【北京=川手伊織】中国外務省の趙立堅副報道局長は23日の記者会見で、台湾の環太平洋経済連携協定(TPP)への加盟申請に強く反発した。「台湾がいかなる公的な性質を帯びた協定や組織に参加することにも断固反対する」と述べた。台湾の加盟阻止に向けた関係国への外交的な働きかけを強めるとみられる。趙氏は、中国大陸と台湾が1つの国に属するという「一つの中国」が「国際社会における普遍的な共通認識だ」と強調し
トランプ米大統領(右)との首脳会談に臨む安倍晋三首相(c)朝日新聞社 日米首脳が25日の会談で合意した米国産飼料用トウモロコシの大量輸入について、農業関係者から疑問の声が上がっている。 菅義偉官房長官は27日午前の会見で、安倍晋三首相が表明した大量輸入について「(日本国内で)供給が不足する可能性がある」と説明した。日本では、7月からガの幼虫である「ツマジロクサヨトウ」の発生が確認されていて、九州地方を中心に11県で被害が出ている。そのため、米国から年間輸入量の3カ月分にあたる275万トン程度が輸入される見込みだという。トランプ米大統領は日本の輸入額について「数億ドル(数百億円)」と述べている。 では、ツマジロクサヨトウの被害はどの程度なのか。275万トンを輸入するということで、すでに供給不足になっているのかと思いきや、農水省に確認したところ「現状で営農活動に影響は出ていません」(植物防疫課
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