新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)による死者数は、14日までの公表ベースで200万人近くに上っているが、実際の状況はずっと悪い。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)による死者数は、14日までの公表ベースで200万人近くに上っているが、実際の状況はずっと悪い。
アメリカCDC=疾病対策センターは、ことし1月末から今月はじめまでの間に、アメリカで統計などから予想される死者数を、実際の死者数が上回る「超過死亡」が、およそ30万人に上るとする報告を発表しました。新型コロナウイルスによる死者が3分の2を占めますが、CDCは、ほかの病気で死亡したケースなど、間接的な影響についても調べる必要性を指摘しています。 CDCが20日に発表した報告によりますと、アメリカで、ことし1月26日から今月3日までの間に、統計などから予想される死者数を実際の死者数が上回る「超過死亡」は29万9028人でした。 このうち新型コロナウイルスの感染による死者は、およそ3分の2にあたる19万8081人で、ニューヨークを中心に感染が拡大した4月上旬、急速に増えました。 死者数を年代別に見ると、25歳から44歳が、過去5年間の平均値に比べて26.5%と最も増えたほか、人種別では、ヒスパニ
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ニューヨーク市の保健当局は、市内で新型コロナウイルスによる感染症で死亡した人は報告されている数よりも5000人ほど多い可能性があるとする推計結果を発表し、正確な致死率などを知るために市内で死亡した人の原因を詳しく調査する必要があるとしています。 それによりますと、この期間に市内で死亡した人の数は3万2107人でしたが、このうち2万4000人余りが新型コロナウイルスに関連して死亡したと推計しています。 同じ時期に当局が把握した死者数は、感染の疑いがある人を含めておよそ1万9000人で、およそ5000人が新型コロナウイルスによる死者と把握されてこなかった可能性があるとしています。 ニューヨーク市は、検査や治療を受けずに自宅で死亡したり、検査を受けたものの誤って陰性と判定されたりした人が含まれるものとみています。 ニューヨーク市は「流行の全体像を把握し、致死率に与える影響を知るために、新型コロナ
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