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毎日ことばに関するmohnoのブックマーク (12)

  • 「泥試合」は不適切にもほどがある?

    朝ドラの「ブギウギ」の中に出てきた雑誌に「泥試合」の見出しがありました。辞書では「泥仕合」しか掲げていないものが多く、毎日新聞でも「泥仕合」にしていますが、このドラマの場合はどうでしょう。考えた上でNHKに聞くと……。 NHKの連続テレビ小説は大体欠かさず見ています。2月21日の「ブギウギ」に、雑誌の見開きの見出しがおどろおどろしい書体ではっきり映っていました。 福来、茨田二大女王の泥試合! 犬猿のブギ對ブルース! ドラマの中の「泥試合」は間違いか 戦後まもなく「東京ブギウギ」などをヒットさせたヒロイン、福来スズ子と「ブルースの女王」こと茨田りつ子(モデルは笠置シヅ子と淡谷のり子)が雑誌記者の口車に乗り対談したことを報じる記事の見出しです。 「泥試合」。毎日新聞では「泥仕合」に直す字です。辞書もほとんどが「泥仕合」となっています。語源説としては歌舞伎で泥だらけになって争う舞台からきたとのこ

    「泥試合」は不適切にもほどがある?
    mohno
    mohno 2024/02/25
    「ブギウギ」見てないけど、雑誌の見出しなら意図的な漢字間違いくらいはありそう、と思ったら「正しい表記は「泥仕合」でした。確認が不十分でした」
  • 消化管の中は「体内」か「体外」か

    鳥にべられて分布を広げる昆虫。卵が「鳥の体内で移動」とありましたが、学問的に消化管の中は「体外」とされることがあります。生物学の研究に関する原稿で、卵は消化されて鳥の体内に入ってしまうと生き延びられないため、厳密に表記した方が良いのではと提案しました。 同意を得て「鳥に運ばれて移動」と修正しました。 消化管の中は体外であるという捉え方については、「『ちくわの穴』は、『ちくわ』ではない」という説明がイメージしやすいでしょうか。体の外から物が入り、排出される一の管であると考えられるためです。 関連記事:人体は「ちくわ」 消化管の中は体の外(毎日新聞医療プレミア)

    消化管の中は「体内」か「体外」か
    mohno
    mohno 2024/02/15
    「学問的に消化管の中は「体外」とされることがあります」←そうなのか。「『ちくわの穴』は、『ちくわ』ではない」
  • 距離が「のびる」にも使い分けの意識

    最多だったのは、駅伝の区間には「延びる」、ミサイルの射程には「伸びる」と使い分ける選択肢でした。どちらの表記でも意味が通じる場合は多いのですが、回答を総体としてみると使い分けの意識が浸透しているように感じます。 区間は「延びる」、射程は「伸びる」が優勢 回答自体を見ると、使い分ける選択肢をとった人は54.6%で半分強なのですが、回答を整理し直すと「延びる」と「伸びる」の間で使い分けがなされているように見えます。 「駅伝」と「ミサイル」それぞれで分類し直すと以下のようになります。 ・(駅伝の区間距離が)延びる/伸びる 69.8%/30.3% ・(ミサイルの射程が)延びる/伸びる 36.6%/63.5% 駅伝の方は7割が「延びる」、ミサイルの方は6割以上が「伸びる」と、いずれも3分の2前後の意見がまとまった格好になります。回答の際に見られる解説で書いた、出題者が何となく持っている感覚と一致して

    距離が「のびる」にも使い分けの意識
    mohno
    mohno 2024/01/16
    「《伸》と《延》は、『延伸』という熟語があるように、意味がとてもよく似ていて、使い分けが難しい」「「延びる」と「伸びる」は、どちらを使っても意味は通じるので、あまり厳密な使い分けは意識されないかも」
  • 「伸ばす」と「延ばす」

    足を「のばす」。屈伸の時のように実際に足を「まっすぐにする」場合は「伸ばす」ですが、「そこまで行く」という意味なら「延ばす」。「伸」と「延」は使い分けに迷うときも少なくありません。 例えば、行列は「延びる」。 「伸びる」は、縮むの対語で、「延びる」は延長、広がる、時間を引き延ばす、遅れるなどの意味で使い分けます。 決めかねるケースは仮名書きでよいことにしています。 のばす・のびる・のべる 伸〔縮の対語。背のびする、まっすぐになる〕 売り上げが伸びる、絵の具・クリームを伸ばす、学力が伸びる、髪を伸ばす、記録を伸ばす、草木が伸びる、ぐったり伸びる、経済の伸び率、才能を伸ばす、差し伸べる、身長が伸びる、救いの手を伸べる、勢力を伸ばす、捜査の手が伸びる、手足を伸ばす、手を伸べて助け起こす、伸びたそば、伸び縮み、伸び悩み、伸び伸びと育つ、日脚が伸びる、飛距離を伸ばす 延〔延長。広がる、時間を引きのば

    「伸ばす」と「延ばす」
  • 「してほしい」だけじゃない 漢字で書けるのに仮名にする言葉

    と注記しています。 すっきり分けにくい場合も 動詞の下に付けて補助的に使えば漢字の意味が意識されないと考えられるわけですが、形だけでわかるとは限りません。 動詞の下に付いていても 「傘を学校に置いて来てしまった」「子供を家に置いて行く」 などは、「来る」「行く」にも意味があって漢字で書いてもよさそうです。 同じ「しれない」でも 「彼ならあんなことも言うかもしれない」 「あんなことを言う彼の気が知れない」 ――と、後者は漢字で書いてもよさそうです。 「意味が薄れた」かどうかは微妙で難しいものがあります。毎日新聞用語集は「言う」「いう」の書き分けをこのように例示しています。 「大家といえば親も同然」という例が挙がっていますが、「といえば」でも 「気にならないと言えばうそになるが……」 のように使う慣用句では、実際には言わないけれど「口に出して言ってしまうと」という感じなので「言」を使ってよさそ

    「してほしい」だけじゃない 漢字で書けるのに仮名にする言葉
    mohno
    mohno 2022/09/19
    「文化審議会が今年1月にまとめた「公用文作成の考え方」」←国語審議会って、とっくに廃止されて(2001年)、今は文化審議会国語分科会が継承してるんだ(wikipediaより)
  • グーグルさん、なかなか確認できないんですけど――検索エンジン比較

    「独立」の検索結果に仰天 日が第二次世界大戦で戦った連合国との間で結んだサンフランシスコ講和条約。これが発効した日は日が占領下からの独立を回復した日でもあります。この日付を調べようとして、たまげました。グーグルで「日 独立 いつ」と検索すると、大きな文字でドーンとこの結果が表示されたのです(上の画像)。 これは伝説上の神武天皇の即位とされる日です。「建国記念の日」のもとにもなっています。一瞬「皇国史観」の設定かとも思いましたが、よく見ると小さく「日/設立」とも出てきます。つまりグーグルは「独立」と「設立」「建国」を同義語と認識してこの結果になったのでしょう。 このようにパソコンに画面で一番目立つように“誤答”が表示されるのは困ったものです。“正解”を表示させるためには、検索語の入力にちょっとした手間をかければいいことをご存じでしょうか。それは、“ ”という引用符を検索語につける

    グーグルさん、なかなか確認できないんですけど――検索エンジン比較
    mohno
    mohno 2022/04/17
    「私はマイクロソフトの回し者ではありませんよ」←マイクロソフトは言わないだろうな。AppleがMacOSがマイナーなせいで攻撃されにくいのを「Windowsより安全」って言っちゃうようなもんだよ(Appleは言ってたが)
  • 何となくわかる? 「動画」と「アニメーション」の差

    「違和感がある」とした人が半数を超えました。しかし、許容範囲も含め「そのままの表現でも大丈夫」と考える人が8割と、そこまでダブり感を気にしなくてもよかったのかなと思っています。 出題者としては「動画」と「アニメ」はなんとなく別物のイメージだったので、初めは違和感なく読んでいたのです。そもそも文部科学省のデジタル教科書についての説明では「動画・音声やアニメーション等のコンテンツ」と分けて表記されています。 「動画」と「アニメ」は違う? 同じ? では、動画とアニメーションの境目はどこにあるのでしょう。【アニメーション】を辞書で引くと、多くの語釈に「動画」と書かれています。また「動きのない絵や人形を一こまずつ撮影して、映写したときに動いているように見せる映画」(明鏡国語辞典2版)とも。2次元のイラストからなる作品の他に、ストップモーションといった、いわゆる3次元の物を少しずつ動かして撮影する技法

    何となくわかる? 「動画」と「アニメーション」の差
    mohno
    mohno 2021/03/21
    「レコーダーのリモコンの「巻き戻し」表記がいつのまにか「早戻し」になっていたという怖い話」←古いDVDレコーダーのリモコンが「早戻し」だった。CDプレイヤーの頃からそうなのでは?という気はしないではない。
  • 「ト」と「卜」の違い、分かる?

    正しい見出しは上? それとも下? そもそも違いが分かりますか? 違うのはカタカナの「ト」か漢字の「卜」か。単独で見ると、見抜くのはほとんど不可能ではないでしょうか。この日の担当者はPDFに検索をかけて“間違い”を指摘しました。 上の画像では、間違っていると指摘したのは下。それを上のように直したのです。 重ねて切り替えてみると違うのが分かりますが、差はほんのわずかです。 酷似したカタカナと漢字では、他に「二」と「ニ」、「タ」と「夕」などもありますが、「ト」と「卜」はそれらを上回る見分けにくさのような気がします。 日テレビのアナウンサー、水卜麻美(みうら・あさみ)さんの「卜」はカタカナの「ト」ではありません。これに対しTBSのアナウンサー、新タ(にった)悦男さんは漢字の「夕」ではなくカ… http://t.co/vR67NPPBdh pic.twitter.com/9Vvm05JaOh —

    「ト」と「卜」の違い、分かる?
    mohno
    mohno 2021/02/13
    「カタカナの「ト」か漢字の「卜」か」←こういう人が読んでも分かりづらいものは文字認識で死にそう(前後から推測するしかできそうにない)
  • ギョーザの漢字は? チコちゃん、それはないよ

    NHK「チコちゃんに叱られる!」でチコちゃんが「ギョーザ」を漢字で書く問題を出しました。豊川悦司さんが書いたのは「飠」に「交」と「子」。これをチコちゃんは不正解としました。それはないよ。チコちゃん、トヨエツにダメ出ししてんじゃねーよ! 「しょくへん」が「飠」ではダメなのか トヨエツこと豊川悦司さんがNHK「チコちゃんに叱られる!」に出た回。チコちゃんが出演者に正解されて「ボーッと生きてんじゃねーよ!」という決めぜりふを言えない悔しさを紛らすために「ギョーザ」を漢字で書く問題を出しました。 豊川さんがボードに書いたのは、おちゃめなことに「飠」の右にギョーザの絵。その下に書かれていたのは「飠」に「交」の「子」でした。 これをチコちゃんは不正解としました。正解は「餃子」で、「しょくへん」の下は「二」みたいな横線でなければいけないということです。 それはないよ。チコちゃん、トヨエツにダメ出ししてん

    ギョーザの漢字は? チコちゃん、それはないよ
    mohno
    mohno 2020/10/04
    「要するに…それぞれ同じ字」/「王将」の箸袋は、わざわざ撮影にいったのだろうか。/要するに豊川悦司さん、すごい。「「同じ字でもいろいろな形がある」ということを、5歳児にも分かるように伝えてほしい」
  • 「~たり、~たり」を省略しない理由 | 毎日ことば

    省略すると誤解の可能性も それでも最初の「たり」で並列だと分かるのだから、とか、当然・自明のことは省略していくのが言葉の作用の常であり誤解を生むような実害はないのだから、などと思われる方もおられると思います。そこで、次に毎日新聞用語集をごらんください。「誤りやすい表現・慣用語句」の章に「…たり(だり)」の項があります。 「脅したりすかしたり」のように「たり」を重ねるのが基形。「遊んだり学ぶのを手助けする」のように後の「たり」がないと、「遊ぶ」と並立させているのが「学ぶ」か「手助けする」か不明確なので、列挙の場合はできるだけ「たり」を繰り返す 毎日用語集には誤解の可能性があることが明示されています。「遊んだり学んだりするのを手助けする」なのか「遊んだり学ぶのを手助けしたりする」なのかが分からなくなるわけです。こと機能の面からすれば、やはり後ろの「たり」を省略しないほうがよいと言えると思いま

    「~たり、~たり」を省略しない理由 | 毎日ことば
    mohno
    mohno 2020/09/13
    「~たり、~たり」←省略するとWordで警告が出るので省略できないんだよなー。
  • テープが消えても「VTR」は生き延びる?

    「問題ない」とした人が最多で4割強。「許容範囲」の人も合わせると8割超が使用を受け入れるという結果になりました。物としてのビデオテープを見ることは減りましたが、言葉としての「VTR」は今後も使われていきそうです。 ビデオ「テープ」レコーダーだが… 回答から見られる解説でも記しましたが、「VTR」は「ビデオテープレコーダー」の略語です。辞書によっては「テレビジョンまたはテレビ-カメラからの映像・音声を、記録・再生する装置。ビデオ-デッキ」(大辞林4版)と説明するのみ。要するに記録媒体としてテープを用いる録画・再生機器ということですから、それを文字通りに受け止めるなら「VTRを見る」といっても四角い機械を見ることになってしまいます。 もっとも、「ストーブにあたる」という表現が「ストーブの火にあたる」ことであるのと同様に「VTRを見る」というのも一種の比喩で、機械ではなく録画映像を見るのだと考え

    テープが消えても「VTR」は生き延びる?
    mohno
    mohno 2019/10/29
    「VTR」←割と抵抗がある方なんだが、だからといって「消しゴム」をいちいち「プラスチック字消し」と呼ぶわけではないしなあ。「「筆箱」や「げた箱」のような言葉の最新バージョン」
  • 「ウラジミール」と「ウラジーミル」 ロシア人名の注意点

    図書館で借りた、19世紀ロシアを代表する文豪の一人、イワン・ツルゲーネフの「はつ恋」。ロシア文学「金の時代」の代表作です。 「はつ恋」(新潮文庫)裏表紙カバー 何気なく目に入った裏表紙の内容紹介には「16歳のウラジミールは……」とあり、チェコ系か何かの人の話だっただろうか、などとぼんやり考えたところで、はっとして中身をめくりました。 「はつ恋」(新潮文庫)文の表記は「ヴラジーミル」。裏表紙と合っていません。出版社のサイトを見てもの紹介文は裏表紙と同じ「ウラジミール」でした。 「ウ」と「ヴ」の違いは日語で表記しがたい音をどう文字にするかの問題で悩ましいところですが、文と裏表紙が合っていないのは気になります。しかしより気になるのが長音記号「ー」の位置です。 英語で綴ればVladimirで、表記に長音の要素があるわけではなく、「ウラジミル」と書かれることもありますが、ロシアではアク

    「ウラジミール」と「ウラジーミル」 ロシア人名の注意点
    mohno
    mohno 2019/08/26
    ちょっとキュプラスキーさん、呼んできて。/去年の記事なのか。
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