冒頭の写真は、アレックス・カーさんが著書『ニッポン景観論』(集英社新書)の中で使った、日本の「景観テクノロジー」とヴェネツィアの町をモンタージュしたものです。 添えられたキャプションのブラックユーモアに、思わず笑ってしまいます。 ……しかし、笑った後に一抹の疑問にとらわれないでしょうか。 日本にはすばらしい歴史的遺産や文化が各地にあります。それらは21世紀の有望産業といわれる「観光業」を支える資源であり、世界に比肩する大いなる資産(レガシー)です。それなのに、現実ではこのモンタージュのような「景観工事」がいたるところで繰り広げられ、その価値を損なっています。 アレックスさんのユーモラスで辛辣な視点から浮き彫りになる、日本の景観が抱える問題点とは何か。それに対する有効な処方箋とはどういうものか。日本の都市とコミュニティについて、多くの取材を手がけてきた清野由美さんが聞き手になって、それらを探
東京五輪組織委員会の森喜朗会長(78)が、新国立競技場の旧計画が白紙撤回となって以降、自身に批判集まっていることへの不満を爆発させた。 15日、団体ボールゲームの活性化を目指す日本トップリーグ連携機構の感謝の夕べに出席。遠藤利明五輪相の講演会の後に壇上に立つと、不服を述べた。 まずは14日に公表された新計画について「B案がいい」と話したことが、一部で批判されたことへの怒りから演説は始まった。 森会長 記者から聞かれて言っただけだ。はめられた。しかも、私に決める権限はない。何が悪いんだ。みんな(自分が決めると)思い込んでいる。 文部科学省の検証委員会(委員長・柏木昇東大名誉教授)が、森会長らがメンバーだった「国立競技場将来構想有識者会議」が無駄で非効率と結論づけたことにも収まらない。 森会長 (検証委員会の)議事録を読んだが(自分が)圧力をかけたことなんか出ていない。 次の矛先は河野太郎行革
さて皆さん、こんにちは。本日はサッカーの話じゃなくて、タイトルの通りに「ジャイアントキリング」の話でもしようかと思います。この話をしようと思ったのは、皆さんご存じでしょうが、ラグビーW杯で、日本代表が南アフリカ代表を破るという快挙を成し遂げたからです。この試合については、すでに各所で話題になってますし、試合内容については触れません。日本代表対南アフリカ代表の試合の内容については、他所の記事を当たってみてくださいな。 あらかじめ言っておきますが、ラグビー日本代表が成し遂げた事は、サッカーを喩えに使って説明するのは困難です。というのも、ラグビーはあらゆるスポーツの中で、最もジャイアントキリングが起きにくいスポーツだからで、ラグビー日本代表の五郎丸が「ラグビーに奇跡はない」って話をしてますが、ラグビーで強いチームは格下には負けません。そーゆースポーツの為に、劇的な試合展開と相まって「スポーツ史上
森喜朗元首相との会談を終え、うつむきがちに無念の表情のような安倍晋三首相=17日午後、首相官邸(斎藤良雄撮影) 総工費の膨張が批判を浴びている新国立競技場の建設問題で、安倍晋三首相が建設計画の白紙撤回を表明した17日、これまで財源確保や建設計画を推進してきた文部科学省内からは戸惑いや先行きを不安視する声が相次いだ。 「白紙って、これまでの手続きをどこまで戻すのか…」。安倍首相の白紙撤回表明を受け、文科省職員の一人は抜本的な方針転換に絶句。「『今からの見直しはほぼ不可能に近い』と国会などで説明してきたのに、今からのスタートで本当に間に合うのか」と首をかしげた。 目標の予算規模も未定の中、今後国際コンペでのデザイン選定と業者選びが再び行われる予定だが、文科省幹部は「業者を選び直すにしても、工事の遅延などで完成時期が少しでもずれ込むと五輪開催に間に合わない恐れがある。工事を請け負うゼネコン業者側
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