中日・山井 引退試合のマウンドで有終の三振斬り 万感の思い抑え切れず
今季限りで現役を引退する中日の山井大介投手(43)が7日、バンテリンドームナゴヤで会見し、2007年の日本シリーズ第5戦での完全リレーについて「優勝したかった。それだけがチーム一丸としての目標だった。その舞台で投げていること自体がプレーヤーとして最高に幸せな瞬間だった」と振り返った。 王手をかけた一戦に先発すると、日本ハム打線を相手に8回まで1人の走者も出さなかった。完全試合へ大きな注目が集まる中、当時の落合監督は1―0の9回から守護神岩瀬を投入。その岩瀬が三者凡退で締め、継投による完全試合で53年ぶりの日本一を達成した。山井の交代を巡ってはプロ野球ファンのみならず広く議論を呼んだ。 その後ノーヒットノーランや最多勝を達成するも、話題に上るのは日本シリーズの投球。重圧にならなかったのか―。そのことについては山井は「僕らしいですね。最多勝は取らせていただきましたけど、長い間やらせてもらったわ
黄金期のドラゴンズを知るベテランに決断の時が訪れた。今季はここまで1軍登板なし。ここ数年は若手の台頭もあり出番も減っていた。ファームでは今季19試合7勝5敗、防御率3・94と先発ローテを守ってきたが、家族や周囲に「もうやり切ったという思いがある」と伝え、現役引退を決意した。 山井は神戸弘陵高、奈良産業大から河合楽器に進み、2002年にドラフト6巡目で入団。キレのある直球と伝家の宝刀スライダーを武器に頭角を現し、先発、リリーフとさまざまな場面で存在感を発揮した。中でもプロ野球ファンの記憶に深く刻まれているのは2007年の日本シリーズ。王手をかけた第5戦に先発すると、日本ハム打線を相手に8回まで一人の走者も出さないパーフェクト投球をみせた。
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