tortured and killed Ukrainians, and says he enjoys mutilating people. I have translated the calls in this #THREAD. Please be aware of extreme violence. /1 2022-05-04 17:13:59 Sergej Sumlenny, LL.M @sumlenny Son Konstanin: (It happed) in front of
フィンランドで行われた英国、ラトビア、エストニア、米国との演習の様子(2022年5月4日撮影、資料写真)。(c)ALESSANDRO RAMPAZZO / AFP 【5月5日 AFP】フィンランド国防省は4日、ロシア軍のヘリコプターが同日朝、フィンランドの領空を侵犯したと明らかにした。同国は北大西洋条約機構(NATO)への加入申請を検討中で、数日以内に結論を出す見込み。 国防省の報道官はAFPに対し、領空侵犯したのは旧ソ連製のヘリコプター「Mi17」で、4〜5キロ、フィンランド領空に入ったと話した。 ロシアがフィンランドの領空を侵犯するのは今年2度目。先月8日にも、ロシア軍の所有する輸送機が短時間、フィンランド領空に入った。 フィンランドのサンナ・マリン(Sanna Marin)首相は4日、デンマーク・コペンハーゲンで北欧諸国の首脳らと共同会見を行い、NATOに加盟申請をする場合、スウェー
ロシア軍が撤退したウクライナ北東部の防衛を担当する予備役中尉は「祖国を守りたり」という強い愛国心を持っているが、同僚の中には軍の腐敗に嫌気が差して「辞める寸前のものがいる」とTimes紙に語った。 参考:Corruption leaves Ukrainian reserves without weapons and supplies 今は不正な手段で利益を得ようと考えるウクライナ人が極少数であることを祈るしかないウクライナの国防部門における腐敗や不正は非常に有名で、国際関係の分析と評価を行うModern Diplomacyも「この国の政治家にとって軍需物資の横流しは簡単に稼げる収入源でしかなく、政権が交代しても脈々と受け継がれてきた悪習の一つだ。せっかく国防予算を増額(GDP比:2012年/1.6%→2020年/4.1%)してもウクライナ軍の強化に直結しておらず、欧米からの軍事援助も気がつ
ロシアのウクライナ侵攻後、ロシアが通常兵器のみならず、核戦力を使用することに対する懸念が高まっている。ロシアが万が一にも核戦力を行使した場合、米国はどのような対応を取るのか。実は米国はバイデン大統領と同じ民主党のオバマ政権の末期、ロシアの核使用を想定した机上作戦演習を行い、具体的な報復の対象を選んでいた。 【写真】ロシア去る判断「正しかった」 国後島から泳ぎ渡航の男性 ラトビアの首都リガに拠点を置き、ロシアに関する独自の報道を続けている独立系ニュースサイト「ザ・インサイダー」はこのほど、米国の著名ジャーナリストの調査報道を引用する形で、米国の報復シナリオに関する特集記事を掲載した。同盟国への核攻撃に核で反撃しない選択肢も示されるなど、ロシア侵攻後、日本でも始まった「核の傘」による安全保障を巡る議論にも一石を投じるものとなっている。(共同通信=太田清) ▽現実的な脅威 ここで、核に関して、米
ロシア軍に包囲されつつあるキエフ…停戦は じりじりとロシア軍が迫るウクライナの首都・キエフ。首都攻防の行方とウクライナ侵攻の結末について、今後どのようなシナリオが考えられるのか。4人の専門家に話を聞くと、いずれも「すぐに停戦には落ち着かないだろう」という予測だった。 【防衛省 防衛研究所 高橋杉雄氏】 ・キエフ包囲が阻止され、膠着状態が続けば“ワイルドカード”として、ロシア軍は生物化学兵器使用の可能性 ・戦争に勝ったとしても、経済制裁は終わらずロシアは厳しい 【元産経新聞モスクワ支局長・大和大学 社会学部 佐々木正明教授】 ・キエフが陥落したら280万人都市が火の海になり、21世紀最大の悲劇に。キエフ陥落は絶対にあってはならないシナリオ ・ポイントは停戦交渉。国際社会が一致団結してプーチンの戦争をやめさせるしかない 【日本大学 危機管理学部 小谷賢教授】 ・キエフが陥落する可能性は高い ・
(CNN) ロシア人の著名実業家の自殺が相次いで報じられている。1月下旬以降に少なくとも5人の自殺が報道され、そのうち3人は自らの命を絶つ前に家族を殺害した疑いがかけられている。 自殺したと報じられた5人のうち4人はロシア国営エネルギー大手ガスプロムか、その子会社とつながりのある人物だった。 CNNはガスプロムに問い合わせたものの返答はない。 国営RIAノーボスチ通信によると、レニングラード近郊のレニンスキー村では今年1月30日、ガスプロムの男性幹部が自身のコテージで死亡しているのが見つかった。 RIAによると、現場で遺書が見つかり、捜査員は自殺とみて捜査を進めている。ロシアの放送局RenTvはこの男性をガスプロム・インベスト社の輸送部門責任者レオニード・シュルマン氏と特定した。
ロシアによる軍事侵攻から2カ月以上たち、ウクライナの農業は大きな打撃を受けている。今年の生産予想は戦争の行方によって大きく振れるが、現時点で穀物や油糧作物の生産量は前年の4割減という見方が出ている。占領地域の存在や畑に残る地雷、物流の混乱などが立ちふさがる。 大豆や野菜などの作付けが難しくなっている他、これから収穫する冬小麦の畑にまかれた地雷が農作業を難しくしている。政府などによると、今年の穀類生産量は6300万トン、前年の1億トンを大きく下回る見通しだ。マリウポリなど黒海沿岸地域で激しい戦闘が続き、海上輸送を主力とする輸出は、引き続き大きく制限されそうだ。 余り注目されていないが、ウクライナの有機農業が痛めつけられている。ウクライナの有機農業生産は2020年に46万2200ヘクタールで行われていた。最大の産地は南部のヘルソン地域で8万2000ヘクタール、東部のザポリージャ地域の4万500
フィンランド・ヘルシンキで、共同会見に臨む北大西洋条約機構(NATO)のイエンス・ストルテンベルグ事務総長(左)とサウリ・ニーニスト大統領(2021年10月25日撮影)。(c)Vesa Moilanen / Lehtikuva / AFP 【4月29日 AFP】北大西洋条約機構(NATO)は28日、フィンランドが加盟申請するならば、手続き中はロシアの介入から守ると表明した。フィンランドはNATOの意向を歓迎した。 NATOのイエンス・ストルテンベルグ(Jens Stoltenberg)事務総長はベルギー・ブリュッセルで記者会見し、フィンランドとスウェーデンの加盟申請から手続き完了までの期間について、「何らかの措置を取ることができると確信している」と述べた。 軍事的中立を掲げてきたフィンランドとスウェーデンは、ロシアのウクライナ侵攻を受け、ロシアに対する抑止力としてNATO加盟を議論している
ウクライナの首都キーウで、攻撃を受けた現場から立ち上る煙(2022年4月28日撮影)。(c)SERGEY VOLSKIY / AFP 【4月29日 AFP】(更新)国連(UN)のアントニオ・グテレス(Antonio Guterres)事務総長が訪問中のウクライナの首都キーウが28日夕、ロシア軍によるミサイル攻撃を受け、救急当局によると10人が負傷した。同市への攻撃は今月中旬以来。 市内では午後8時15分(日本時間29日午前2時15分)ごろ、大きな爆発音が響き、都心西部の住宅街に向けて緊急車両が出動した。 緊急対応当局によると、ミサイル1発が25階建てのマンションに着弾し、二つの階が損壊。AFP特派員も、低層ビルが炎上して黒煙を上げる現場に救急隊が出動したのを確認した。 国連人道問題調整事務所(OCHA)のサビアノ・アブレウ(Saviano Abreu)報道官は、グテレス氏を含む国連代表団は
ウクライナの首都キーウで行われた、同国とロシアの友好関係を象徴する銅像の解体作業(2022年4月26日撮影)。(c)Genya SAVILOV / AFP 【4月27日 AFP】ウクライナの首都キーウで26日、同市中心部に設置されていた旧ソビエト連邦時代のウクライナとロシアの歴史的関係を象徴する銅像が解体された。AFP特派員が伝えた。 ビタリ・クリチコ(Vitali Klitschko)市長はソーシャルメディアへの投稿で、像の撤去を決めた理由として、ロシアのウクライナ侵攻に言及。銅像は2人の労働者をかたどったもので、1982年に「ウクライナとロシアの再統一」を記念して設置されたと説明した。解体作業では「象徴的なことに、クレーンで像を持ち上げようとしたら、ロシア人労働者の頭部が落ちた」という。 2014年にロシアがウクライナ南部クリミア(Crimea)半島を併合し、同国東部の分離独立派に政治
背中に6発を超える銃弾 ウクライナではロシア軍撤退後のキーウ(キエフ)北郊で見つかった集団墓地から回収された遺体の検視が進んでいる。そうしたなか、女性たちの遺体からロシア兵に殺害される前にレイプされていた証拠が見つかっているという。 「銃殺される前にレイプされていたことを示す遺体が何体かあります」と、ウクライナ人法医学者のウラジスラフ・ペロフスキーは言う。彼のチームは、ロシア軍が約1ヵ月にわたり支配していたブチャやイルピン、ボロジャンカで検視解剖を行っている。 「まだ検視すべき遺体が何百体とあり、データを集めている途中なので詳細は明かすことはできませんが」と言うペロフスキーによれば、背中に6発を超える銃弾を受けて殺害されていた女性が何人もいたという。 彼のチームは1日に約15体を検視しており、その多くがバラバラに切断されるなど損傷が著しいと話す。 「焼かれた遺体、外見がひどく損なわれた遺体
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