記者の不起訴処分を報じる北海道新聞の4月1日朝刊紙面。編集局長名で「不起訴に当たって」とコメントを掲載した 北海道旭川市の国立大学法人旭川医科大で2021年6月、取材をしていた北海道新聞社(道新)の20代の女性記者が建造物侵入容疑で現行犯逮捕された。今年3月に不起訴処分となり捜査は終結したが、取材中の記者が逮捕されたことで、社会的に関心の高い問題についての「報道の自由」がどこまで許されるのかが問われた。 道警などによると、記者は6月22日、立ち入り禁止とされた同大構内に許可を得ず立ち入ったとされる。 この日、同大では吉田晃敏学長(当時)の解任を審査する学長選考会議が開かれていた。吉田氏は新型コロナウイルスの感染者受け入れを訴えた同大病院の院長に辞任を迫る発言をし、学長選考会議が設置した外部調査委員会がこれをパワーハラスメントと認定。吉田氏は6月17日に文部科学相に辞任を申し出たと公表し、選
2022年3月 日本新聞協会 2019年7月18日、36人もの命が奪われた京都アニメーション放火殺人事件が起きました。日本新聞協会では、この痛ましい事件をきっかけに、報道のあり方について改めて議論してきました。特に、犠牲者を実名で報じたことに関して読者などから様々な意見が報道各社に寄せられたことから、事件や事故で犠牲になった被害者の実名報道について、子どもを亡くされた遺族や弁護士など専門家の方々からも意見を伺いました。昨年12月17日には大阪で26人が犠牲となる放火殺人事件も起きており、考え方を整理しましたので、一問一答の形で、お伝えします。 Q1:なぜ事件の犠牲者を実名で報じるのですか? Q2:遺族などの匿名希望は考慮していますか? Q3:実名の報道は報道側の利益のためではないのですか? Q4:犠牲者や遺族のプライバシーを侵害していませんか? Q5:遺族などへの取材では、どのような配慮を
おととい、東京・池袋のホテルで24歳の女が82歳の男性を殺害した事件で、女が「パパ活をしていた」と供述をしていることが分かりました。 池袋駅近くの路上で男性と話す藤井遥容疑者(24)。その後、藤井容疑者は300メートルほど離れたホテルの部屋で今野勝蔵さん(82)の胸などをカッターナイフで刺し、殺害したということです。 警視庁によりますと、藤井容疑者は犯行後、知人の小林優介容疑者(29)らと合流し、逃走したということです。翌朝3人はJR西八王子駅に向かい、駅を出たところで捜査員に確保されました。 確保の様子を見た人 「女性を5、6人たぶん捜査員だと思うんだけど、囲っていたというか、連れていた」 逮捕直後の藤井容疑者をのせた捜査車両からは、泣き声が聞こえてきました。取り調べに対し、藤井容疑者は容疑を認めたうえで「パパ活をしていた」と供述しているということで、警視庁は犯行のいきさつを詳しく調べて
取材目的で公共施設に足を踏み入れた新聞記者が、建造物侵入の疑いで現行犯逮捕された――。2021年6月に北海道・旭川で起きた「事件」だ。 容疑者となった記者の勤務先・北海道新聞では、この事件をめぐって編集幹部と現場との間に大きな溝が生まれることになる。 原因は、取材先の対応や警察の捜査を批判せず、現場に全責任を負わせるかのような幹部の姿勢。のちに公開された読者説明記事はおよそ歯切れの悪い釈明となり、全社員に参加が呼びかけられた社内説明会は幹部の開き直りの場となった。 若手記者のみならず採用内定者にまで社への不信が広がる中、ここ3カ月ほどは新たな動きが伝えられず、一部で求めがあった第三者調査委員会の設置なども実現しないままだ。 時間とともに語られなくなったその事件はしかし、今も終わっていない。(ライター・小笠原淳) ●道新の労働者7割が「実名は不適切」 一報が伝わったのは、2021年6月22日
新潟県の地方紙、新潟日報上越支社の報道部長がインターネットのツイッターで弁護士に対する暴言を書き込んでいた問題で、過去にも問題のある書き込みがあることが分かり、会社はこの報道部長の職を解くとともに、近く社としての最終的な処分を決めることにしています。 新潟日報では本人とともに24日、弁護士の事務所を訪れ、酒を飲んでいたことや職場のストレスから暴言を書き込んだと説明し、謝罪したということです。 新潟日報では処分を検討していましたが25日、部長職を解き、本社の経営管理本部付けにしたということです。 過去にも複数の問題のある書き込みがあったということで、新潟日報は内容や経緯についてさらに詳しく調査を進め、近く社としての最終的な処分を決めることしています。 この問題で新潟日報には26日までに電話などで数百件の抗議や苦情が寄せられたということです。
新潟県の地方紙、新潟日報の上越支社の報道部長が、水俣病訴訟の弁護団長を務める弁護士に対し、インターネットのツイッターで「弁護士やめろ」などと暴言を書き込んでいたことが分かりました。新潟日報は本人とともに24日、弁護士に謝罪したということです。 新潟日報によりますと、この部長は新潟水俣病3次訴訟の弁護団長を務める県弁護士会の高島章弁護士に対し名前を明かさずにインターネットのツイッターで「弁護士やめろ」とか「こんな弁護士が訴訟の主力って本当か」などと複数の暴言を書き込んだということです。 その後、書き込みは報道部長ではないかという指摘があり、高島弁護士が新潟日報に確認したところ本人が書き込みを認めたということです。 報道部長は、編集局の幹部とともに24日高島弁護士の事務所を訪れ、酒を飲んでいたことや職場のストレスから暴言を書き込んだと説明し、大変失礼なことをしたと謝罪したということです。 新潟
新潟日報(新潟市)は24日、同社上越支社の坂本秀樹報道部長がツイッターで新潟水俣病3次訴訟の原告側弁護団長の高島章弁護士に対し、不適切な書き込みをしていたとして謝罪したことを明らかにした。 同社によると、坂本部長は20日、匿名でツイッターに「こんな弁護士が3次訴訟の主力ってほんとかよ。患者さんがかわいそう」「はよ、弁護士の仕事やめろ」などと 誹謗 ( ひぼう ) 中傷する内容を書き込んだ。 坂本部長は24日、同社編集局幹部とともに高島弁護士の事務所を訪れ、「仕事のストレスがあり、書き込みした当時は酒を飲んでいた」と説明、謝罪した。同社経営管理本部は「本人等から聴取し、調査を進めている。社として対処すべきことがあれば適切に対応していく」とのコメントを出した。
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